1000m級峠越2連発 小南峠・五番関 その2 2005.4.24 |
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■何とか1ページにまとめようとしたけれども、もう少し紹介したいので、2ページ目に入る。 さて、2つ目の峠、五番関も無事に到着。吉野めがけて、まっしぐらに下っていくのかと思うと、なかなかそうではない。 カシミールで見ると、だいたい970mから1100mぐらいのところの山腹をアップダウンしている。 |
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■登り下りするうちに、山の中で分岐がある。今走っている吉野大峰林道から分岐している「ふるさと林道吉野槇尾線」である。これを下っていくと、地蔵トンネルを過ぎたあたりへ出るようだ。 今日は、分岐のほうへ行かずにそのまま直進する。 直進して、しばらく下ると大天井滝がある。 案内板はないが、滝の前にあずまやがあり、休憩できるようになっている。 ちょうど女の子の3人連れが若葉マークの軽四で来ていた。 たぶん、クルマで来るだけでも大冒険だろうなぁと思う。 |
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■少し行くと、ハイキング道との出会いがあり、標識が立っている。ここでも、桜が可憐な花をつけていた。 山々が累々として、道の左側は少し広くなっていて、いい眺望ポイントである。 |
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■微妙にアップダウンを繰り返し、ほぼ尾根道をトレースしていくが、山腹を巻きながら下っていく雄大な風景が望める。 |
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■さて、ここからはほぼ下りである。快調に下りを飛ばすが、どこかで左折しなければならず、その取り付きを捜すのにやや苦労する。 吉野の奥千本に行くためには、舗装林道からはずれて、近畿自然歩道を走らなければならない。 入り口は例によっていい雰囲気であり、ダブルトラックのよく踏まれたダートである。「おっ楽しいかもよ〜」なんて思いつつも、またまた例によって厳しい道であった。 |
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■取り付きから写真の標識のあるところまでは、まだ道はいいが、ここを過ぎると杉林の中を抜ける、シングルトラックとなる。右側はかなりの急勾配の斜面で、なおかつ、道に木の根があちこち飛び出していて、乗るには乗れるが、ワタシのような者にとっては、てこずる道である。 約40分、この道と格闘する。あまりのきつさに少し広いところで途中休憩。休憩したところからは、比較的道幅が広くなるが、急勾配で下っていくことになる。 |
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■そのまま下ってくると、ちょうど地蔵峠に出る。地蔵トンネルが下を通っているので、今ではバスの本数も減り、けっこう大きな待合室が何となくうらさびしい。 地蔵峠には、その名の通り、今から約400年前に作られたと言うお地蔵様がおられる。 丁寧に奉られていて、地元の方の信仰の厚さがうかがえる。ここの説明書きに「日本三峠地蔵のひとつ」とあるが、他の2つはどこにあるのか、ネットで検索しても不明である。また、道を挟んだ向かい側には「地蔵の水」という水汲み場があって、お地蔵様に供える水らしい。また、かつては峠の茶屋もあったという。 |
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■あとはデポ地までまっしぐらである。帰り着いたときには、薄暗くなっていた。 デポ地手前の駄菓子屋さんでおやつのようなものを買おうとしたら、そこのおばあさんが「これでも食べ」と言って、パンをくれた。すきっぱらに、旨かった。そのおばあさんと話していたら、カブに乗った爺さんも話に加わり、とてもほのぼのとできた。 やはり、こういう人情に触れるのは文句なしにうれしい。 カラダの心地よい疲れと、人情で満足して帰ったのは言うまでもない。 いつもお付き合いいただくomasaさん、ありがとうございました。 |
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