第18回 のりちゃんの独り言


 のりちゃんのひとりごと VOL.18

         



 ふと、ここ最近の「のりちゃんのひとりごと」を読み返してみると、よく似たパターンの始
まり方に気付くのは、小生だけであろうか?
 確かに、今の生活に全く刺激がないということも見過ごせない事実ではある。アンド、3月
の末から滑っていないということも、小生の日常生活の活力低下の要因である。そんな、こん
なで、マンネリ化しているのではないのか!と自分に活を入れている今日この頃であります。

   ここ、しばーらく、このコーナーへのメールもぱったりこなくなり、小生がよくお邪魔をし
ていたホームページにも、今住んでいるマンションの部屋に電話が無いという生活をしている
ため、最近はどうも孤立しているような気になる。そう、スキーワールドから。

    ところで、フリースタイルメーリングリスト&ザウスからの葉書にてご承知のとおり、サタ
デイナイトモーグルはザウスでは出来なくなってしまいました。まあ、営利を目的として経営
しているのなら、モーグルという流浪の世界に投資するより、スノーボードに力を注いだ方が
よっぽど儲かるのでしょう。
 現に、ワールドカップにおいても冠スポンサーの「ノキア」がモーグルに見切をつけて、ス
ノーボードのスポンサーになり、おかげで大会の中止が相次いだことは、記憶に新しいことだ
と思います。
 板も2000年モデルは、これまたモーグルモデルの激減・・・しかし、ゲレンデには、モ
ーグルを始めようとする若人をよく目にするような気がします。本当に、草の根だけになって
きているように思うのは、小生だけでしょうか。
 まあ、実際にスキーというスポーツ自体、何か世間から取り残されてきているのでは・・・
とふと不安になる今日この頃です。こんなに楽しいのに・・・・

 4月の28日、29日とGWを若干先取って、愛する八方尾根にいってまいりました。28
日は平日とあって、かっちゃん、小生の貸し切り状態、1ヵ月ぶりのスキーとあって、体は午
前中にすでに終了モード。何とか乗りきり、2ヵ日目へ突入。殆ど切れかけの電球状態で、ふ
らふらと滑ってましたが、やはり109が小生を呼びつづけます。導かれるがままに、109
で休息を取っていると、どこかで見たことのある外国人、そう、ナショナルチームのコーチ、
スティーブ・フェアレンではないですか!小生、殆ど女子高生状態で、ソワソワ、どうしよう
どうし様状態でした。そこでかっちゃんは、多分スティーブと俺らは同い年やで、ため口OK
やでという話にまではなりましたが、さすがに話し掛けも出来ませんでした。しかし、すぐ近
くの席だったので、耳はダンボになってました。みんな知ってることでしょうが、結構、日本
語がうまい!流暢な日本語で、キャンプの生徒さんらしき人と話しておられた。とりあえず、
ミーハーな小生にとっては、感動的な出来事であった。
 でも、小生とかっちゃんの結論。「スティーブに教えてもらったら、永遠にフラットの練習と
エアーまでいけてもこれまた永遠に棒ジャンプで終わるやろ。遠くで眺めているのがええで。」
ということになりました。


 今シーズンも終了かなって思ったとたん、緊張の糸はプツリと切れ、なんか疲れがどどっと出
てきました。いくら寝ても、いくら体を休めてもなーんかしんどい。だるい。これは単に1シー
ズンの疲れか?いや違うぞ!今シーズンは滑走日数が例年より減っていることから、体が、「お
い、もう終わりかい、なんでキャリアまで外しとんねん、まだ滑りたりんぞ!」と怒っているよ
うな気がします。窓を開ければ、外を歩けば、本当にいい季節なのに、正直、いやな季節でもあ
ります。今年のシーズンOFFは、絶対きちんとトレーニングしようっと。デブからの脱出じゃ
い!(と、自分の決意を人に聞いてもらわないと実行できない小生でした。)

