アオシマ 1/24 トヨタ ソアラ 2.5GT-TWIN TURBO・L

同時に作っていた別のものが行き詰ったりしたとき、ついつい他のものに手を出し、面白くてソッチに気をとられてしまうことは良くあります。
と、前回のCR−Xとまったく同じフレーズで、作り出したソアラ。実車のオーナーの方には申し訳ないが、特別な思い入れはナニ一つないものの、
何となく好きなクルマではありました。
そもそもは、別に優先度の高い某国産スポーツカーを作るために、アオシマの別売ホィールを捜していて、たまたまこのキットにセットされていることを知り、購入したものであります。(その優先度もどこへやら・・・)
DM(ドリフトマシン)シリーズという、少しやんちゃな名前のシリーズモノであります。
当然のごとく、キット素組ですが、今回は、このやんちゃなマシンを「大人の雰囲気漂う、ヨーロピアンなスポーティカー」という意味不明な仕様にしてみたいと思います。

1.まずは内容確認

パッケージ。
そのスジの方が喜びそうな、ナイス感じのパッケージですね。
エンジンレスキットで、組み立てそのものは難しくなさそう。

キットには、ノーマルホィールをはじめ、ノーマルに仕上げるためのひととおりのパーツが付いていますが、セットされるホイールが、BBSのDTMなので、もし、このキットだけでノーマルに仕上げるためには、タイヤだけどここから調達してこなくてはなりません。
こちらは、上のDMマシンシリーズの少し前に再販された、まったくのノーマルバージョンのパッケージ。

落ち着いた感じでそれなりの凄みもあり、ワタシにはこちらの方が魅力的に感じます。

上のキットを使ってこのパッケージのように仕上げてみたいと思うわけです。

このキットを素直に組めばいいわけですが・・・
別のキット(たぶんD1GPのクニーズチェイサー)ですが、素のボディ。
ソアラの成型色もこれでした。
かなりなナイス度な色で、さらには透けるという、やっかいな成型色であります。
2.ボディカラーを缶スプレーから抜く
「オトナな感じのテイスト」を出すためには、ボディカラーをシックなものにする必要があります。
さらには、ボディの成型色も考えて、濃い目のメタリックだと滲み出しもないだろうと言うことで、選んだのは、GSIの缶スプレー「ディープフォレストグリーン」です。
日本語で言えば、メタリックな深緑とでも言いましょうか。

ただし、この色は缶スプレーにしかないので、缶から抜いてエアブラシしてみることにします。

缶スプレーのノズル部分に、太目のストローをセロハンテープで取り付けます。で、このGSIのスペアボトル向けて、吹き出すわけです。
ストローを伝って、ぼたぼたっとボトルの中に、カラーがたまっていきます。
缶スプレー一本で、このスペアボトル一本とノーマルサイズのボトルの1/4ぐらいたまります。

もうガスが出なくなっても、缶の中には、意外なほどカラーが残っている場合もありますので、最後に、缶を開いて、シンナーで洗うように、きれいに瓶の中へ全部出してしまいます。
もったいないという他に、メタリック成分や比重の思い顔料がたまっていて正確なカラーにならない場合があるからです。
缶の中には、攪拌用の小さなビー玉が2個入っています。
メタリックカラーなどの場合は、このビー玉も取り出して、ボトルの中に沈めておきます。攪拌しやすくなります。
3.ボディの塗装
ボディや、スポイラー、ミラーなど、同色で塗るパーツをセッティングします。

ボディはいつものように、パーティングライン中心に一皮むくような感じで、全体に1000番ぐらいのペーパーをあてます。
ボディのモールドは、なかなかいい感じで、パテのお世話になることもなく、スムーズです。
メタリック塗装はホコリがのると、修正が難しくなってしまいます。
修正部分と元の部分で、メタリック粒子の密度が違ったりして、どうしてもうまくいかないケースが多いと思います。

今回は、特にホコリがのることもなく、だいたいはうまくいったようですね。
このようなカラーは、塗りあがっても、表面はがさがさです。
こうなって当たり前ですので、焦る必要はありません。
知らないときは、何度も何度もツヤが出るまでと思って塗り重ねたりしました。

あとで、クリアーをオーバーコートすることによってツヤを出していく仕組みです。
上から、クリアを3回吹き付け、そのあと、研ぎ出しに入りました。が・・・
お約束のカドだし。バンパーの肩の部分が白くなっていますよね。

前にも書いたように、メタリックの補修は色あわせが難しいので、嫌な感じです。
しかたなく、吹き付けてみました。
できるだけ、低圧で、塗料も少なくなるように様子を見ながら吹き付けました。

なんとかうまく行ったようです。ヒヤヒヤ・・
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