のりちゃんのひとりごと 特別企画!!

               ブーツ日記
                       (とは、言え、1日でできましたスペシャル)


久々にブーツを作成したという事で、ちょっと特別企画にしてみました・・じゃなく、副会長に特別企画にして頂きました!

大きく、スペースが取れますので、うだうだ毎度毎度の流浪バージョンではありますが、ブーツ新調の決意から順を追って書きた
いと思ってます。しかし、『ブーツ作るくらいでそんな大げさなぁ。』と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、小生にとっては、
一大事、また、
今回ブーツを購入したショップを大々的にご紹介したいので、まぁ、
お付き合い下さいな(*^^*)


今履いているライケル君は、もうかれこれ4〜5シーズンは使用しているでしょうか。(すでに記憶も飛んでおります。)すでにサーモ
インナーは2足目。その2足目もいくらバックルを思いっきり締めても、エアのランディングで
脱げそうな感じになる。そうこうしてい
ると、右足のセンターバックルのスライドの山が磨り減り、バックルが締まらなくなりました。
どうしよう。どうしよう。限りなく引退が近づいている予感があること、シェルの経年による疲労の具合はわかりませんが、とりあえず
見た目は、割れも無く、何とか持ちそうな勢い。改めて買う必要はないかぁと自分自身に言い聞かせる。で・も。
どうしよう・・・
とにかく、バックルの修理だけ奈良のいつもお世話になっているショップへ依頼。無事帰ってきましたが、店員さんに一言。「山本さ
ん、いつも、金具の開放値、ブーツのシェルとのセッティングをm単位で気にしてますけど、このブーツの磨り減ったかかとの方が、
誤開放の原因になりますよ!」とのことで、かかとのゴムも両方取り替える。もしかして、
これであと3年は使える?との若干の希望
が出てまいります。しかし、問題はサーモインナー。新しいインナーを買うのはいいのですが、焼いてもらうのが、いったい幾らかか
るのかが不安。それだけのセッティングって気も使いますしね。
精神的なストレスを避けるためには、今のサーモインナーに、色々切り貼りして「自分スペシャル」を作るべきか・・・。悩みどころで
す・・・・。
これが、先シーズンが終わった時の感想。
それから、ブーツについて、暇があれば、
うだうだと考える日々を過ごすのです。

小生、日々、(うーん最低でも週3回)は、CP SPORTSさんの事務所にお世話になっております。ここの代表の杉本さんとは
とっ
ても気が合います。
(小生だけがそう思ってたら悲しいかも。。。。)だから、意味も無く立ち寄っていることもあります。(普段
は主にランチタイムに行きます!)
勿論スキーの話も色々としており、やはりブーツはスキーをする上には軽視できないとの結論に・・・・。うーん。どうしよう。やっぱこ
こは、気合いと根性(何に気合いと根性がいるのやら・・・)で、新調しようかと、7月くらいにやっと決心するのでした。

