ある時、シンガポールのローカル校の先生方がチャンギ校を見学に来られました。そこでの出来事です。基礎基本のプレゼンテーションをして右下の絵の場面に来たときに全員の先生から悲鳴に近いこえがあがりました。それと共に基礎基本部長にたいして質問がとんだのです。
「この子の答案は全部間違ってるじゃないか！」

　違うのです。話をよくよく聞いてみると、シンガポールでは正しい答えには「∨」の印を打つのだそうです。間違っている問題には○を打って、「ここが間違ってるよ。」と知らせるのだそうです。そうやってみてみてみるとこの答案はすべて○がついていて、一つも「∨」がなかったので「すべて間違っている」ように感じたそうです。
　日本では、正解に○を打つと言うことを話すとまたびっくりしていました。
「特に良かったときに花丸を」なんて時には完全にローカルの先生方を未知の世界に連れて行ってしまった感がありました。
　そういえば、コーラル校の見学時にも同じような場面に逆の立場で出くわしたことを思い出しました。