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アコースティックエミッション(AE)による製品検査

アコースティックエミッションによる製品検査の方法には大きく2つの方法があります。ひとつは、製品の加工時に生じる亀裂や摩擦・摩耗を検出する方法で、AEの基本的な使用法となります。もうひとつは、加工の完了した製品に対して荷重を負荷して、存在する亀裂の破面が衝突したりこすれあったりすることにより発生したAEを検出する方法です。この場合、負荷する荷重は設計荷重の5%~10%が適当です。アコースティックエミッションによる製品検査は1)加工と同時に異常の発生を検知可能。 2)基本的に検査方法は、AEセンサを取り付けるだけで検査できるので生産ラインの大きな改造は不要。 3)可聴域の騒音に影響を受けないので、防音室が不要。…等、他の検査方法と比較して優位な点が多数あります。

アコースティックエミッション(AE)による製品検査例を下記に示します。ここで紹介した製品検査例はほんの一部にすぎません。

金型AE検査装置 ●遠心分離完了評価 ●鍛造割れ検査
研削焼け検査装置 ●ICボンディング不良検査 ●混合完了評価装置
●射出成型割れ検査装置 ●マグネット亀裂検査 ●クランクシャフト亀裂評価
ダイス傷検査装置 ●工具接触検知 ●タップ折れ検出
●レーザー溶け込み量検査 ●圧入時割れ検査< ●ドリル摩耗欠損検出
●ソーラーパネル欠陥検査 ●セラミック欠陥検査 ●CFRP欠陥検査
●鍛造歪取り時亀裂検査 ●歯車かみ合わせ検査 ビデオヘッド軸受検査