沖縄 アーティストとのコラボレーション

オリジナル・アートプロジェクトと日本文化の原点としての沖縄
  そしてその体現者としての照屋林助

日本文化について考えるオリジナル・アートプロジェクトにとって、言語など、本土に失われた文化を継承するだけでなく、それを発展・昇華し様々な芸能文化を生み出している沖縄で公演を行い、研究者も顔負けの知識と経験を持つ「生きた」沖縄文化の体現者「照屋林助氏」とジョイントをする、というのは私のライフワークの一つだった。
照屋林助氏について簡単に説明をしておくと、彼は戦後、ワタブーショー(でぶショー)と冠した新しい沖縄の芸能をひっさげてデビューし、沖縄人の間で一世を風靡した大芸人で、若い頃に琉球列島を渡り歩いた時に渉猟した各地の伝統芸能、民謡民歌の膨大な研究に基づき、晩年は研究者も顔負けの独自の沖縄観・文明論を打ち立て、それを自分のライヴで「芸」にして語る、という偉大な活動を続けた芸術家である。

さて、ひょうたんフィルと沖縄、それはある意味では同質の物である。それは「海からやってきたものを受け入れてチャンプルー(混合)し、そして地域の文化として世界へ発信する」というメンタリティーとして説明することができるだろう。
以下は、2000年9月のツアーで実現した、沖縄でのライヴ公演と、「照屋林助氏」との初めにして最後となった(照屋林助氏はこの公演の後、糖尿病が悪化して逝去された。彼のような巨人はもう輩出されることはないであろう)記念すべき画像である。

9/14
那覇路上でのストリートライヴ。
「上陸」

9/15
沖縄市
「あしびなー」公演

照屋林助氏が車椅子で現れる

大統領の十八番「漫芸」に会場がどっと沸く。

 名作
「むるわからん」
 と
「職業くどぅち」
 で共演!

特設ステージでのライヴ
あしびなーの下で行われた夕方のひょうフィルライヴ。

あしびなー公演後
古謝美佐子さんと出会う

9/16
那覇
リウボウでのライヴ

オリジナルを演奏中。

古謝さんを入れて「童神」でコラボレ

最後は、カチャーシー。

ライヴが終わると楽器に人が群がるのでなかなか帰れないのは本土と同じ。
沖縄に本土文化をぶつける、という趣向も成功といっていいだろう。