そ・う・な・る・と、何処で作るねんと言う問題が発生してまいります。
以前、ライケルを作ってもらった某奈良のショップ(いつも板、ウエアー、グローブを買っている店ではないです。ブーツを特に専門で
やっている店なのです。)は、
高いとにかく高い。それに加えて、ブーツを膨らめたり加工した際に、内側のリベットが逆
立っており、サーモインナーがビリビリに破けるということがあり、持参。とりあえず、補修するか新しいサーモインナーにして欲しいと
丁重に要望すると、そこの店主が、その場を離れ、何やら電話しております。そしていきなり電話を持ってきて、
「今、ライケル
の担当者と電話繋がっているので、直接話しをして。」
とのこと。「なんで?」と思いつつ、やむを得ず電話に出て
、「形成してもらった際にリベットが逆立ったと思うんですぅ。」みたいに説明。だんだん小生も腹がたってきます。ライケルの担当者も
、「販売店での形成の問題なら・・・・・」とお困りの様子。更に腹が立ってきます。一旦、電話を切り、店主に話そうと思ったとたん怒り
が頂点に!「ちょっと待てよ。何で客の俺が、直接メーカーと話しせなあかんねん!何の加工もせんと買うてるんやったら、まだしも、
原型を留めてへんくらいブーツいじってるやないか!(まぁ、小生の足の形が問題なんでしょうが・・・)どんな店やねん。どんな神経し
てたら自分は責任無いみたいな顔できるんじゃ!」とブチ切れ。それでも、店主は、
「メーカーが悪い。うちは何も悪くな
い。」
と言い張る。
そんな無意味な押し問答を続けてましたが、このアホ店主、
一向に自分の否を認めない。100歩譲って出荷状態でリベッ
トが逆立っていたとしよう。それでも、客に直接電話させる?その神経が判らん!と小生も、言い続けますが、それは、
うちは関
係ないの一点張り
。延々と押し問答を繰り返し、ようやく、「そしたら、私がライケルと話しますは。」とぶっきらぼうに言う。この
言い方に更に切れる。がっ、このアホにもう何をいっても無駄なんで、「とりあえず電話してや!」と依頼。
ライケルとの話で、「今破けているインナーを補修するのでライケルに一旦送ります。リベットの方はうちで直します。」とのこと。この
言い方が、うちは直さなくてもいいねんけど、しゃーないから直したるは!みたいな言い方。また切れる。「補修は当たり前や!それ
では、俺が納得いかん!もう一個新しいインナー作ってや!」といいますと、また、この期におよんで、「メーカーは補修しかできない
といっているので、無理です。」としゃーしゃーと言う。「何回同じこと言わすねん!!お前とこの責任は「0」か。逆立っているリベット
もよう見つけないまま、客に引き渡しとるねんやんけ!もし、怪我でもしてたらどうすんねん!」と再び舌戦。やっともことで了解しまし
たが、これほど気分の悪い事はない。ブーツ代込み、12万以上も金払って、聞きたくも無い理論を延々と聞かされ、
最後はこ
れかい!
と更に切れる小生の気持ちも判って頂けます?
まぁ、そんな状態で新しく作ってもらったインナー(これが2戸目のインナーの正体・・・。)なんで、やはり手抜きもあるように思えてな
らない。見た目は、センターラインがぐにゃぐにゃに曲がっているんですから・・・・。でも、もう、こんな店には二度と関わりたくないの
で、一生出入しないことを誓うのでした。まぁ、余談ですが、『山本』という苗字の奴は、ろくな奴がいないなぁと、改めて痛感(本当に
痛いくらい!!!)するのでした。

ってことで、どこでブーツを作ろうかを悩んでいるのです。

ここで、CPの杉本さんに、「どっかいい店ないですかぁ。」と聞いていると、杉本さんが懇意にお付き合いされている大阪は中央区本
町にある
SPORTS 3110は、評判いいとのこと。これまた、同じ連盟に属してますし、お顔も拝見した事もありま
す。加えてお買い物することによって、横の繋がりもできる!一石二鳥や!と、勝手に思うのでした。
これには、大阪府でもフリースタイルの登録チームの横の繋がりがやはり希薄で、一部の人だけのお付き合いがある程度。いつも
、CPの杉本さんと話している、「大阪のフリースタイルをもっと盛り上げましょうよ!」という観点からも、ショップをやってらっしゃのな
らそこでお買い物をする必要があると、常々思っておりました。滑りが下手なまほろば会長にできることと言えば、多くの人脈を横の
繋がりを作っていくことが、いずれはまほろばの為、
大阪府のフリースタイルの為になると思っております。そんなこともあ
り、3110でブーツを作ることを決意。CPの杉本さんに、「1回3110行くのに付いて来てよ。」とお願いするのでした。

まぁ、その後も日々、CPさんには行ってますので、更なる3110のブーツ評価を聞きます。そうすると、「元ナショチの方もお世話にな
っているし、多くのライダーがお世話になってますよ。勿論評判もいいし、後々のメンテナンスも最高!」とのこと。
また、「
ブーツに自分の理論だけで余計なことするとこ多いけど、必要最低限で余計なことしない
ってのが評判いいですよ。
」とも言っておられました。
この、SPORTS 3110の斉藤さんは、初対面は若干とっつきにくいにですが、話すとほんといい人。府連の集まりでお知り合いに
ならせて頂き、5月の立山リポートにもありました通り、本当にいい人。これはブーツを作るのがいよいよ楽しみになってきました。


