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リレーは目標タイムを定めて

 

森口 玲(奈良・法則化飛火野)

 ただ単にタイムをとるだけのリレーではなく、走力の優劣に関係なく、どのチームも目の色を変えて取り組むことのできる高学年リレーの取り組み方。自分たちの走力から目標タイムを定め、そのタイムにどれだけ近づいたかを競うリレー。こうすることでバトンタッチの重要性に気づかせることができる。

 
■初めに全員の50m走のタイムをとる。

この50mのタイムをもとにしてリレーのチーム分けをするので最新のデータの方がよい。


 
■リレーのチームを作る。

各校のトラックの大きさによってメンバーの数は変わってくる。200mのトラックだと4人でくむのが良い。人数が足らないときには兄弟チームを作り、そこからメンバーを一人借りるようにする。一人の走る距離を50m仁設定する。このときに全体のタイムではなく、どれだけ目標タイム(自分たちの50m走のタイムの和)に近づいたかをめざすこと強調しておく。


■メンバーの50m走のタイムを合計し、目標タイムを決定する。

200mのトラックで実施する時を例に挙げてみる。A君8秒8 B君9秒3 Cさん9秒2 Dさん8秒9 だったとする。するとこのチームの目標タイムは 8秒8+9秒3+9秒2+8秒9となり、合計タイムが36秒2と出てくる。これがこのチームの目標タイムとなる。従って各チームごとに目標タイムが異なってくる。


■できるだけバトンパスはコーナーに設定する。

バトンパスのゾーンはできるだけコーナーに設置すると、後ろを向いてバトンをもらうことがどれだけロスになるかがわかりやすい。後ろをみて前の走者を見ながらコーナーでバトンをもらおうとすると、どうしてもまっすぐリードをしてしまい、自分たちの走路からオーバーしてしまう。すると、後ろを見ないでバトンをもらった方がタイムを縮めることができると言うことに気づきやすい。バトンの受け渡しも左で渡して右でもらうことを徹底すると、次走者がインコーナーに無理なく入っていくことができる。


■チーム間の競争を取り入れる。

チームごとに目標タイムと実際のタイムとの差を記録し、一番目標タイムに近づいたチームを優勝チームとする。


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