第12回 のりちゃんの独り言


 のりちゃんのひとりごと VOL.12

         
 なんと、この「のりちゃんのひとりごと」も1周年記念となりました。少数のごく親しい読者
に支えられながら、ここまでやってこれました。先日の11月17日のザウスにおいて市場調査
におきましても、「文字ばかりなので読んでない。」とか、「そんなコーナーがあったの?」と
かなり好評でしたので、小生のやる気も100倍です。配色や写真等を入れてやろうかと思いま
したが、ホームページたるもの、自己満足が一番と傷つく心を自ら癒している1年だったような
気がします。でもご愛読してくだっさっている皆様には心から、厚く御礼申し上げます。

 さて、かっちゃんも書いていてくれたように、小生もついに「インターネット」に接続する事
に成功しました。NHKの子供向け番組ではないですが、『ひとりで、できるもん!』と余裕を
決め込んでいましたが、プロバイダへの電話からコケルことになる。

 まず、かっちゃんにプロバイダーの連絡先を教えてもらう。これだけが唯一順調でここから、
巨大恥ずかしいモードが炸裂するのである・・・

 @プロバイダに申し込みの電話    小生はただ、申し込みがしたいだけなのに、何やら訳のわからないすべてがカタカナで処
理できそうな言葉で、いっぱい質問され、その都度「パソコン買ったばかりで・・」とか、
「わかりません」と答えていると、資料一式お送りしますのでと電話が終わる。

 A資料が来る
   説明書きを一生懸命読み、申し込み用紙の空欄を埋めていくが、住所と名前と電話番号を
書いた時点で、終わってしまう。意味不明の言葉が多く、思いきってプロバイダに電話して
みる。

小生「あなたの電話回線はアナログとISDNのどちら書いてありますが、ISDNってなんですか?」
受付「えっ!うそ、(とおもいっきり笑いながら)とりあえずアナログに○を付けて下さい。」

  〜なんでこんな笑われるのか理解できないまま、質問は続き、受付の笑いは終始続いた〜

 Bプロバイダより登録OKの案内、10月5日より使用可能とのこと。
人から、自分のパソコンをインターネットできる常態に、セットアップしないといけない
と聞き、先にしようと4日に始めるが、3時間位かかっても何をどうしたらいいのかわから
ず、朝を迎える。あきらめて5日に再挑戦、またもや1時間位悩み「文明なんか嫌いだ!」
と心から思う。その時、電話線をパソコンにつなぐ必要があることにやっと気づく。後は、
15分位ですんなり完了。めでたし、めでたし・・・・  
  と、やっとの思いでインターネットという世界に足を踏み入れる。でもどう考えてもパソコ
ンに操られているような気がしてあまり気分はよくない。


    最近、社会復帰してからあまり本を読んでいないことに気付き、本屋さんへ、4〜5冊まと
めて購入し(スキー等の雑誌、もしくはHな小説では勿論なく、堅気の文庫本等です。)読み
あさっているという常態です。小生、実は大学を卒業するあたりまで、活字恐怖症で写真や絵
が書いている物意外は新聞すら読まないという生活を送っていました。ところが、ひょんなこ
とから「本」を読むようになりました。色んな本がありますが、読んだ内容を鵜呑みにするの
ではなく、吸収できる物は自分の糧の一つに、反論することもしばしばあります。しかし、最
近読んだ本の中に、ずばり本音で切り付けられ、めちゃめちゃむかつき、発奮材料としてしま
った一節がありましたので、今回も政治・経済から少し離れ、そのことについて話したいと思
う。

  小生も、皆さんと同じくモーグルというスキーに脳天をぶち抜かれている訳ですが、一生懸
命やればやるほど、はまればはまるほど、諸問題は生じてきます。今回は、仕事、自分の置か
れている立場、環境等の外的要因ではなく、人間の内側、そうメンタルな部分について語りた
いと思う。
  すでに、3バカのかっちゃん、ホッピーにはばれているのだが、意外と言うか、小生はメン
タル面の弱さは、天下一品なのである。又、非常に打たれ弱いのも人よりも優れているという
長所?を持ち合わせている。例えば、3バカでスキーに行く、朝の1本めからコブに入り、永
遠と同じリフト、同じゲレンデを滑っているということは、日常茶飯事のことである。日頃か
ら暴飲暴食で鍛えている小生の体は、かっちゃん、ホッピーより早く根を上げる事が多々ある。
( 本当は、滑りに無駄な動きが多く、同じ本数を滑っても人より早く疲れる・・・・「太りす
ぎじゃ!俺のトレーニングの部屋を読め!」とかっちゃんの声が聞こえる)そんな時、「一度
でも、俺あかんは!」と緊張の糸を緩めてしまうと二度と復帰できないのである。

