第19回 のりちゃんの独り言


 のりちゃんのひとりごと VOL.19

         



 6月がやってきました。滑れるスキー場も本州では立山くらいとなり、普段でも少なかった
滑走日数が、月1回ペースにきっちりはまってます。

 さて、先日、このコーナーに本当にこれまたひっさしぶりに、心温まる愛のメールを頂戴致
しました。本当にありがとうございます。
 実は、いつもいじめられていることの一環ですが、「モーグル日記の浅野さんですか?」と
お声をかけて頂きます。その時には、たいがい小生は横にいることが多いので、「私がのりち
ゃんです。のりちゃんのひとりごと書いてます、是非読んで下さい。」というと、浅野氏は「
文字ばっかりでおもしろないから読まんでいいですよ。」というのがここ最近の一連の流れと
なってます。
 勿論、浅野氏も冗談で(本気やったらどうしよう・・・)言っているのですが、確かに、文
字攻撃で、まあまあのボリュームがあるので、読んで頂いている方の立場にたつと結構、「し
んどい、パス。」となってしまうような気が最近しています。
 でも、でも、ページを開くとき、何の過重もない造りなので、速攻で立上がることが最近の
売りになってます。
 少数精鋭が好きな小生と致しましては、現状の数少ない読者とともに、このモーグル人生を
歩んで行きたいと、いつもながら勝手に思ってます。

 最初にも、サクッと書きましたが、職場に大嘘をついて通常、水・日の休みなのですが、土
・日(29、30日)にむりやり休みをねじ込み、立山に行って来ました。
 本来、滑りたくて、滑りたくて仕方ない状態なのですが、若干の登山が含まれていることで、
しんどいこと、辛いこと、痛いことのきらいな小生は、若干、内へと入りかけているのですが
やはり、久々に合うスキー仲間との交わりが(下ネタじゃないです。)小生のテンションを上
げていくのでした。今回は2回目の立山ちゃんですが、酸欠による頭痛等はなく、何とか過ご
せました。
 一応、所属しているチーム神風のキャンプだったのですが、四国、広島の方等、新たなクレ
イジーな方々と知り合い、また、久々のスキーで、「小生ってやっぱりスキーが大好き!例え
貧しい生活を送ることになっても、モーグルはやめれん。」と痛感してしまいました。
今回のキャンプはレベルが高く、「ちょっと待ってよ!」状態でしたが、本当にある意味ク
レイジーな方々でしたので、刺激大&是非ともシーズンもご一緒したいと思ってしまいました。

 しかし、「神風モーグルキャンプ」と題された今回の集まりですが、団体にてバス等申込む
際に、「日本モーグル振興会」と名うっていたのが印象的で、やはり「神風」と一般ピープル
にさらけ出すのが照れくさいのかと、喜田さんに聞いてみますと、「今回は全国から来てるか
らだよ。」とおしゃっていたのが、妙に可愛かったです。


 ところで、浅野氏とも話しをしていたのですが、先シーズンのナンバーワンゲレンデについ
て話してたんですが、何と言っても、「八方、兎平のモーグルコース」という結論に、速攻で
達した訳ですが、キャンプに来ていた方々も、同様の意見が多かったです。と、言うのも、小
生、皆さんご承知の通り、急斜面が全くだめだったのですが、先シーズン早々から(モーグル
コースもない時)、お世話になり、何とか皆さんのお足元には近づけたかと、自負しておりま
す。
 でも、色んな意味で本当に勉強になる斜面です。はい。


 さて、最近、日経平均が・・・とか、円相場が・・・とか、と訳の判らないことを書いてい
ないのですが、答えは簡単。ひとり暮しの為、無駄な経費(おい、無駄か?)削減により、新
聞を取っていない、読んでいないのが事実なのです。しかし、最近、会社で小生の前に座って
いるおじサン(50代)と契約を締結し、不要になった日経新聞を晩に頂くという生活を送っ
てます。
 早く帰宅できれば読めるのですが、殆どは、そのおじサンの代わりに新聞を捨てているとい
うのが現状です。しかし、せめて新聞くらい読まないと、世間から取り残されているような気
がします。

 失業率が5%時代になるということが(もうなってたらごめんなさい。)ちょくちょく見か
けます。また、希望退職、早期退職と人を削減することばかりの、リストラが世間を騒がせて
いるようです。小生も馬車馬のごとく働いていますので、いつ、なんどき切れて5%に貢献す
るのか心配なのですが、退職の常識といいますか、退職の美学とでもいいましょうか、そんな
ことがあるような気がします。
 ご承知の通り、小生も何度か転職し、その都度、遭遇している訳ですが、最近ふとそう思う
ようになってきました。
 特に、今再び不動産業界に身を委ねているのですが、この業界も出入の激しい業界で、色ん
な人の、辞めざまを見ることができます。惜しまれて、惜しまれて辞める方、肩を叩かれ、半
強制的に辞められる方、嫌で、嫌で、辞めて行く方。それぞれの生き様も若干かも知れません
が見えてきます。
 何が言いたいかって言いますと、先ほどの退職の美学の話です。「飛ぶ鳥後を濁さず。」と
昔の人が言ったように、小生も出きるだけ、自分の範囲で、目の届くところだけ、何とか処理、
対処をして退職してきたつもりですが、その辺を最近よく考えるのです。
 と、言いますのも、最近の若い子達の辞めざまというのは、小生のようなおじさんには理解
できない行動といいますか、割りきりの素早さとでもいいましょうか、常識を理解しているよ
うな言動ではありますが、いや、そう見せているだけで、何か逸脱しているような気がします。
結構、嫌で、嫌で、辞めても私服で平気で会社に来て、何をするでもなくブラブラいている
輩が、最近今の会社でもいました。普通は、引き継ぎ、会社からの支給物の返却等では、会社
に行きますが、色んな意味で行きづらいし、逆に廻りの方の迷惑を考えると・・・・
 思わず、廻りの人間に、「俺って古い人間?」と聞いてしまいました。あっけらかんという
か、怖いもの知らずというか、無謀人というか・・・やっぱりこんなことでいらつく小生がす
でにおじさんの仲間入りをきっちり果たしているのでしょうか。

 まあ、こんな話題を自分の経験の基に、シャーシャーと話せる小生も変人ですけどね。

 もうひとつ、話題を。
 ご存知、小生は奈良の人間なので関西人ということも事実。となれば、阪神タイガースファ
ンということも当然の結果であります。今までは、スポーツニュースも殆ど見ずに済みました。
だって、何時も最下位。何時見ても負けている。自分の時間を作れました。しかし、今年は大
変です。スポーツニュースのはしご、はしご、はしご。負けたって、結構接戦で、おもしろい。
 世間でも、野村監督の評価は高い。上司が変れば部下の成績も変る!と言われている。小生
は、経営者になったことはないけれども、学ぶところは多いのではないのでしょうか。頭の硬
い経営者がいまだ多い中、もっと危機感を持って、こんなありふれた話題にも耳を傾けるべき
ではないでしょうか。歳を取ると、アンテナが段々小さくなるものですが、大きなアンテナを
立てれる、余裕、柔軟性がなければいけないのではないでしょうか。勿論、経営難の小生の会
社の社長にも言っているのですよ。(おいおい、まじやぞ。)

 ということで、この夏はまじめに減量し、基礎体力をもっとつけるようがんばるつもりです。
やせたら、もっと高く飛べるかな?滑りが軽くなるかな?
 まだまだ滑るでぇー!

                                   のりちゃん