それから、行こう、行こうと言いつつ、仕事、家関係等々でバタバタしており、あっという間に月日が流れます。そうこうしてると、10月
に入り、いよいよ時間的にもやばくなってきたので、CPの杉本さんに、「すみません、そろそろお供してもらってもいい?」と聞くと、「
いつでもOKっすよ。」とのこと。やっとのことで、日程を決めて、杉本さん同伴のもと、3110へ訪問するのでした。
改めて挨拶をし、今や、クナイスルに変わっているフレクソンの在庫確認。っと、その前に、足のサイズをきっちり計って頂きます。
その際に、足の形等々のチェックも。やはり、27センチということで、改めて発注。商品が入り次第、連絡を頂けるということで、その
日は終了。その後、杉本さんとは、府連の競技者の公認大会申込に出かけるのでした。(給湯室事件ね。のりひと参照)


ここで、余談なんですが、何故クナイスルのフレクソンを履くかという問題です。
別にたいした意味はありません。(そんなら書くなよ!・・・書かせて・・・。)
小生、
スキーの師匠である副会長のコピーです。一緒にスキーに行くようになった当時、副会長はラングを履いてらっしゃいました
。小生も、迷わずラング。それと合わせてラングは、計2足履きました。その、2足目の時に、ライケルが最高!という評判が、小生
達の周りを駆け巡ります。ザウスに行った時の宿でも、その話で持ちきりって感じです。
結局、副会長はライケルを購入。小生は、ラングを買ったばかりだったので、静観しておりました。(
名古屋までライケル作りに行っ
たよねぇ。懐かしい!

小生のラングは、まるっきりのノーマル(出荷状態、インナーも何もかも。)。スキーが少しずつ上達するに従って、若干の不満もでて
きます。そんな時、またまたザウスに行っていて、帰りに神田のスキーショップをうろついていると、サーモインナーとインソールをめっ
ちゃ安く売ってました。勿論形成費込みで!一回やってみようと思い、サーモインナー作成。インソールは、真っ平な皮のような底敷
を暖めその上に乗って、ハイ出来上がりって代物。でも、さすがに足の型を取ったインナーはフィット感抜群!機嫌よく履いていると
、指導員の資格を持つモーグル仲間の友人が一言。「
タンがないブーツで上手く滑れるはずがない!」・・・。本人
は機嫌よく履いていたのですが、おっしゃる通り。ここで再び、ブーツに悩むのでした。
副会長からも、ライケルは最高やで!と聞いていて、遅れること1年か2年。いよいよ購入を決意。前記のショップへと向かうことにな
るのです。
その後、ライケルを履いている訳ですが、とっても気に入ってます。(お店以外。)これが、滑りとは全く関係の無い話なんですが・・・・
・。
まず、
脱ぎ履きしやすい!めっちゃ楽!ラングの100倍はいく。続いて、サーモインナーが暖かい。そう、それだけです・・・。でも、
小生にとっては最重要課題で、それが一番気に入って今回もライケル・・・クナイスルを買うのです。
副会長はスキー上手なんで、こんなことは言ってました。カービングの板でフラットするときは、ラングとかレグザムがええと思う。
しっかりパワーが伝達できる。ライケルは、ちょっと曖昧なところがあるとのこと。勿論小生には理解できません。
でも、今回のインソールでは、ものすごく曖昧に感じていたパワー伝達が、スムースにできそうな感じです。あくまで感じです。滑って
リポートします・・・。
って、本当に、余談だったでしょ。



結構早くに『
』が入ったとの連絡を頂いておりましたが、これまた小生の仕事、家関係等々でバタバタしておりまして、11月の2
日にお伺いするとのことで、これまた、杉本さんにも同伴を求め、快諾を得るのでした。
訪問の際に、旧のブーツも持参して欲しいとの要望があり、さすがに、ブーツを持って電車に乗るものなんやなぁと思い、前もって、
日曜日に、箕面に寄るついでに、CPさんの事務所に、ブーツを置きにいきます。(何度も言います。のりひと参照)
そして、11月2日。少し早い目にCPさんの事務所に向かい、杉本さん、小生、お互いの仕事が一段落してから(お前はどこで仕事
しとんねんってはなしですよね。そう、どこでもします!)3110に向うのでした。


