のりちゃんのひとりごと  vol.37

 さてさて、2001年を迎え、あっという間に1月も終了です。また今年もなんら変わらずあっという間に1年を終えるのでしょうか…?怖い怖い。

 こんな不景気な世の中だからでしょうか?小生の会社のユーザー様達はその欲求を豪速球でぶつけるように苦情の嵐でございます。ほんとよく謝りまくった1ヶ月でした。

 ってことは、休日出勤の嵐…ってことは、そうです滑ってません。無理やり平日に休み入れて「ニューおじろ」という関西のローカルスキー場に行ってはみても、昼過ぎに「コースフルメイクしますんで、立ち入り禁止です。」…小生の遊び場所取るなよ!状態です。リフト券代返せよ!状態です。そこで、懸命なモーグル愛好家の方々はフラットの練習をするのでしょうが、そこは流浪の小生、おでんとビールで一人宴会してました。

 滑走日数も少ないまま、月末の27日、28日の大会に出るのはいややけど、やっぱ練習したいしって思って、24日(水)に浅野氏、のりじと滑りに行きました。でも、小生だけ車は別。そう、その日も夜の8時から遠方で仕事なんで、とりあえず2時まで滑ろうとがんばっていましたが、「モーグル日記」のヘッドラインでもありました通り、浅野氏爆沈。鋭い滑りで、スピード、ターンとも切れまくってた矢先のトラブルでした。

 そんなこんなで、8時から深夜1時半まで客先タクシーのおっちゃんに「おっちゃん、○○円で送ってよ!」と関西系特有のノリでタクシーを値切り家にたどり着いたのが、早朝4時でした。そのまま1時間だけ寝て、再び会社へ。大会前やし、ゆっくり休養が必要やなって思い今日こそは早く帰るでぇって思ってましたが、帰宅は午前1時…。金曜日は、今宵から出発やから、6ピタ(提示6時ピッタリに)帰ろうと思ってましたら、6時前に「会議!」の一言。結局のりじ後藤の家に行けたのが深夜0時。眠いは、のりじは怒ってるはで大変でした。

 そんな様々なトラブルと立ち向かいながら(行きは雪で大渋滞だったんでのりじが切れまくり、これまた大変!)大会当日へ。

 小生自身の大会の過程、結果は書きません。のりじの一言だけ引用します。「あんた、練習を本番で出せない典型的な日本人やな、スキーの練習より心臓を強く緊張せいへん練習し。」おっしゃる通りでございます。それも2日ともこの言葉以外当てはまるものはありませんでした。知り合いの方にも、「いっつもちゃんと滑ってますのに、なんで?」とか「インスぺやったら滑れてるのに何してるの。」とか、励ましのお言葉を頂戴するだけの、すばらしく辛い2日間でした。

 やはり、ガキの頃から個人種目の一発勝負をやってないからでしょうか?中・高の時に、各クラブから選り抜きで緊急陸上部になるのですが、小生はやっぱ2回まで失敗がゆるされる走り高跳びをやってました。あるある大辞典でもやってましたが、右脳がうまく働いてないのでしょうか?右も左も脳は動いてないはずなんで、緊張するのでしょうか?

 浅野氏は、本番で実力、それ以上を出せるタイプです。エアーもいつもより一層高くなるし。本人も「緊張なんかせん!」と豪語しております。羨ましい。

 すばらしく辛い2日間でしたが、初日は京都代表北村たかゆきが優勝、スタイリッシュのりじが2日とも予選通過したことは、仲間としてほんと喜ばしいことでした。(しかし、1日目が終わってから2日券をなくしたのりじは再び機嫌が悪くなり、車の中で小生は、ボコボコしばかれておりました。)でも、2日目のボルドネスの親分の決勝でもダブルヘリ、すごかったなぁ。ランディングは失敗したけど、あの体軸は尋常ではないくらいしっかりしてました。(すごっ!!)

 ちょびっと余談ですが、買ったからもったいないんでTEN80モーグルをはいているのですが、一向になじみません。しかし、大会で他の方の板を見ると、TEN80モーグルとルーナーがめっちゃ多かったです。ダイナスターとK2が激減してたのは以外でした。でも、TEN80モーグルユーザーはよさげに滑ってたな。なじまないのは、やっぱ小生に大きな問題があるのでしょうか?確かに問題は多いですが……

 それと、小生には非常に珍しい出来事も起こりました。会社の方々と一緒にスキーに行ってしまいました。プライベートな小生まで見せたくないってのが一番完結な理由なんですが、たまには、協調性をしぼり出してました。まぁそれだけならよかったんですが、帰りの道中、普段しぼり出しなれてない協調性を出しまくってたため、小生は疲れのなかボーッて単なるマシーンとなって端っておりましたら、対向車が急接近。「バコーーーーッ」ってえらい音がして何が起こったか全く理解できなかったのですが、ドアミラーを粉砕されてしまいました。その他車には全く被害は無かったのが幸いでしたが、ドアミラー1個2万5千円…。高いスキー代になってしまいました。

