第六話 FUJIMI TREK 8000
哀しき自転車キット
一応、模型と自転車を趣味としている以上、当然気になるのが自転車のキット。
イタリアのプロターというメーカーからは、どちらかといえばビンテージな自転車のキットは出ている。
スケールが1/9という、中途半端なサイズなのと、アイテム的にもう一つ
食指が動かないので、ストックはないデス。
また、日本のフジミからMTBのキットがいくつか出ているのも知っていました。
BMWとかポルシェとかのMTBです。
これも、コマーシャルベースで考えた結果なのでしょうが、
自転車エンスーのタマシイをがっちりとは行かないようデス。
これも買ってないデス。
フジミから、1/24で、いわゆるクルマの情景としての
MTBが販売されていたのも知っていましたが、
当時はフルサスMTBしか持ってなく、このトレックのリジッドバイクを
知らない私は、キットの存在をいつしか忘れていました。
ところが、日が経ち、いつのまにかワタシはリジットバイクを持っていましたが、
キットのことはすっかり忘れ、店頭にもなく、
探しもしませんでした。
ところが、ある日いつもの模型やさんの店頭で見つけてしまったのです。
この、哀しいMTBキットを・・・・
1600円。かなーり高い。フツーのクルマキットが十分買える価格。
でも、見つけたとき、私の頭の中は、
トレック→M4→ 改造→ 購入 となっていて、買ってしまいました。
買うときに、妙に箱が軽いのは気になってはいましたが・・・
この店では箱がビニール紐で縛られていて中が見えないのです。
帰って早速開けてみます。
開封してみると、全部でこれだけデス。何か入れ忘れたのか、と思うほどすかすかです。
気を取り直してビニール袋も開封してみます。
まずまずか・・・・
時代の違いで、フォークブーツがついているくらいか・・・
リアディレーラーもいい感じでモールドされてるしなぁ
M4の方がトップチューブのスローピングが強いのと、ヘッド周りのパイプ同士の突合せなんかが違いますね。
あと、ヘッドがトレックより少し立ち気味。でも、まぁこんなものでしょう。
むしろ、当然TREKのデカールしかついていないので、
スペシャライズドのロゴはネットで拾ってきて作らなければなりません。
ハンドル周りとフロントギア。
バーエンドもついてます。
あとはパイピングした方がいいかもよーなんて考えてました。すると、ええーっなにこれ?
フロントフォークの間、チェーンステーの間が抜けていないぜ!一体ですわ。哀しい・・・
ここをタイヤのモールドを残してくり抜くのは、至難の業。
いっそ真鍮線で作り直すか・・・
説明書を良く見ると、チェーンもないし。
スポークは、エッチングですが、もちろん一枚ですので、
オチョコは再現できません。2枚を使って左右張り合わせればいいのでしょうけど。
とにかく、ちゃんとしたモノにするためには、かなり手間ヒマかかりそうです。
うーん、うーんとうなりながら箱をそっと閉めたワタシでした・・・哀しい・・
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