夕方の6時位に到着すると、斉藤さんは板のチューンナップ中。そう、用品の販売は勿論のことですが、斉藤さん自身、チューンナ
ップもこなす
職人でもあるのです。
斉藤さん(ちなみに、3110は「さいとう」を数字化したもの。斎藤さんの車のb烽R110、お洒落。)の仕事が一段落し、挨拶かたが
たしばし雑談を。
そうこうしてると、「そろそろ作りましょうかぁ。」と真新しいブーツを奥から持ってこられます。その前に、持参した旧ブーツの確認作
業。シェルの膨らませている箇所のチェック。その後は、サーモインナーの焼き方、インソールまで丹念に行われます。斉藤さん曰く
、「こないだ、足見せてもらったけど、ここまでシェル出しせんでもいける足やで。」とのこと。「続いて、このインナーは、27cmかぁ?
」「はいそうですよ。」と答えると、「いやなぁ、かかとの位置があまりにも下になってるんで、サイズ違いを合わした
と思てん。でも、全体的に指先に引っ張られているように作られてるなぁ・・・。」とぼそり。この時思うのです。
やはり遺恨を残したま
まインナーを作ると、こうなってしまうねんなぁと改めて思い直すのでした。

チェックが終わり、旧ブーツのサーモインナー、インソールを新しいブーツに入れ替えし、試着ならぬ試足してみます。そしたら、明ら
かに左足の甲が痛い。ブーツを前に倒せば倒すほど痛い。左足は何ら問題はないのですが、右足はやばい状態。
斉藤さんは、「おっしゃ判った。」と、今度は、新たにインソールを作成する『
スーパーフィート』のお試しバージョンを入
れて履いてみてとのことで、早速履いてみます。
あら不思議。右足もどこも痛くない。また、足の感覚がほとんど無い小生でも、インソールのフィット感、シェルへのパワーの伝達間を
ひしひしと感じます。
前回、生まれて初めてインソールを作った際に、「うーん、ノーマルとあんまり変わらないなぁ。」「まぁ、きっと足裏感覚が人より鈍い
ねんやろうなぁ。」と思っておりました。がっ、ここえきてそれが謝りだったことに気付きます。小生も足裏に、ちゃんと感覚があるので
す!
そのことを誇張せず、的確に斉藤さんに伝えると、このスーパーフィートは、今まで色んなインソールを扱ってきたけど、一番ええとの
こと。また、「つま先から足の中心のあたりの感覚はどう?」とのこと。この部分は、柔らかい素材でも作れるとのことですが、「今、履
いている前面もコルクの方が、フィット感があっていいです!」とのことで、いよいよ本工程に入ります!


まずは、噂のインソール『スパーフィート』の形成から。でも、裏面のコルクに熱を入れるので、まずは、ブーツ作成の為の、「
王様
の椅子
」と呼ばれている、一段高い所に腰掛けます。そこで、「前身の力抜いて、楽にして真っ直ぐ座ってください。」とのこと。
「足に若干力はいっているよ。」とさらにリラックス&脱力。アホな小生は、
何故か顔まで脱力しております。
 小生、かなりやばいね・・・。

膝の左右への曲がりの確認等々、入念にして頂いております。現状、足は地面に付いておらず、ブラーンとしております。ここで、杉
本さんも呼ばれ、「ほれ見てみ。右足が内側が浮いて外に傾いているやろ。」とのこと。
杉本さんも「ほんまや。写真撮っときますは!」とのこと。きっちり座っているので、上からは見えない小生・・・・。

 向って左が右足ね。自然体でこれなんです・・・。

これは、右足エッジに乗れへんなぁ。」とか茶化されております。
その後、足の力チェックで、親指と人差し指に斉藤さんの指を挟み、力いっぱい締め付け、それを斉藤さんが引き抜こうとします。
右足のパワーが圧倒的に劣ってます。自分でも、力が入っていないのが感じれます。
そうやったんや!右足に全ての原因があったんや。と
スキーを始めて8年目で初めて知る事実・・・・。
今まで右足のターンが得意やと思ってたことを伝えると、「それは、利き足で器用に動かせてただけやろう。」の一言で終了・・。
膝の左右の稼動範囲も、あきらかに左足の方が大きいとも教えて頂きました。スキー自体ももう一回やり直しかぁ。自分では左足に
も乗れてないと思っているのに・・・ってことは、両足乗れていないってこと?(今ごろ気づくな!滑り見たら判るは!・・・・・このコーナ
ーでも突っ込みに来やがった!)もう、そんな時間は無いです。今シーズンも嘘のターンで過ごさないといけません・・・。これが実力



