林道水台線・長台線

2002.8.17

何の変哲もない写真ですが、水間峠です。下をトンネルが通っていて、あまり用のなくなった峠道は盛夏ということもあって、それこそ猫の子一匹いませんでした。
いつでもこの写真を見ると、あのむせ返るような雑草の緑のにおいがよみがえります。
上の写真は、東向いてとっていますが、そのまま立ち位置を変えずに南を向くと、林道水台線の北入り口ゲートが見えます。ゲートはありますが、鎖のようなものはありません。
さあ、どんな道か・・・・期待でいっぱいです。
ところが、ゲートをくぐってしばらくは不法投棄が驚くほど多く、いっぺんに興ざめしてしまいました。

ほんの少しですが、登りっぱなしです。道はほぼ一車線の舗装路です。アスファルトですが、急なところはコンクリート舗装のところもあります。あまり荒れていません。
植林ということもあってあまり展望は開けず、面白くないのですが、少しだけ開けているところがあったので、写真を撮りました。
何か給水施設のような建造物がありました。
だいたいこんな感じの道が続きます。
この林道に沿うような形で高圧線が通っていて標高の関係もあってかぜが強く、ゴーゴーとうなっていました。
異様にアブのような虫が多く、止まって休憩できません。(登りでは当然虫を振り切ることができず、いらだちました。)

写真もほとんど撮れませんでした。
すれ違う動くものは車、動物、何もありませんでした。ただ、途中に小さな池があって釣りをしている人がいました。お互いにびっくりしました。
県道へ続くゲートへ出てきました。「出口か」と思っていたら、「南入口」ということです。
ぽんと飛び出して、右折するとすぐに一台(いったい)峠です。酷暑の山中の峠は何もありませんでした。
蝉の声以外の何も聞こえず、とても静かです。下って(手前方向)行くと須川町を経て、奈良市に戻ります。
やっとのことで虫に悩まされず休憩できました。きょうは、さらに次の林道へ向かいます。

峠からすぐに水台線と同じようなゲートがあり、長台線北入口の表示があります。
入り口はダートっぽいですが、けっこう幅は広く、大きな車が出入りしている感じです。
どうも拡幅工事中のようです。
重機が何台か止まっています。ほんの少し登りで、このダートを過ぎるとコンクリート舗装になりました。

でも、水台線とは植生が違い、全体に明るい感じがしますね。
道沿いに茶畑があったりします。東方向の山ですが、削られているあとが痛々しいです。
しばし休憩。
水分補給します。ふぅ
道はコーナーごとのアスファルト舗装が新しく、少し前までは荒れていたのかもしれません。
ほとんど稜線を走っていますので、高低差はあまりない感じです。(下り基調かな)
本当に明るい林道です。行く先々の空がスコーンと抜けています。気温は高いはずなんですが、湿度が下がったのか、とても気分よく走れました。
そのまま、ダーッと下ってきて、おしまいでした。
後半は舗装+植林というFSRのあまり好きではないパターンの林道になりましたが、楽しいほうが多かったです。
ということで、全線走れました。
記念写真を撮って帰路につきました。
この日は全線舗装と見込みへミスファーで正解だったと思います。重量が少し重いですが、なかなか走りやすかったです。

奈良市内には林道というのはほとんどないのですが、またどこか見つけて走りたいと思います。
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