私の手持ちのContarex Lensを順次紹介します。
データ出典:「CONTAFLEX CONTAREX」Hans-Jurgen Kuc(a)
朝日ソノラマ「クラシックカメラ専科43」(b)
Nifty FPHOTO OSBLO氏発言(c)
特に明記しない場合は(a)による

名 称 注文番号 製造年 製造本数 レンズ構成 画角 フィルタ径mm 最短撮影距離cm 長さcm/重さg 1968年
価格(DM)
**1
Sonnar 2,8/180 11.2425 1966 965 4枚/4群 14° S 67 180 13/1,000 1,450
Sonnar 2,8/135 11.2409 1964-74 7,895 4/4 18 B 56 120 9.2/475 680
Sonnar 4,0/135 11.2405 1958-73 15,365 4/3 18 B 56/ S 49 120 8.9/530 520
Sonnar 2,0/85 11.2404 1958-73 7,585 7/3 29 B 56/ S 49 80 5.7/390 650
Planar 1,4/55 11.2407 1961-70 8,275 7/5 45 B 56 45 5.4/375 770
Planar 2,0/50 11.2401
11.2412
1957-73 37,768 6/4 47 B 56/ S 49 30(白)38(黒) 4.4/230 565
Tessar 2,8/50 11.2501 1960-69 5,978 4/3 47 B 56/ S 49 35 4.4/210 240
Distagon 2,0/35 11.2414 1965-73 3,150 9/8 63 B 56/ S 49 22 4.4/230 790
Distagon 4,0/35 11.2403
11.2413
1958-73 12,300 7/4 63 B 56/S 49 19(白)38(黒) 4.4/230 585
Biogon 4,5/21 11.2402 1958-62 4,000 8/5 90 B 56/S 49 100 5/300 715(1966)
**1(c)OSBLO氏によると当時ドイツマルクは90円ぐらい。現在の貨幣価値だと1マルク=1,000円くらいで考えるとちょうど良いでしょうとのこと。

ContarexLensを使うためのTIPS

1.フィルタ

上表の「フィルタ径」欄のとおり、55mm/1.4と135mm/2.8以外のレンズはバヨネット56mm(B 56)のツメの内側にスクリュー49mm(S 49)があり、市販のφ49mmフィルタが使える。探しても見つからず見つけても高い純正フィルタなど買う必要がない。一番おすすめはオリンパス、厚さが3mm強なので純正フード(ゴムフードは除く)をガバッとつけることができる。


2.フード

フードだって純正を探したり買ったりする必要ない。さすがに新品では見つけにくくなったが、キヤノンのFDレンズ用フードが使える。
フードタイプ 対応レンズ
BW−52A ディスタゴン35mm
BW−52B ディスタゴン25mm
BW−52C ビオゴン21mm
BS−52 標準レンズ
BT−52 プラナー55mm
BT−52B 85−135mmレンズ


フードの赤点をレンズ真上のツメに合わせレンズ側に押し込んでから時計回りに回すと、まるで誂えたようにレンズの3本のツメがフードに食い込む。ただしこれは黒鏡胴のレンズの話。クローム鏡胴は少し浮かし気味にして、フードの溝とレンズのツメの奥行きを合致させてから回すこと。
この便利フード、ジャンクなどで見つけたら迷わず買っておこう。


3.リアキャップ

ミノルタのBodyキャップ(BC−1000)に少し手を入れると、なんとBodyキャップなのにレンズのリヤキャップに早変わり。