第21回 のりちゃんの独り言





         のりちゃんのひとりごとvol.21


 とある三十路夏巡業の車の中、小生「俺も最近やっとパソコンのこと判ってきたわ。」浅野
氏「そんなら、のりちゃんのひとりごとソースを使って、拡大文字、色文字とかでやってよ。」
小生「・・・・うーがんばるわ・・・」と言いつつ今回もいつもと同じです。(すみません。)

 今回のトップニュースは、小生が大事件に巻き込まれたことについてスクープしなければな
りません。この文章をお読みの皆様には「大した事じゃないじゃん!」って言われるかもしれ
ませんが、小生にとっては人生をかけた一大事なのです。
 えっ、何かって? そうなんです。小生、老いてからモーグルを愛するようになり、少し滑
れる(ほんの少しですよ。)ようになったと錯覚すると、生意気にも大会に出たいと思うよう
になるのが人情です。そんなある日、ナパリカップ第2戦(そうご承知の通り新人戦です。)
に出ることにしました。勿論、いつも滑ってる「さのさか」のモーグルコースでの大会に出た
いという無謀な願望、そいでもって、上、下ダブルのエアーで降りてくることを目標に掲げま
した。お馴染みの浅野氏、ホッピーは当然楽勝で滑る事が出来、予選突破!目指せ1大会2本
滑走!!!です。危険な思考ですが、小生も、あわよくば2回滑れたらって思ってました。そ
のために新人戦を選ぶ不届き者です。

   当日、「さのさか」へ。会場の雰囲気が違う・・・何故、いつものコースに旗とか大会らし
き備品がないのか?視線を下に・・・ニューコース現る・・・リフトに乗りながら、浅野氏、
ホッピー、小生「エアー台どこ?」・・・・
 小生の中に「悪魔小生登場」!「おい、お前でも完走できそうやで。気合入れたら予選突破
できるで。そしたら、THE MOGULのリザルトにも名前載るで。さのさかの大会やで。」と。
 浅野氏に「無理無理、全員予選落ちや。お前何気合入れてんねん!」と非常に冷静なご意見
を頂戴したのですが、『人生、最初で最後のリザルト掲載のチャンスや!来シーズンからもっ
とレベルの高い大会に出よって、皆で決めてたから、ほんま最後やで!』と肩に乗った悪魔小
生が語りかけて来ます。・・・いざ出陣!・・・・

 奇跡が起こりました。なんと予選10位で通過です。浅野氏、ホッピーも勿論通過です。決
勝は約2名の凄腕がミスされたこともあり8位と順位が上がり「ホクホク顔の小生」でした。

 ついに、THE MOGULのリザルトに名前が載る!
 5ヵ月間待ちに待ちました。THE MOGULの発売を!

 日々、気をつけて本屋を確認していたが、破壊的な忙しさについつい忘れていたある日、『
  30歳からのモーグルへの挑戦』のナバさんから愛のメール・・・『のりちゃん、リザルト載
ってましたよ。』「おーッ!THE MOGUL買うの忘れてるやんけ!でも、明日の晩から乗鞍、ウォ
ーター行かなあかんのにいつ買おぅー!」でも、悪魔クン全開!「やったで、これで小生モー
グルやってることを信じてない奴らに、証明でける!」

 そのまま、乗鞍、ウォーターへ突入。勿論、浅野氏はTHE MOGULを持参。まずは、小生のスト
レスをぶちまけるかの様に、たわいもない話しをしゃべりまくる。そして運転を交代。まだしゃ
べる小生。しかし、ついに浅野氏がTHE MOGULに手をのばす。小生一言。「なんで、前から見て
んねん。リザルトから見やなあかんで!」しぶしぶリザルトから見る浅野氏。そこで一言。「
俺ら出た大会いつやったっけ?ないで。」小生、「ナバさん載ってたってメールくれたで!」

 そうこうしている間に、サービスエリアに。明るいところでゆっくり見る浅野氏。でも「名前
あれへんで!」小生、「うそや、2月の頭ぐらいやで!」浅野氏、「あった、あった、でも俺の
名前カタカナで書いてるやん!いらんわー!」「ホッピーもカタカナやん。せやけど、のりかず
名前ないで!」小生、「うそや!8位やで、ちゃんと見て!」

