のりちゃんのひとりごと vol.70
怖いことに、70回目を迎える「のりひと」であります。ここに来て、『コア』な読者より、そろそろパターンを変えてみない?という、忌憚の無いご意見を頂いております。
やや陰りの見えてきている「モーグル日記」で唯一毎月、頑なに更新を続けてはいるものの、何の力にもなっていないのが現状の、のりひと。パターンを変えたって、新しい読者が現れるのか?という疑問は一瞬出るのですが、その淡い期待も淡いままで終わってしまうような気がします。
でも、本当の「ひとりごと」を極めるために、足らない頭をフル回転させるのもいいかなって思っております。
ご存知の通り、小生達は「M.S.Cまほろば」という流浪のスキーチームを組んでおります。実際は、高年齢組だけが流浪の民で、競技部長のスパルタもあり、よそ様からは、競技志向のチームと見られているようです。
本当に、元祖3バカだけが、もともとそうであったように、流浪に戻っているのでしょうか。でも、元祖3バカのダレダレ度もやはり大好きなのです。
と、何故このようなネタを最初に振ったかと申しますと、小生、スキーへの情熱が冷めてきている中、次にやることがない。次に熱中できるものがないのではないか、という不安に苛まれているのです。
確かに、本は好きです。いっぱい読むように心がけていますし、車も大好きです。でも、本気であれやこれやとチューンナップしていくと「車」は、お高くつきます。それで、ちと断念中。久々復帰したゴルフ。休みの度、暇を見つける度、打ちっ放しに行くほど熱中はしていないようです。
仕事や、将来にではなく、日常の心の礎に不安を感じている小生なのです。これってやばいのでしょうか?もう、仕事『命』で生きていくべきなのでしょうか。それでも全く問題はないのですが、少し心の狭間を埋めてくれる「何か」も必要かなと思ってます。
なんで、こんなことを書いているかというと、せっかくの休みにパソコンのセットアップとか、バージョンアップとかチューンナップばかりしているのが、そろそろ嫌になってきております。そう、さわる度に、バグってしまって1日、2日を平気で潰している毎日にかなり悲しさを感じております。
みんな、この歳のオヤジ達は、生きがいをどうやって見つけているのだろうと、若干暗く考えてしまっている小生がいます・・・・。
最近、この暗い暗い書き出しが多く、書いている小生も陰気になるし、つまらないので、やめよう。やめよう。
ここで、皆さんは毎日見たり、使ったりしているもので、以外とちゃんと見ていないものについてしょーもない話をしましょう。
そうお札です。知ってました?ちょっと古いお札には表面の下の方に、「大蔵省印刷局製造」って書いてあるの知ってました?最近のお札には「財務省印刷局製造」って書いてあるんです。5千円札は発行枚数が少ないようで、未だ大半が「大蔵省印刷局製造」になっております。千円札、1万円札は、もうすでに「財務省印刷局製造」ってのが殆どで、大蔵省物は見受けません。ちなみに、今やめっきり見かけなくなった2千円札は「大蔵省印刷局製造」物です。
何で急にこんな話をしたかと言うと、小生も受け売りで、言われて確認して、「ほーっ。」って思ってしまったのと、2003年製造から、「国立印刷局製造」と記入されるようになるらしいのです。
来年から、新札が発行され、千円は夏目漱石から野口英世、5千円は新渡戸稲造から樋口一葉になります。1万円は福沢諭吉のままですが、お札自体はマイナーチェンジされ、偽造防止対策をふんだんに取り入れているようです。
ほんと、どってことない話なんですが、以外とお札をまじまじと眺めることってないじゃないですか。小生もこの話を聞いて、初めてまじまじとお札とにらめっこしてました。
でも、そこで、浮かぶことといえば、「大蔵省印刷局製造」って書いてあるお札は、若干でも価値があがるのかなぁってこと。また、2003年より国立印刷局製造になるんであれば、「財務省印刷局製造」と書かれたお札の、発行枚数が少なければそれだけ価値は上がるのか?という、せこい考えばかりです。あぁ、夢のない小生の人生。せっかくの話も、オチがこんなんでは、台無しです。
そうそう、最近ショックなことがあったのを思い出してしまいました。そう、ビビアン・スーちゃんがヌードになってたんですねぇ。遅い?最近急にテレビから消えてると思ったら、こんなことになってたなんて。性格云々は判らないのは勿論なんで、ビジュアル的には大好きでした。ショック・・・・。でも、悪い友人から、写真集か何かの画像を頂いたので、きっちり保存しております。台湾?の映画にも出演しているようで、そこでもきっちりヌードになってらっしゃいます。かなり、独占欲の強い小生はショックです。そう、勝手にショックを受けております。小生のような人間が思いつめると犯罪に走るのでしょうね。今、ふと思ってしまいました。怖っ。
だんだん支離滅裂な話が横行してきて、最終的に収集がつかなくなりそうなんで、ちょっと話を戻そう。(何処に戻すの?全部が支離滅裂なのに・・・)
ちょっと、業界のお話を。
最近の調査で(どこの調査かは定かではないですが)、分譲マンションの管理組合の意識調査では、50%が管理会社を変更したいと回答しているようです。今までは、ストックの産業なんて言われてましたが、この調査が少しでも信憑性があるのなら、大変な事態です。
