遮断機に負けた男

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みんなは遮断機が下りてくるときに、真剣白羽取りってやってみたくならない？

なるよね、なるよね？

とりあえず、そういう欲求には素直にすたがってしまう、お・い・ら♪

仕事に行く途中、ちょうど遮断機が下りてきて、まわりに人がいない状況に陥りました。
いつもより早く家を出ていたおいらは、
「これはチャンス！！」
とばかりに、真剣白羽取りにレッツチャレンジ♪

遮断機が降りてくる力なんて、そんなに強いモンじゃないと予想していたんだけど、そこの遮断機は何度も折られていたため、折られないように強化されているスーパー遮断機だと知った時は、もう後の祭り...

予想外の遮断機の力に、
「ふんぬっ！！やるなコイツ！！」
と奮闘するおいら…

そんなさなか、曲がり角から人の気配が！？
「やばっ！！」

とおいらの注意がそっちに一瞬うつった瞬間に、おいらの手がつるっと...

いい具合にしなった遮断機が、
おいらの顔を強打！！

その場にうずくまるおいら・・・

目の前を星がちかちかしてました。

鼻血が滝のように出てきました。

涙がとめどなく流れてきました。

ちょうどそれを目撃したおばちゃんが
「大丈夫？」
と声をかけてくれました。
・・・が、そのおばちゃんは頬を引きつらせ笑いをひっしに堪えていました・・・

そのおばちゃんの家で、手当をしてもらいました・・・

それ以降、そのあたりを歩いているとおばちゃんに指を刺されて笑われるようになりました・・・

めでたしめでたし…