 その次には、大爆笑する浅野氏。「お前の名前全く別人になってるわ!」「うそーッ!ちゃん
と見せて!」そこには「本山 徳一」・・・言葉を無くし、放心状態の小生・・・これでもかと
笑う浅野氏。もう終わりです・・・

 確かに「本山 徳一」と「山本 則和」、苗字が逆で、名前も「のりかず」と読めないことは
ない。でも、こんな仕打ちってある?やっぱり、悪魔クンが出てきたから・・・もう、スキーを
するどころの話しではない!眠気も覚めてもた。

 しかし、「本山 徳一」さんは実在の人物らしく、他のハイレベルの大会でボンボン入賞され
てました。きっと小生より、「本山 徳一」さんの方が気分悪かったりして。・・・トホホ・・
 そんなことより、小生には一大事。乗鞍、ウォーターから帰り、翌日忙しい中、朝からTHE MO
GUL(双葉社)編集長宛てに、上記のやや上品版で苦情のお手紙。リザルトの担当者より、すぐお
詫びのメール。でも怒りのおさまらない小生は「これだけかい!メールだけかい!」「ステッカ
ーぐらい送ってよ!せめてTHE MOGUL2のどこかの片隅にでも訂正入れてよ。」といまだにだだを
こねているのでした。

 このリザルトを見た仲間達のひとこと。
 「8位とか、見栄はったらあかんわ!」北村氏
 「のりさんこの大会でてませんでしたよね。」ホッピー
 「ぐぅわっはッ、はッ、はッ、はッ、はッ、」笑う、とにかく笑う浅野氏

 みんな、いい人ばかりです。「ぐすん、ぐすん・・・・(;_;)」


   今回のオープニングは長すぎました。


 さて、お気づきでしょうか?最近のモーグル日記での、小生の登場パターンを。完全に「オチ
」になっております。小生的には、非常に光栄なのですが、世間の人が勘違いしては困るなと思
い一言。オ下劣はホッピーの専売特許です。
 とりあえず、滑りで登場できるよう、精進、精進。


 先日、久しぶりに日経新聞を読む機会に恵まれ、一面にでかでかと「なみはや銀行」の終了の
鐘を鳴らす記事が。実際、なにわ銀行、福徳銀行との合併で生まれたのですが、当初からケチの
ついたスタートだったことは、誰もが知っていることです。案の定、8ヵ月という短い命だった
わけですが、今回はその経緯等のややこしいことは抜きにして、頭取の最後の挨拶?謝罪の時の
顔、態度、皆さんテレビ見られました?
 鬱陶しそうな顔で、謝罪が終わり別の人間がしゃべっている時の、「おい、もうええやんけ、
こんな記者会見、早よ終われよ。」と顔に書いていました。もともと、そんな顔?そんなフォロ
ーはできないくらいでした。
 確かに、本人はなんで俺がとか、ややもすると潰れるん判ってる銀行の頭取やらせあがって!
なんて思ってるのでしょうか。そんな顔でした。
 ちょっと待てよ、うそでも合併の際、健全な経営ですって言ってたやないか!いくら預金が保
護されるからといって、お前とこ信じて預けてた人の身になれよ。と言いたいです。会社を潰せ
ば、責任を回避できるとでも思っているのでしょうか?会社を潰せば、自分も被害者の顔しても
いいと思っているのでしょうか。
 ここへきて、こんな無責任そうなトップの姿を見るとは思いませんでした。
 でも、預金者の皆様。やはり銀行も選ばなければいけないようです。何度も言いますが。お気
をつけて下さい。そんな小生も、都銀ではありますが富○銀行をメインバンクにしています。お
願いだから、潰れないでね。カードの支払、携帯、生保、損保、全部そこから引き落としている
のですから。手続きし直すのが面倒じゃないですか。

 所詮、小生もこの程度なのです。


 このオフに板2本買いました。190と185です。ウエアも考えてます。でも、ブーツが気
になってます。サーモ(ライケル)か、ラングにホーミングか。どちらかと言うとラング党の小
生としては・・・でも、ホーミング関連で本気ブーツ購入モードだと、15万ぐらいかかりそう
なので・・・・
 来月の車検のお金も段取りできていないのに・・・なんでこんなビンボーなの?一様、まだち
ゃんと働いてますよ。次辞めるときは、小生が社長になるときか、白馬に移住するときです。
 

                                   のりちゃん