第一話 レベル ‘MAD’ファイアーバード ファニーカー

何じゃこりゃ!!

これは、アメリカのモノだということは、もう誰が見ても明らかだと思うです。
普通ではないスタイリングの車にでかでかと謎の顔が。「誰やねん!」と突っ込みたくなります。
レーシングカーとはいえ、ボディにこの東洋人らしき顔をでかでかと書くなんてフツーじゃないですヨ。
もうそのインパクトに思わず、お買い上げ。


一部ブリスターパックになっているので、中身が見えます。ちゅうか見えてたから、買ってしまったのですけど。
商売うまいです。でも、アメリカ人たちも、やっぱりそそられて買うのでしょうか。

帰って矢も盾もたまらず、開封したです。
肝心の顔は、ボディに直接タンポ印刷でプリントされてます。ミニカーなんかでよく使われてる技法ですね。
全部が全部プリントされてるのではなくて、一部は自分でデカールを貼るようです。
と思いきや、付属しているのは、デカールではなくてシールですヨ。
薄いとはいえ、シールとデカールでは仕上がり具合が全然違うような気がするです。
下回りは自分で塗装して組み立てる必要があります。
箱には「塗らんでも、接着せんでもええで」と英語で書いてはありますけどね。

肝心の顔のアップ。インストを読んでると、この「MAD」というのは、アメリカのパロディというか風刺雑誌で、この顔はそのキャラクターらしいのです。どんな雑誌かというと、ttp://www2.warnerbros.com/web/madmagazine/home.jspを見てもらったら、よくわかるです。(直リンクまずそーなので)
ここ見てると、面白いです。私ゃ英語に関しては、も一つなんすけど。
ブッシュさんが、兵隊服に身を包んだフィギュア「G.I.JOKE」だとか、それに「オプションで血染めの手がついてます」とかね。
開けた箱をしまうのも忘れてモニターに見入ってしまったです。

模型的に見れば、タンポ印刷は細かいところまできっちりプリントされていて、特にずれとかもなく、いい感じです。曲面にもかすれもなく、見事にプリントされてます。ここまでできてるなら、プラモデルよりミニカーの方が人気のある理由もわかります。だって作らなくてもいいんだもん。
さらにモデラー的な眼で細かく見ていくと、塗り分けはきれい。模型の表面はかなりの艶があるが、ボディのモールドそのものの仕上げはされていない。インジェクションで抜いたままって感じ。ちなみにタイヤサイドのロゴもきれいにプレプリントされてます。これは他のモデルでも採用して欲しいです。



まあそこまでこだわる必要もなく、ささっと塗ってぺたぺたとシールを貼って出来上がりを楽しむべきモデルでしょうね。

ということで、レア度はともかく、インパクトに負けたモデルであります。

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