〜 私と川柳 〜
〜 平和であればこそ〜
「春日大社で結婚式を挙げたグルジア人のカップル」
ホームステイに来たグルジア人の若い二人が奈良で結婚式を挙げました。
親の気分で式に出席し、祝詞を聞きました。不思議な気分。
その後、仲間のダンサーズがお祝いの舞を奉納しました。
このように遠い外国の人と友好を深められるのも
自由に外国へ行けるのも日本の平和主義のおかげ。
決して安保条約のおかげではないと思っています。
多くの人と草の根で交わり日本の平和憲法の理念を伝えたい。
そして川柳もその一つの手段として、
自分の思いやメッセージを発信していきたいと思っています。
気持ちのこもった時事川柳を目指します。
今年もよろしくお付合いください。
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〜川柳250年平成万句合
* 生霊が宿る樹海に陽のしずく (題 太陽)
平成万葉千人一句入選
* 風の中 明日も味方でいてあげる
〜 非核奈良 掲載句 〜
* いろはのい みんな平和が好きなのに
* 満身創痍 でも九条は生きている
* 愛国心相思相愛なのかしら
* 九条がくれた希望の灯が揺れる
* 六ヶ国 文殊も閻魔も鎮座して
* 核査察米軍基地へ来てほしい
* 核武装ことさら敵を多くする
* 八月の疼き遠のく砂嵐
* 九条がたわみアジアが遠くなる
* 子どもらに反面教師が多すぎる 2007.2.
* 美しい国の歴史にある白紙
* 九条の御旗で包むアジアの和
* 昭和の日閉めた扉を開けるのか 2007.5.
* 官公庁フル回転のシュレッダー
* 曇り空非核の傘を携えて
* しょうがない組閣は夏の福笑い 2007.8. 久間大臣の言
* 机上論想定外の事故事件
* 被爆地が乾き戦後を消してゆく
* 薄味の首相でテレビ物足りず 2007.11.福田首相
* 一行に十万人の怒叫び 教科書問題へ抗議
* 残照にふわり昭和のシルエット
* 高くても関係ないわインド洋 2008.2. イラクへの給油発覚
* 与野党がつつく闇鍋湯気をふく
* 米炊ぐその手は核を否定する
* マスコミが配役決める政治劇 2008.5
* 昭和史に滑りの悪い小引きだし
* 沖縄に重い昭和をおいたまま
* 北極の氷を溶かす大都会 2008.8
* うぬぼれた日にはほたるの墓を観る
* 星条旗跡を濁して飛び立った
* サバタコも豆腐の豆もパスポート 2008.11
* 核兵器生んでしまった神の悔い
* ヒロシマの空は多くを語らない
* 卒業式愛国心を試される 2009.2
* ジュラ紀にはなかったはずの国境線
* すりガラスの向こうに血の千一夜
* 無駄使いせよとお上の給付金 2009.5
* プラハから核廃絶のプロローグ
* 人間がいない平和な無人島
* ヒロシマにかそけし夏の影法師
* Tシャツのピースサインが嘘っぽい
* 可燃性の国境線が伸びている
〜 朝日新聞 大和柳壇入選句 〜
* 戦場の冷たさ写す少女の目
* 戦争も平和のためという論理
* でしゃばって風が重たい帰り道
* 改憲へゆるゆる溶ける糖衣錠
* 不良品けったいやなで済んだ頃
* ネジ釘で昭和紡いだ父が逝く
* ヒット打つイチロウの腰ゆるがない
* 復興の大儀の中に住む悪夢
* 咳一つ心のひだを読むナース
* 核の傘閉じてこの国守りたい
* 主婦の殻へ急いで戻る午後六時
* いろはのいみんな平和が好きなのに
* 喧騒の中一つの声を聞き分ける
* リボン解く小箱の中にあるウフフ
朝日新聞大和柳壇5月間賞受賞
* 向学心ブルカの中で輝く目
* 手の温み喜怒哀楽が溶けている
* 甘いベル種も仕掛けもある話
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