そんなさりげない、一人の感動と落ち込みはおいといて、インソール作成工程に入っていきます。
熱の入ったコルクを形成し足に合わせます。そっから、ナイロンに足を入れて、真空パック状態にして、足型を取ります。その状態
でしばし待ちます。今作っているのはかかと部分です。その後、つま先部分のコルクを貼り付けてから、再度足に合わせます。

 こうやって熱を加えます。

 鮮度は悪いが真空パックのあんよ。

 革靴である意味燻製になっているかも・・・。

 インソール前面の型取りです。

つま先部分の作成は椅子から真っ直ぐ立ち、足の指を完全リラックスさせ、足の前方に無理に力を入れるのではなく、自然に体重
をかけて指方面の型を取ります。それを左右行い、インソールのチェックを行って頂きます。「完璧!」とのことで、一旦休憩。
今時ではめずらしく、タバコも吸えるお店です。ゆっくり一服。

3110は、大阪は本町。ビジネス街の中にあります。店の前を会社帰りのサラリーマンが通ります。7時を過ぎてくると、すでに酔っ
払っているオヤジもいます。大半の人が店の中を見て通りすぎます。その中で、丸坊主でスーツ着てブーツを作ってもらっている姿
は、かなり
ヤバイものがあったことでしょう。
そのころ、Team3110のモーグルライダー、
美人のS田さんが登場。最初、「どっかで見た人やなぁ」と思ってましたが、さ
すがに、女性に聞くのも失礼なんで黙ってましたら、斉藤さんがS田さんの名前を呼びます。やっぱり!とそこで、声をかけることがで
きました。小生は、王様の椅子に座っていた時なので、簡単な挨拶だけ。S田さんは、支払と、ご自分の用事を済ませ帰られます。そ
の時、表で、ここちよいエンジン音!結構ええ音してるやん!と思えば、S田さんが、マジェシティの250に乗って颯爽と帰って行かれ
ました。かっこいい!杉本さんと、
結構改造してるんちゃうん!と二人で喜んでおりました。



続いての工程です。そう、サーモインナーの形成です。
毎年、ライケル・・・じゃなくてクナイスルのサーモインナーも色共々変わってます。今年は、白が基調となっております。もう、あきらか
に小生が履いていた時代のサーモインナーとは別物になっているようです。シダースのインナーを入れる方もいらっしゃるそうですが
、小生は、サーモインナー大好きです!(って、シダースのインナー履いたことないのに、なんと視野の狭い事・・・。)話は戻って、先
ほど作って頂いたインソールを素足に付け、先っぽだけ余裕を出すために、ゴムみたいなのを装着。その上で靴下を履きます。それ
から焼きあがったサーモインナーに足を入れるわけですが、かかとの位置、サーモインナーを変に引っ張らないように十分注意しなが
ら履きます。その上で、ブーツを履きます。これも、かかと等同様に注意し、膝の位置を真っ直ぐにして入れます
。ブーツが履けたら、バックルを締め、かかとで2〜3回地面をコンコンと叩きます。かかとが完全フィットした事を確認し、足裏全体
を地面にバンバンと叩きます。これを左右行い、「しばらくそのままでおってね。」と、斉藤さんはタイマーを5分にセットされ、杉本さん
と奥に消えていきました。

 履くときに膝を真っ直ぐね。外側に向いたらダメです!
 かかとを、コンコンです。

小生は、お店に一人で、スーツ姿に、ズボンを膝までめくり、赤のフレクソンを履いて、前傾になったり等々、ブーツの感触を確かめ
ております。若干ですが、右足の外側の一部が痛いです。色々ポジションを試してみましたが、やっぱ痛い。でも、大きな支障があ
るような痛みではありません。(その間も店の前は家路を急ぐサラリーマン、OLが通り過ぎます。人によっては中を見て、小生と目
が会うのですが、
みんな見てはいけない物を見てしまったという雰囲気で足早に去っていきます・・・。まぁ、ある意味怖いでしょ
うなぁ。)