 ほんと、何が起こったか理解できず、現状把握するのに5分を要してしまいました。ハイエース君ごめんね。

 

 しかしまぁ、ほんと忙しすぎる毎日を過ごしております。こんな不景気に忙しいのはええやんって友人には言われますが、そこに利益が伴っていればよいのですが、ほとんど奉仕作業系。今のところはっきり言って『お詫び』ばっかりなんですが…。家に帰るのはいつも深夜12時帰宅を目標にしている状態で、前記しました通り、遅いときはとことんって感じです。労働規準監督所になんかチンコロ(ちくる、告げ口するの意)すると、速攻指導ないし何らかの改善をしなければいけない状態です。昔にも書きましたが、今は年棒性ですので、もち、残業、休出等の手当てはありません。仕事をやればやるほど、時給換算は限りなく高校生のアルバイト料を下回ってる状態です。

 ちょっと前までは、いくら遅く帰ろうとも、睡眠時間が少なかろうとも、泥酔で帰ろうが、とりあえず寝れば「復活!」してましたが、30も中盤戦にさしかかってきますと、疲れは永遠溜まる一方です。たまの休みに死んだように寝ますが、これも余計にしんどくなります。

 なんで、こんな話しをしたかと申しますと、最近布団でゆっくり寝てないのです。2階に小生の部屋が一応あるのですが、まず帰宅して、あんまり遅い時間じゃなければ軽い食事。そのまま居間(そんなええもんやないか、茶の間かな?)で撃沈。記憶が無くなってます。テレビはつけたまま、煙草も灰皿においたままで、危ない危ない。いっつも、朝の5時くらいに寒くて寒くて目を覚ましております。そうなんです。昔の石油ストーブは、石油が無くなるまで永遠に暖を提供してくれますが、最近の石油ファンヒーターって奴は、3時間くらい経つと、小生の許可もなく勝ってに営業を終了させるのです!まぁ、一酸化炭素中毒にならないよう、火災にならないよう配慮されているのですが、小生のおうちは古く、隙間だらけなんで、今まで死なずにすんでおります。でも勝手に切れると寒い!そんな状態が、もう何日も続いており、ひどいときなんか、朝、風呂に入る時間すらなく2日も風呂に入らずに会社に行ってしまいました。でも、ご存知小生宅は床屋なので、髪は簡単に洗えますし(少ないんですぐ乾く朝の忙しい時間帯には優れものです?)体をタオルで拭いております。でも、ゆっくりお風呂に入って1日の疲れをとらんといかんのですが…。

 ほんと、椅子から立ち上がると立ちくらみはするは、外周り歩きバージョンの時は、めまいや脂汗がどっと出たり、体は確実に劣化していってるようです。いやですね、こんなに衰えが如実に表れると認めざるをえないです。あと、2月も土日はお仕事いっぱいです。このへこみも小生の体力・気力を奪ってる大きな原因なのでしょう。

 

 最近、異常なストレスの中にいます。別に自分の意見、考え、経験に基づく方法論をまるっきり、押し付け様とも思いませんし、全て小生のノウハウを闇雲に出すつもりもないのですが、全然違う方向に進み出し、確実におかしいとなると、何とかしたいと思うのが人情なのですが…。まぁ、社会人の大半の皆様がそんな狭間のなかで生きていらっしゃることでしょうが、小生の会社の場合には、かなり特殊な事情が(そうでもないかな?)あるんで、どうしても全てにおいて破壊的になるのでしょうか。すいません、この場所で普段でもわけのわからんことを書いているのですが、もっと判りませんでしたね。

 

 しかし、大会で思ってんですが、出場者、決勝に残った方は、圧倒的に30代が多いです。誰もが言ってます通り、モーグルは関西では30代のスポーツってことですが、若手が出てこない…。若手って出てきても28歳とか。スキー場の近くに住んでる子以外は、必ず何らかの手段で遠出しなければスキーできないことも影響しているのでしょうが、今は飛び系の楽しそうなのもあるんで、そうなってるんですかね。

 でも、たかゆきとも話してたんですが(前にも書いたかぁ?)小生達は通いスキーヤーやから異常なテンションで頑張れるのかなって。もし、山にこもってしまったら、最初は機嫌よく滑ってると思うけど、いつでも滑れるなんて甘い考えが出てくると、興味を示さなくなり、たぶん車でもいじってるやろなぁって結論でした。

 とにかく、小生達おっちゃんは、自分自身のことはさておき、地域限定ですがモーグルの将来も考えるのでした。

 

 2月も、のりじにしばかれるんやろなぁ。怖っ。前記にTEN80モーグルの事きましたが、慣れのきざしがやっと見え始めました。どんな結果になってることか?次回もお暇なら覗いてください。

                         のりちゃん