第5回 のりちゃんの独り言


“のりちゃんのひとりごと” Vol.5

今回は誰も読んでいないと噂されているお堅い話は抜きにして進めたいと存じます。

小生が新しく入った会社が平日が休みという会社で、ついに完全平日スキーヤーの仲間入りだなと考えておりました。
 しかし、そうなると、3バカ+1(かっちゃん・ホッピー+あじみ)でスキーに行くことが激減し、大半が一人で
滑りに行くか、現状何とか平気で平日でも休みの取れるかっちゃんと二人で行くしかないと思っておりました。
そんな3月19日(木)2月迄は1週1回(車中1泊もあり)は必ずみんなで滑りに行っていたのですが、3月の
初スキーでもある為、かっちゃんに休みと取ってもらい、二人で行こうと言っていました。前日に時間等の打ち合わ
せの為かっちゃんから連絡が入り、何とホッピーとあじみも無理して仕事を休んでくれて、一緒に行ってくれるとの
ことでした。本当はみんなでワイワイ、行き帰りの車中の会話は“おげれつ”いっぱいで、滑りでもいい刺激もらえ
るというスキーは出来ないとあきらめていた時でしたので「又、みんなで滑れる!!」と非常にうれしく思いました。
「持つべきものは友」だなあと改めて感じ本当にうれしかったです。

 今回の行きの車の中は「あじみに春が来た」と題し、音楽を止めて会話に盛り上がりました。
(うんうん、やっぱりこうでなきゃ!)実際、滑りも異常な程のハイテンションで、3時頃には、まだまだ滑り続け
る3人の背中を見送り灰になってしまいました。ホッピーが「他でスキーに行って、板をはいた時思わず3バカ+1
を探してしまいました。やっぱりこのメンバーがいいですね」又、あじみも「土日休みの会社へ行って下さい。皆で
滑りたいです。」と言ってもらえた時は、これまた涙が出るくらいうれしかったです。
滑り終わり、帰りの車の中で、改めてスキーの楽しさと、3バカ+1で滑りに行く楽しさを再確認できました。
この楽しさは「人生を棒にふれる!」と心から思いました。実際せっかく入った会社だったんですが、プレイステー
ションのソフトで、これおもしろそうと名もなき物を買って5分もしないうちに「全然おもしろくない。メモリーカ
ードにセーブする気もしない。」という状態の会社でしたので(面接の時聞いた仕事内容、給料までも実際は違った
んです・・・やられた・・・)又もや土・日・祝の休みの会社を探すことを決意してしまいました。
(もうすでに面接に行ってます。)

 単なる“さみしがりや”かもしれませんが、一人で滑りに行っても燃えないんです。興奮がMAXまで行かないん
です。みんなに言われたからではなく、やっぱり無理はやめようと思いました。それに小生は「自由人宣言」をした
人間です。ちっぽけな給料で会社にしがみつこうとは思いません。事実、小生も6名程の部下を統括していたので、
又一からというのは、かなりきついことが多々ありますが、遠浅の海を目の前にして転覆してもおぼれずにすむ様な
所でも人は陸の上でああでもないこうでもないと文句ばかり言うものです。いくらいい風が吹いていても、自分とい
う船を海に浮かべ、マストをはらない限りは何も始まらないのです。
 人からは何といわれようが、一度しかない自分の人生を輝かせたい。その方法がスキーいや、モーグルならばそれ
をやるしかないのです。それをやる環境を作るために新たな船を道の海へこぎ出さなければ何も始まらないと思うの
です。滑りなれたモーグルバーンにずっといるよりも色々なバーンを滑りたいのです。それは全て自分にへと大きな
経験となって帰ってくるはずです。ちなみに、3バカ+1にテッちゃん軍団を加えて滑ると興奮度120%超のナチ
ュラルハイ状態でかなり危険な人間になれます。しかし、よくよく考えてみると、最悪、今は平日休みでも何とかな
るでしょうが夏のザウスには行けないトランポリンでエアの練習も出来ない、はたまた一人でインラインスケートす
るのも悲しい・・・・やっぱり仕事代わろう!たぶんこのままの生活を続けると体に悪いし、会社の人間もしばきか
ねないし・・・バンドの仲間や(お前はそんな事もやっとるのか!!)その他の友人からも土日休めない小生は絶縁
状を出されている有様です。う・・・このままでは孤立していく。

 何だかんだと申しあげてきましたが、何が言いたいの?と聞かれれば
「みんなとスキーに行けて、うれしかったのです。」ただそれだけです。
 小生モーグルに腰までつかりかけていた頃、このモーグルというスポーツに対して大きなネックがありました。そ
う、それはエアーです。本当にこれだけは、具合悪いといつも考えていました。実際滑りに行っても、皆は飛んでも
「いや、まだターンの練習が・・」とか言って、極力エアー台を避けていました。しかし、「このままではいかん!」
と思い今シーズンからどんどんエアー台へ入る事を決意しました。何とかトリックは入れるのですが、ランディング
〜ターンができない。何度やっても出来ないという状態でした。実はチャレンジカップもランディング後大暴走モー
ドに入りこけてしまいました。「どうしたらいいの?」飛べど、飛べど、悲しさがつのるばかりでした。
 そんな時、見に行ったオリンピックの予選、第1エアー後すぐの所にいた小生たち3バカなのですが、各選手エア
ー後は「歯を食いしばっている」「声を出して気合いを入れている」等この世のものとは思えない気合いと根性でス
ピードコントロールしていました。「これや!!」もうこの気合いと根性しかないと目で見て、肌で感じそう悟りま
した。
無論、かちゃん、ホッピーは難なくランディングをこなしている訳です、くやしい、ここは、何とかせねばと後日コ
ースinしたわけです。何度かチャレンジするうちに、何とか出来るようになってきました。しかし、かなり大声で
もろ関西弁でさけんでいます。しかし、声を出すという事は呼吸することになりますので、ターン時でもミスしそう
な時は声を出せば何とかなる事に気づきました。

 それもこれも、やはり仲間と滑っているから出来た事だと考えております。

 3バカ+1もその4人に凝り固まっている訳ではなく仲間は多い方が良いのです。

 そんな素晴らしい環境にいる小生です。

   仕事選びでの1度や2度の失敗ではめげませんよ。

 次回にお会いする時には、すべてがうまくいっている小生がそこにいることでしょう!


  友人 仲間 万歳!!
                                 byのりちゃん