斉藤さんが、帰ってきて「どんな感じ?」との質問。小生は、素直に、右足の外側の痛みを伝えますと、「やっぱりなぁ。さっき、右足が
外側に傾いてるって言ったやろう。それが原因やは。がまんできへんかぁ?」とのこと。小生、「いいえ、絶えれない痛みではないです
。」と答えると、「うーん、どうしようかなぁ。今、下手にシェル触るよりも、インソールの立ち上がっている部分を少し切るって方法もあ
るけどなぁ。」とのこと。また、「でもなぁ、切ってしまうと、それが原因でエッジに乗れなくなるってこともあるからなぁ。」とのこと。「まぁ、
これで、1回滑ってきて。それでどうしても痛かったら、修正していくから。おもっきり滑ってみんと判らんし、
一発で完璧なブーツな
んか作れないし。後々、フォローするから
。」とのこと。
多少、左右の足の形状が違うのは理解しておりますが、左足は完全フィットで何ら問題無しです。やはり、可能性としては、右足の傾
きが原因であることはまず間違いないでしょう。だから、下手にインソールを削っておかしい傾きに合せてしまうのは良くないと考えま
した。それなら、斉藤さんのおっしゃる通り、1回おもいっきり滑って飛んで(おもいっきりと言っても、遅いし、小さいエアーですよ!)
から、調子わるければ持ってこようと決意し、斉藤さんに、「今はこのままで1回履いてきます!」とお返事。斉藤さんも、「そのほうが
ええやろなぁ。まぁ、いつでも来て。」とのこと。


当初、3110ユーザーの話を聞いていた通り、この店は、自分の勝手な理論で、ブーツを余計な形成等しないのが最高!と聞いて
いた通り。一見、必要最低限の作業のように見えるが、
履き心地は完璧!色んな意味で末永いお付き合いができ
ればと思っております。
そうこうしてるうちに、8時を回っております。金欠ではありますが、ニコニコ現金払いでお支払をし、丁重に挨拶をして、3110を出
ました。
こうやって無事、ブーツが完成致しました!
おいおい、3110お店訪問のレポートを、「のりちゃんのひとりごと」で書いていきますのでよろしくです。
また『SPORT 3110』のリンクもはってもらってるので、
くりっくくりっく、よろしくです!大阪近辺で働いている方は、是非お立ち
寄り下さいね。(って、お前は店員か!・・・・・。)


さて、CPの杉本さんに車で連れてきてもらってます。ひとまず車に乗り込み、「メシでも行きましょうかぁ!」と、いう展開になり311
0の近辺を散策。すぐ近くに中華屋さんがあるのでとのことで向います。でも、夜は高そう。「昼は安い定食なんですが・・。」と杉本さ
ん。「どうします?」との問いに、金欠の小生、「やめましょう!」と中華を断念。その隣に、韓国風の鍋等々をやっている店があった
ので、「ここにしましょう!」と入ります。2階建てになっている店舗なんですが、
横幅が170cmくらい。そのめずらしさが、妙に渋い
。お店の名前のついた鍋を注文し、小生は生ビールを。杉本さんは車なんでウーロン茶を。付いてきてもらって、ブーツ作っていると
きも待たせて、さらに
自分だけビールを飲む最低な奴。お鍋は、ちょっと唐辛子の利いたお出汁で、汗はたらたらかきま
すが、結構美味い!杉本さんも、「昼やってんねんやったら斉藤さんとこよった時、食べに来よう!」とお気に入りの様子!今日は全
てが
イケてるなぁと思い、お店を後にするのでした。
車にもどると、なっなんと、杉本さんが、「家まで送りますよ!」とのこと。ブーツ作成に付き合って頂いているだけでも洒落になってな
いのに、家まで送ってもらうとなれば、これは暴挙としか言えません。しかし小生、お言葉に甘え、その
暴挙に出てしまう最
低男
なのです・・・・。

 友情出演。杉本さんのお子さん達。(
出演料いるかな・・・

と、以上で、ブーツ日記(?)は終了です。きっと、最後のブーツ作成になる可能性が高いので、最初で最後のコーナー?かも・・・。
では、お忘れなく、『SPORT 3110』のホームページをチェックして
下さいね。
そして、「のりちゃんのひとりごと」を読んで、あなたも、流浪民になりませう!

                                                                       
のりちゃん