  例が悪いので判りにくいと思うので、さっさと本題に入るが、

 『何か、大きな壁にぶつかると、すぐに自分ではどうしようもないと勝手に思いこみ、自分に
甘え、やりたいことなのに「諦める理由」を探し始めるものである。』

  ということが書いてあった。また、
『諦める理由を探す熱心さは、驚くべきものでそれに賭ける情熱をやりたいことに注げばどん
なに人生は好転するか。とにかく人は、「できない理由」をつけて挑戦することをやめる、
別にこの程度でいいと変に納得してしまう。』

  とまで書いてある書物にであったのである。前記の通りこれを読んだ瞬間、めちゃめちゃむ
かつきました、そうまるで自分のことを言われているかのようで、これではいかんと思いまし
た。
  前回の「のりちゃんのひとりごと」の最後にも書いたのだが、最近特に≪うまくなりたい!≫
≪人にうまいねと言われたい≫とかばかり考え、楽しむことを忘れているのである。勿論、向
上心は良いことだとはおもうが、小生の場合、それだけになり、またそれが重荷になりモーグ
ルへの純粋な気持ちを最近忘れ、公認大会に出る訳でもないし、こんなもんでええか!とすぐ
諦めている自分がそこにいた矢先にこんな本を読んでしまったのです。
  小生のモーグルに対する情熱はこんなものだったのかと、自分に問いただしてしまいました。
確かに、今から全日本のメンバーを目指してる訳でもなく、公認大会に出たいとも思わない。
(お前なんかでれるか!とつっこまないで・・・)30歳前まで、スキーの楽しささえ知らず、
またほとんど同時にモーグルの魅力にとるつかれた純粋な気持ちと、雪の上にいられる感動と、
コブをねじ伏せて滑る興奮が好きだから、またなにより、コブを滑っているのが楽しいから人
生を賭けられるのではないのか!と思いおこさせてくれました。
  また、楽しみの中から出てくる、≪うまくなりたい!≫は、前向きであり、日常生活では何
処かに忘れてしまった、真剣に挑戦する楽しさ、努力する楽しさを全身で感じられるから、モ
ーグルをやっているということをあらためて思い出させてくれました。
  モーグルは目立つことが命という人もいますが、小生も目立ちたがりやのええかっこしいな
ので、反論はしませんが、特に頭の悪い小生は最近そればっかりになり、本来の自分自身の楽
しみを忘れていたように思います。こんな常態だから、うまくなるものもうまくならないので
はと深く反省しているのでした。

  何か、最近吹っ切れない自分がいたときに、いい考える機会があってよかったと思います。
こうやって、活字にして、自分の気持ちを再確認させてもらえる場所を提供してくれてるかっ
ちゃんにも感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。吹っ切れて、また滑りてー!と思っている状
況ですが、11月は諸般の事情で滑る回数が減りそうな予感・・・・また欲求がたまり、内へ
内へと考えないようにしないとまた同じことになりそうな、弱い小生がそこにはいる・・・・

  最近、経済について書いてないが、理由は数点考えられる。
@誰も読まない、
A最近の経済状況があまりにも読めない、
B考えるのがめんどう、
というのが主な原因だが、一応、小生が以前予想したように、株価も1万3千円台となり、円
も115円から119円位で推移している。ロシアがいよいよめちゃくちゃな状態になってき
ている事は、皆さんも新聞、ニュース等でご存知だと思いますが、このままの状態、いやこれ
以上悪化すれば、世界的に経済がもう一段落落ち込む可能性が大きいと考えられる。身近な問
題をあげると冬のボーナス等極減りや、寸志程度や、出ないという企業も少なくないと思いま
す。特に最近、会社をやめる事が趣味で、新しい会社に入ることが特技の小生なんか、スズメ
の涙程度である。
  でも最近特に思うのは、不況、不況と言われ過ぎているので余計不況になっているような気
がします。マスコミ、メディア等が一部の状況だけで判断し、騒ぎすぎのような気がします。
勿論、今かなり深刻な経済不況になっているこては分かっていますが、小生が言いたいのは、
下手な騒ぎ方が、不況に拍車をかけているのでは?と言うことなのである。

  今後、本当に小生達サラーリーマンには辛く悲しい時代が来る(いや、もう来ている?)と思い
ます。以前も書きましたが、手に職をつけるなり、幅広く使える資格を取得する、今の会社に
媚びを売りまくる、等々今までのように会社に頼ることだでなく、自己防衛と、自分を磨く事
が必要不可欠になってくるように思います。明日のスキーの為にも、守ろう収入!確保しよう
 休日!を合言葉に、小生も努力を惜しみません。

                                      のりかず