感動の紅葉

秋の川原樋川林道

2005.11.12

秋の川原樋川林道へ行こう その3

5.で、でたっ?
写真の撮りっこをして遊んでいたところから、約20分。
今度は滝があって、これまた美しく、ワタシゃなんとかこれをモノにしたいといろいろやっていた。
windyさんとomasaさんは次のコーナーのところで待ってくれてたようである。


その時あれこれ撮っていた写真がこれ。

あれこれしているワタシ。(photo:windyさん)

左の写真を撮ったwindyさんの立位置。
その目線の先に・・・
ワタシの横を一台の軽トラが通り過ぎていき、それを追いかけてカメラに収めたあと、「クルマ!クルマ!」と声が聞こえたような気がしたが、気にせず撮影続行。
ここからはくだり気味でハイスピードダートである。
路面はフラットで、豪快に飛ばして楽しめる。

たぶん、ワタシがすっ飛ばして行ったので、そのあとをお二人が追いかけたような展開である。
林道開設記念碑のところで一旦停まる。
windyさん、omasaさん、何か興奮気味である。

「クマがいたんですよ」

えーっ、見逃したがな。
あの声は、クルマと違ってクマやったんかいな。

上の写真の位置で、トラックが行ったあと、視線の20mほど先に体長1m位の子グマ?がいたらしい。
すぐにがけの方へ走って行ったという。

うーむ。悔しいぞ。でも、誰もなんともなくてよかった。

しかし、クマが生息している野迫川村、侮れない。
6.r733<川津高野線>をだらだらと
開設記念碑からすぐに川津高野線に突き当たり、北上する。
出会いのところで、標高約630m。川原樋川林道で約200mほど高度を稼いだが、まだここから約370m程登らなくてはならない。

自然な勾配なのでそう激坂という感じではないが、微妙にアップダウンを繰り返しながら、とにかくしつこくだらだらと登っていくことになる。

この沿線は杉林の中も走るが、紅葉もきれいである。でも、先ほどの林道で堪能したのと、時間が気になり、写真も撮らずに走る。
約50分、ほぼ登りっぱなし。
野迫川村役場を過ぎたところの雑貨屋さんで休憩。このあたりから、道は2車線になっている。

標高は870mぐらい。
時間は15時50分。完全日没まで、あと1時間ほどだ。まだ100m以上登って、さらにそれを下らなければならない。

時間がないとわかりつつも、またーりと時間は過ぎていく。
ほぼピークの近くまで登ってきた。眼下に山々が見える。植林されている山とそうでない山の色合いが見事なコントラストを描く。

自然林のなんと表情豊かなことか。
時間は16時をまわった。
いよいよ薄暗い感じがする。
まだもう少し登ったあと、長い下りがあるはず。

この道r733は、けっこう車が多いので、注意。

坂は少し落ち着いた感じになり、わずかながら登りやすい。
このままr733を登り続けると天狗木峠を経て、高野山に至る。
その直前で、展望台のようなものがあり、r53<高野天川線>との分岐がある。

そこからの写真。
山の向こうに日が沈みかけている。

急ごう。

ここからは、ナダレ落ちるような下りである。
上の写真を撮って、45分間、登り返しもあるが、ジェットコースターのように下り続け、17時2分、かなり薄暗くなって、無事到着。

最後は日没に加え、森の中でかなり暗く、前後ランプを点灯してのダウンヒルとなった。
では、久しぶりの林道採点表を・・・
川原樋川林道
激坂度 ★★★☆☆ 極端な坂はない。
ダート度 ★★★★★ 舗装されている部分もあるが、荒れているので、ほぼ全線ダート。
再訪希望度 ★★★★★ 秋限定。(夏場なら★★★☆☆)
命の保証ない度 ★★★★☆ 断崖絶壁に加え、クマとの遭遇によりワンランクアップ
紅葉絶景度 ★★★★★ 山岳林道の豪快さと紅葉の美しさは病み付きになる。
ということで、満足感一杯のツーリングは無事に終わりました。
本当にこんなにすばらしい風景に出会えるなんと思っていませんでした。ぜひとも来年も来ようと思います。

注意:このレポートを見て、行きたいと思われた方は、万一のトラブルに備え、一人では行かれないでください。
HOME BACK