第3回 のりちゃんの独り言

新しい年を迎え、小生の失業状態も職安(ハローワーク)で初回の認定を受けました。 昨年の3月に8年間勤めた会社をやめ、1年たたないうちに職安に行ったのですから、 手続きの要領もエキスパート級になっておる次第でございます。 小生のように自己都合で退職した者は、給付金の支給が3ヶ月遅れとなり、今この苦 しい時期には、何の役にも立たないのですが、サラリーマンとして、市民として、喫 煙家として、まじめに支払った税金を少しでも取り返すことが、最大の目的であります。  職安という所も、一種独特の雰囲気があり、今まで人生を全うに生きてこられた方は、 一度お顔を出されて見るのも、良い経験になると存じます。  小生、離婚、失業等々普通では、あまり出来ない(別にしない方が絶対に良い)経験 を出来と事は、負け惜しみですが、逆に幸せかと考える今日この頃でございますが、次 は、犯罪でも経験しようかと秘かに考えております。一度しかない人生です。一回くら い好きなタレントをレイプしても大丈夫かなと思っております。 前置きが長くなりましたが、最近では一見して、日本経済も落ち着きを取り戻して来て いるように見えます。無論、「先行不透明」という事は、何がどうなるという事には一 切ふれず、ありきたりの全体像しか言わずして大金をもらっている人間は、後を絶ちま せん。  しかし、統計が取られている一千万円以上の負債を抱えての倒産が、過去最高の14 兆円にも達している事は明らかで、一千万円以下の負債での倒産件数もかなりあると予 想されます。  現在、日経平均も1万6千円台と安定の兆しと見られがちですが、これは手数料等の 目先の金を目当てに空売りしていた投資家等が、一斉に買い戻しているだけで、日本経 済の安定とは、ほど遠いものであると考えられます。又、政治家達も金融機関の破綻の 話題が、一段落してくると、各政党のつぶし合いに精力をあげている様ですが、今こそ、 私益を忘れ協力し合う事が、必要ではないでしょうか。  また、金融不安の責任を取らせる様に、官僚の小者(ノンキャリヤ)や企業の小者が 逮捕されています。山一の社長も会社が倒産すると分かっていながら、やり玉に上げら れた方でしょうし、今逮捕されている方々も、単なる「かませ犬」か、小生の知らない 大きな「力」にはむかったり、目を付けられた人々だと考えます。贈収賄は、悪いこと ですが、70万程度で逮捕されている方は「何で俺が・・・」と思っていることでしょ う。その10倍、100倍で贈収賄に絡んでいる人間は、山ほどいるのですから。  昔から、このような談合社会で、本質から作っていない、基盤のない日本社会はそん なに簡単に回復するとは考えにくいのです。抜本的な改革が必要だと考えます。  実際にこんな方法で国を運営している訳ですので、若者や一般人は、政治に興味を無 くし、投票率も下がる一方なのです。  そこで、小生が前々から提案しているのは、政治家の査定及び年俸制です。実際、衆 参両議員の誰が何をしているかご存じですか?知らずとも職務を全うするのが当たり前 ですが、どの政治家も給料がいい単なる職業としか考えておらず、加えて選挙に通れば こっちのものと考えている方が多すぎます。 表現は悪いのですが、小生等のサラリーマンは、その名の通りサラリーを頂く為に仕事 をする割り切った人種です。しかし、政治家がそれでは、日本という国の未来はありま せん。優先順位は、国のため、国民のためにしていただかないと困ります。その為にも 政治家の給料を査定年俸制にすべきなのです。簡単に言えばプロ野球の選手と同様に実 績に対して給料を支給するべきだと考えます。  ある政治家が国、国民のためにどれだけの働きをしたのかを、国民が国のオーナーと なって査定するのです。選挙に通っても働きのない、悪事を働く政治家を追放するので す。簡単にできる制度ではないことは承知の上ですが、それぐらいの事をしないと、政 治家に気合いが入らないのと、国民も、もっともっと政治に興味を持ってくれるはずな のです。「そんなん無理や」と言われるでしょうが、我々の未来と、税金を無駄に使う ことになるのです。  特に小生は今、税金で市に殺されそうなのです。取り立ては厳しいのに、無茶無茶な 使い方をしおって!  これぐらいの突飛な改革は、本当に必要ではないでしょうか?このままでは、日本国 民の大半が「政治なんて、俺らの知ったことやない」と思うようになるのではないでし ょうか?いずれは自分自身に返って来る事なのです。強要は致しませんが、「歌って踊 れるモーグラー」だけでなく、「政治も経済も語れるモーグラー」も良いものだと考え る次第です。  すッすみません。ついつい熱くなってしまいました。  熱くなっている間に、小生の社会復帰も決定し、スキー&プレステーション三昧の生 活を一時休止する事となりました。やっとプー太郎が板に付いてきた所だったのですが、 非常に悲しい事でございます。  勝手な言い訳ではございますが、仕事をしている時には、遊びの出来ない人間にろく な仕事は出来ないと思っていましたが、基盤の無い人間は遊びも出来ないという、簡単 な方程式にやっと気付いた情けない三十路の小生であります。  しかし、モーグルというものは本当に楽しいです。 「楽しい」で思い出しましたが、日本人という人種は、スポーツに対して、どうもゆが んだ考え方を持っているのではないでしょうか?  高校野球に代表される様に「血と汗と涙の結晶」と言う大嫌いな言葉が蔓延し、辛く 苦しいことがスポーツであると考えられがちです。でも原点に帰って下さい。ご承知の 通り、何故モーグルに人生をかけてまでやられているのですか?  好きだから、楽しいからではないでしょうか。テクニック的に、メンタル的に考え、 悩む事はありますが、楽しまなければスポーツでないと、小生は断言します。楽しみ方 を知られている方は、オリンピックで金メダルも取れると思いますし、メンタルコント ロールも難なく出来るのではないでしょうか?実際日本人のメダル獲得数が物語ってい ると考えます。  また、よく周囲の方々に聞かれたことがあると存じますが「何故、そんなにスキーを するの?」と。無論、好きだから、楽しいからなのです。好きな事、楽しい事だから、 上手になりたいとも思いますし、自分が人よりも下手だなと落ち込んでも、好きだから 楽しいから続けていける、この気持ちが上達への原点ではないのでしょうか?  万一、滑る度に落ちこみ、暗くなる方がいらっしゃったなら、この原点に立ち戻って 下さい。一度、頭の中を真っ白にすると、新しいことも見えてくるはずです。  小生も、バスケットボールで、中学高校と県の選抜メンバーでした。最初は好きで楽 しくて、はじめたバスケットボールでしたが、殴る蹴るの、しごくを始めとするコーチ 達の後向きな考え方で、バスケットボールをすることが全く楽しくありませんでした。 そう思ってしまえば技術の進歩もあるはずもありません。  モーグルをやっている方々をゲレンデで見て、皆楽しそうに滑っていらっしゃいます ので、安心していますし、小生の余計な心配である事も存じておりますが、万一、何か 悩んでいらっしゃる方がいらっしゃったなら原点に一度帰って下さい。オナニーよりも、 SEXよりも、気持ちのいいモーグルに出会えると存じます。                                   by のりちゃん