馬野渓谷あたりの林道は
オニだった・・・4


2005.11.21
馬野渓谷沿いのしつこい登りにけっこうやられてしまい、なおかつ、ショートカットすべく選択した道が乗れないという、最悪の状況にはまりつつも、来た道に戻るのはいやだという、原始的な気持ちだけで、ここまでやってきました。
しかし、しかし、今までの林道走行のなかでも、最悪と思える状態にずっぽりとハマリ込んでしまったのです。
6.信じられない状況にハマる
・・・・・(泣)
エスケープルートないし・・・
戻るのヤダし・・・


キョロちゃん・・だましたな・・

しかも、小さい方のデジカメのバッテリー切れるし・

さ・い・あ・く・
木々の間から、なんか見えてるんですけど・・・


密度が異様に高いんですけど・・・


とりあえず、上まで見通せないんですけど・・・

いや、後からだから、これ見て冷静でいられますけど、リアルでこれ見たら、泣きますヨ。普通は。
途中まできました。

とっかかりから、約10分。
この偽木の階段、最悪。
この写真に写ってるところはまだマシ。
一番勾配のきついところ(斜度70%くらい-この写真で見えなくなってるあたり)は、階段の後ろの土砂が流れてしまってて、偽木の横棒がハードル状態になってる。

階段の奥行きが偽木の幅だけしかなくて、しかも、土がなくなってるので、階段じゃなくて、ハシゴ状態になってる。
落ちたら、大怪我間違いなし。
階段が緩くなってる・・・
これでほっとする自分がかわいそうだ。

自転車邪魔ですし。

てか、よく見ると、また奥に階段ありますし。

やっと、階段地獄から抜けた。
草の茂る廃道っぽい林道らしき道に出た。
下ると、新大仏寺とか霊山とか書いてある。ん?笠取山は?
まだこの廃道を登るんですかね。もうだめっす。

階段と格闘すること約20分。て書いてしまうとアレなんすけど、登っても登っても、先の見えない階段には疲れ果てる。
もう、この廃道ッぽい林道を登る気力なし。
とっとと下るべし。

7.槇野谷林道
これが、槇野谷林道らしい。
あんまりクルマが入ってるようではない。
とはいえ、下草は刈られているので、管理はされているようだ。
どこまで、手入れされてるかが問題だけれども、上で手入れされてて、下が手入れされてないということもないと思うので、とにかく下ってみることにする。

というか、早くここから抜け出したい。
広葉樹が多く、向こうの山が見通せる。
ずうっと視界が開けていなかったので、自分がどれだけ登ってきたかがわからなかった。

けっこう登ってたんですね。
落ち葉が積もり放題。

路面はまずまず。
ただし、道に落ち葉のたまったスジがあれば、要注意。
落ち葉が水の流れた後につまり、ふわっとカバーしてることがある。走行方向だと、ハンドルを取られやすい。
落ち葉さくさくを満喫。ってか、たぶん今シーズン誰も通っていないと思われる。

もう少し陽射しがあれば、ここに横になってみたいけど、日が翳ってきて寒いし、気が焦る。

この先どうなってるかわからないし。
なんか雰囲気のいい林がある。
よくわからないが、自然林ではなさげ、といってもナニをしているわけでもない不思議な空間。
この広葉樹林のポイントを過ぎると、あとはひたすらに、このようなコンクリートの坂を下る、下る。

無機質にただ直線的に下る。

ということは、逆に言えば、あの広葉樹林へ行くためには、ただひたすらにこの坂を登ることになる。

それって無理。
下ること、約30分。無限に続くかと思われた下りもここでオシマイ。(もうちょっと下るけど)
ここに林道の入り口の標識がある。
全延長の記載はなかった。

里に下りてきました。

やれやれ。

ほんとに、こういう風景を見るとほっとします。
わざわざ、あんな山の中に入らんでも、このあたり走っとけば気分良く帰れたものをと・・反省しつつ、夕日の中を帰路に着いたのでした。

でも、またどこかチャレンジするですヨ。
林道 槇野谷線
無機質度 ★★★★☆ コンクリート直線の激坂の林道なんて・・・
激坂度 ★★★★★ 一直線の登りって見てても疲れます。くだりでよかった・・
ダート度 ★★★☆☆ 半分以上ダート。舗装面は荒いコンクリート。けっこう厳しい。
再訪希望度 ☆☆☆☆☆ もう二度と来ることはないでしょう。
廃道化進行度 ★★★★☆ 上部の広葉樹地帯は、廃道化しつつあります。
ということで、今回は、馬野渓谷あたりの林道を3本攻めましたが、いずれも攻めきれず、オノレの精神と肉体の甘さが目立った山行きでした。しばらくはこのあたり行きたくないんですけど、また充電してリベンジを誓う、ワタシFSRでした。
今回のレポートは警告どおり、貴殿の役には立たなかったと思いますし、期待された方には申し訳ないっす。(否定的な意味では役立ったかも)
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