第１回 「モーグルとその経済効果の可能性」
皆様方もニュース、新聞等でご承知の通り、現在の日本経済は、泥沼にだっぷり 首までつかっている状態であります。株価の暴落（１万３０００円台になると倒産 が相次ぐと予想されている。）、信金、ゼネコン等の経営破綻、不当神話まで打ち 立てた都銀までが倒産しています。政府は対応に追われているが、消費税率の改正 、規制緩和、日本版金融ビックバーン等の政策を打ち出しているが、もう日本企業 には、大きな変革に対応できるだけの体力が残っていないのではないかと懸念する。 スキー業界においても、ミズノ、ヤマハ、ダイワの撤退、ゴールドウィンの約２ ０億の赤字経常、奈良スポーツ（ゲンのブーツ）の和議申請等逼迫した状態であり 、海外もあのサロモンがアディダスにＭ＆Ａされてしまった。 それもこれも、様々な要因を含み、一般消費者の財布のひもは、当初蝶々結びで あったが、次第に団子結びと変換していることに起因する。この経済状態を打破す る為には、大きな改革よりも一般消費者の購買意欲をかきたてる様な地道な活動も 必要ではないだろうか。 しかし、この不景気のどん底の中で、購買意欲があり湯水の様に金を使い、知ら ず知らずに日本経済の底上げに貢献している人種について検証していこう。 彼ら（彼女ら）は、金ない、仕事ない（あっても無くすことを恐れない）、心や すまる家族ない（自ら無くそうとしている）、のモーグルスキーヤー達は、財布の ひもすら、ない状態ではないだろうか。事実物持ちの良いモーグルスキーヤーもい ることであろうが、大半のモーグルスキーヤーは、コブの溝に石が出ていようが、 好きなアイドルの使用後の下着（小生はシルクのひもパンツをこよなく愛する）が 落ちていようが、おかまいなしで自分の欲求を満たす為だけに全開で滑っているこ とが多い。こうなると、１シーズンでエッジは飛ぶし、先はチューリップになる等、 買い換えを余儀なくされる。ウェアも基礎系の方とは違い、毎年新製品を購入して いる様に思える。事実、１シーズンで５０日、６０日も滑れば、痛みもすれば飽き も来ることも十分に理解できてしまう小生もかなり危険思想である。 小生も今シーズンでスキー歴は、４シーズンであるが、板７本、ストック５本、 ブーツ３足、ウェア６着、グローブ４個、と気合い十分で望んでいる。小生も結構 なコレクター系だなと自負していたが、上には上がいるもので、非常に恐い世界を 垣間見ることが多い。 小生も含め、この様な現状を考えると日本経済の為には「種の保存」が不可欠で はないだろうか。当初、この人種（モーグルスキーヤー）は、ゲレンデでは暴走族 を見るような目で、一般スキーヤーから、スキー場からも嫌われる存在だったが、 今では、ザウスの週３日のモーグルコースの開設等、モーグルスキーヤーを受け入 れれば儲かると言うことが浸透してきたのではないだろうか。加えて、多くのスキ ー場も「モーグルバーン」を開設していることも事実である。（但し、ザウスの場 合モーグルがあまりにも危険なので、隔離されているとも考えられるのだが・・・） モーグルだけでなく、他にも流行と関係なく、大きな根をゆっくりとはり、一大 ブームになろうとしている物は多くあると思う。政府は、この種の人生をかけた人 種を手厚く保護（税金をやすせぇ！等々）していかなければならないと思う。 「何をこじつけで偉そうなこと言うてんねん！」とパソコンに向かって叫んでい るあなた、バンダイも「たまごっち」の１つの小さい商品が、合併をも余儀なくさ れていた会社を建て直したのではないでしょうか。そう考えると、モーグルスキー ヤーが日本を救うことも可能ではないでしょうか。 取り立てて何もする必要はありません。今まで通り、スキーを心から愛せばいい のです。そうすれば以下のことが成立し、日本経済の活性化につながると確信しま す。 ☆スキーの道具のための消費 ☆移動手段のための消費 ☆保険加入のための消費 ☆スキー場で知り合った相手との結婚のための消費 ☆長野・北海道への永住の為の消費 ・・・・・・・・・・ 考えればきりが無いくらい「モーグルスキーヤーが歩けば金を落とす」は、拡大す る可能性は、郵政を民営化することよりもたやすい事ではないでしょうか。 世間に若干でも負い目を感じながら滑っているあなた！本当は、仕事もやめスキ ーだけに人生をかけたいあなた、恐れることはありません。あなたが、滑ればそれ だけで、日本経済に貢献しているのです。いや、そう信じて皆で肩を寄せ合い、今 シーズンも「気合い」と「根性」で滑りましょう！ 初回の掲載につき、まとまり等に欠け、非常に読みにくい文章であり、深くお詫 び申し上げます。最後までお読み頂けた方には、お礼として、小生を一晩プレゼン ト（毛を剃り、潤滑ゼリーもご用意致します。）したい気分です。（本物のゲイの 方は御遠慮下さい。） 次回からもめげずに掲載を続けたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。 ｂｙ ノリチャン