 さて、ゴールデンウイーク真っ只中の今日この頃(おいおい、毎度のことやけどいつ書いとん
ねん。)、何処にいっても、行こうと思っても、人人人、車車車。うんざりするし、世のお父さ
んは本当に大変だなって今更つくづく思う。せっかくの休みなのに・・・

 学生の頃は、電車でむかつくおっさんに対し、小生も戦闘モードになりへなちょこサラリーマ
ンが!とある面見下してましたし、無様な言動、そういびき掻いて寝るは、くさいはと小生は絶
対にこんな疲れた人間にはならんぞと、若気のいたりにてそう誓っておりました。しかし、小生
も、何時しかサラリーマンと呼ばれる人種に入り、何年か経ったある時、ふと思いました。「こ
いつら、何年も毎日毎日満員電車に揺られて、ようやるで!」と。小生、若かりし頃は以外と根
がまじめというか、単なるアホと言いましょうか、結構サラリーマンらしからぬ行動をとりまし
てよく上司と衝突を起こしました。そんな経験を積むにあたり、小生は、あまりサラリーマン的
な生き方はできんなって思いました。そこで、いやみを言われようが、干され様が、もくもくと
仕事をこなす人を見たとき、この人達は違う意味ですごいなって思いました。勿論、小生に出来
ないことを意とも簡単にする訳ですから。又、小生の様に、転職を何度か経験しているものから
見ると、一つの会社にずっといて、何があっても絶え忍んでいる人はすごいなって思いました。
 実際、今の日本の社会の転職は、キャリアを積んで新たな道を切り開くとか、この経験が活か
せるから転職するっていうのは、まだ浸透していないようで、ここが嫌やから変ろうとか、休み
が無いとかっていう感じが多いと思います。小生も当時はその仲間でした。そんな状態であるな
ら、苦しくたって、悲しくたって、一つの会社でがんばれる人間の方が、よっぽど偉いと思いま
す。小生のような中と半端な転職者は、人生の落伍者と言われてもしかたないかなって。
 でも悲観的になっている訳ではなく、勿論一生懸命ガンバッてますが、単なる転職がどうこう
と言う時代は、とっくに終わっていると思います。小生の場合も、いくら営業経験があるからっ
て、全くの異業種に行くと、休みがあってもスキーに行けへんやんけ!と叫ぶくらい給料は安く
なってしまします。
 それと、当時の小生は、以前も書きましたが、仕事に何らかの答えを見つけ様と思って、ただ
のがむしゃらじゃなく、めくらめっぽうのがむしゃらでした。今は、スキーができる金と休みを
くれれば、まあどうでもいいかって思えるようになりましたので、楽にはなりましたけど、世の
  お父さん方は実際どうなんでしょう?今の小生のように、金くれればいいは、と思っている人ば
かりでは無いような気がします。愛する(?)家族のため、住宅ローンのため、様々だと思いま
すが、でも、やっぱりあのパワーはすごいですよね。

 いったい何が言いたいのかって?こんな不景気で、どんなに一流企業と言われている会社でも
何時飛ぶか判らない時代です。人員削減で、何時肩を叩かれるか判りません。でも、もくもくと
働くオジサン達に、暖かいエールを送りたいだけです。そんな一目散な人が多いことが、再就職
を困難にさせているのだと思います。事実、そんなオジサン達が、悪しき風習を作りあげてきた
のかも知れませんが、何時もの小生なら、自己防衛と頭の柔軟性が低いというところなのですが
なんか最近、妙に潮らしくなっています。

 直接的な原因はあるのですが、またの機会に書こうと思います。今は、とりあえず「がんばれ
おじさん!がんばれ日本のサラリーマン!」と言いたいです。


 完璧に、訳の判らんよた話を書いてしまいましたが、それも、これも、八方雪が無くなり、シ
ーズンを終わらせなければならんという、精神的に辛い出来事があったからということにしてお
いて下さい。

 ゴールデンウイークにこんなに休んだら、社会復帰に1ヵ月はかかるなー・・・・・

                                   のりちゃん