そんな中には、ある意味ピンチもあり、チャンスもあるのがどこの業界でも一緒なんですが、やはり、業界自体は、人材不足に非常に困っているようです。そう、まともな担当者がいないのです。
事実、今の会社に引っ張られてすぐ、昔いた大手の管理会社から、電話がかかってきました。内容は、正直良い人材がいないので、昔円満退職してて、仕事の出来る人に連絡を取っているらしいのです。カムバック計画らしいです。勿論、お断りをしましたが、本当にどこも困っているみたいです。
これは、内情のお話。しかし、お客様は、やむを得ないのですが、どうしても組織、会社単位で見てしまうようです。実際は、法で定める財産的基礎があればこそ、登録業者として生きていけるのですから、やはり、現場の担当者次第であると思います。
しかし、担当者次第と言っても、業界自体が、何を考えているのか判らないのが現状なんで、実際は、会社自体もいいかげんなところが多いです。勝手な判断、解釈で業務を進めていたり、また、やらねばならないことをきっちりできている会社なんて本当に少ないです。
今思えば、組織的には昔いた大手はすごいって思いますが、その会社もお客様にきちんと対応できていないようです。インターネットに、管理委託契約解除の際の一部始終が、実際に出された回答書付で出ていましたが、普通に、何のえこひいきもなく読んでも、お客様怒らせるために書いたの?としか思えない内容です。もうちっとまともな回答ができないのかと、悲しくなってしまいました。
実際、小生が今やってきた会社も、完全ではなく、改善しないといけない点が多々あります。これを徐々に是正していくのが楽しいのですが、人のからみもあり、一筋縄ではいかないのが現状です。
しかーし、逆を言うと、実際、分譲マンションの管理組合は、ボランティア色が濃厚で、かつ、管理組合の役員になられる方々も大半は、普段お仕事に忙しい方ばかりなのです。となると、管理会社がしっかりしてくれないと困るというところが大半であることも事実です。
今後、生き残りをかけるのなら、この狭間なのですが、今は、小生の行っている会社の基盤を作るのが先決です。あれや、これやと作戦はあるのですが、やはり上手に小生をフォロー、バックアップしてくれる人材が必要不可欠です。
この業界、まだまだしばらくは、ばたつくでしょうね。そこをどう読み取り、先手を打ち、守るべき物を守りチャンスをつかむかは、小生次第なのであります。どの業界でもそうなんですが、現状に満足してしまうと、衰退は一気にやってくるのです。
以前、小生がタバコの銘柄を、ほぼ18年ぶりに変えた話はしたでしょうか?
学生時代から、マルボロで、当時は自動販売機にも売ってなくて困ったものです。今や大反乱。
そんな小生が銘柄を変えるきっかけになったのが、楡 周平氏の『Cの福音』という小説。続き物で、『猛禽の宴』、『朝倉 恭介』の3部作。たまたま本屋で見かけて買ってみたらはまるはまる。その主人公の朝倉 恭介が吸っていたタバコが、今小生の吸っているタバコなのです。
もともと、両切り(フィルターなし)のタバコとしては、日本で売っていたのですが、この本を読んで、たまたま、コアなタバコ屋(輸入タバコが豊富なの)でフィルターの付いている新製品を発見したのです。おフランスのタバコで、名をゴロワーズと申します。レース好きの方なら、スポンサーで出ていた時期もあるので、ご存知ではないでしょうか?
この、主人公の朝倉 恭介ってのが、事故で両親を失い、紆余曲折のなかで、「悪」に生きるってのがメインで、その後、独自に麻薬の密売ルートを完璧な形で考案して、巨万の富を得ているってのが設定なんですが、ほんとよく考えられていますよ。読んでしまうと、そっかなんて納得しますが、実際にルートと人脈さえ手に入れれば完全犯罪ができそうな感じです。このシリーズ最終作の『朝倉 恭介』は、若干落ちていくテンポが速すぎて、これだけ綿密な男が、いとも簡単すぎるやん!って感じは否めないのですが、それでも面白い。逆にいうと完全なシステムにおごると、いとも簡単に落ちていくと考えれば、妙に納得します。あと、1996年の作品なので、最新鋭のコンピューターシステムとかありますが、こんなところを突っ込むような野暮なことは致しません。
シーン的には、ゴロワーズを吸って、ドンペリを飲むって光景が良く出てきます。そう、ハードボイルドの典型的なシュチエーションも小生のお気に入りのところかも。
そんなことに影響を受けて日々生きているかわいい小生なのです・・・。また、面白い本があれば(いえいえ、いっぱいあるのです)この場で、もっと本気に紹介もしたいと思ってます。
ちょっと、先の3冊、ちょっと簡素に紹介してしまってけど、ほんと面白いですから。
さぁ、11月は選挙ですよ。我が奈良県は、県知事選も行われます。今回はいろんな意味で、気合入れて選挙に行こうと思ってます。なんか、宝くじみたいな表現で、買わねば当たらぬ買っても当たらぬ。しかし買わないと始まらぬで、選挙も、投票せねば変わらぬ、投票しても変わらぬ、しかし、我々国民の1票が変えるのだ!と思って行こうと思います。
ちょっと、お出かけして、「お出かけレポート」も久々にしたいと思ってます。鹿児島の豚骨ラーメンも食べたいー!
のりちゃん