シンガポールではタバコのパッケージが2004年8月から新しくなりました。大きく変わったのは警告表示です。日本だと「健康のため、吸い過ぎに注意しましょう」ですが今回はかなりインパクトのあるものに変えられました。 ご存じかも知れませんが、シンガポールは世界でも有数の「タバコの吸いにくい国」の1つです。価格の面からだとマイルドセブン1箱は9$以上(日本円で約610円)します。吸う環境については基本的に公共の場やエアコンの効いている室内は禁煙です。罰金もあります。レストランなどでは室内の席と屋外の席を用意して喫煙者に対応しています。 したがってシンガポール人は高いタバコ対策として隣国マレーシアや周辺国で低価格のタバコを買って持ち込んできます。その対策としてシンガポールは国内販売用のタバコは全く別のパッケージにしたのです。政府観光局もそのホームページ内で「※シンガポール国外輸出用の、リキュール(お酒)、紙巻きタバコ及びきざみタバコに、「Singapore Duty Not
Paid」というラベルの付いているものと、紙巻タバコに「E」の表示のあるものは、シンガポール国外での消費に制限されています。 シンガポールへの再持込は禁止されています。」として国外の安いタバコが国内に入ることを禁じているのです。 |
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(2004.6.22) たばこの箱に肺がん写真 シンガポールで義務づけへ 日経6月16日 シンガポール政府は8月から、国内で販売するたばこの箱に肺がんの写 真などを印刷することをたばこ会社に義務付ける。(中略) 〜 たばこ小売価格が、現在は9.5シンガポールドル(約610円)。喫煙者への包囲網がますます狭まっている。写真の絵柄はたばこのヤニで真っ黒になった歯茎、死亡寸前の乳児、たばこの煙にむせぶ家族など6種類。「喫煙はゆっくりとした苦痛のある死を招く」「喫煙は家族に悪影響を与える」などの警告文と合わせて、箱の表面の半分以上に印刷しなければならない。 |
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