第二話 JO-HAN‘69 AMX

どこかで見たぞ!!

これは、ダイカスト・ミニカーです。ところが、一緒にナニやら小さな箱がついてるです。
ミニカーそのものはたいしたことないですが、このが気になったです。おっ JO-HAN!
「BONUS! COLLECTIBLE MINI MODEL KIT BOX」なんて書いてありますが・・・
こ、これはウチのストックにあるじゃないか。もうそのインパクトに思わず、お買い上げ


持って帰って早速墓堀するです。ありました、ありました。2個出てきました。上はストック用で、f/s(ファクトリーシールド)といってシュリンクを開封していない、未開封モノ。下は製作用に開封してありますです。2個ともまったく同じバージョンで、ミニカーのおまけも同じところを見ると、このバージョンしかなかったのかも。
でも、アメリカ人たちも、やっぱりそそられて買うのでしょうか。

こんなおまけになってしまうほどのキット。果たしてできばえはどんなモンでしょうか。
すべてをさらけだしてみるです。
当時の洋モノは、パッケージの中にプラスチックの成型品が無造作に詰め込まれてます。クリアパーツが傷つこうが、めっきがはげようが、パーツがランナーから外れようが、おかまいなしです。箱を振るとがさがさと音がしますもんね。
小心者の私はいつも開封すると、パーツをチャックつきの小袋に入れて保存するですヨ。
日本人のDNAをひしひしと感じますですね。こういうマメなところ。
一部のパーツはバリに埋もれてて、どこまでがパーツで、どこまでがバリかわかりにくいです。うーむ。これも時代というものか・・・


プラスチックの成型色は鮮やかなイエロー。
ボディは肉厚でかっちりしたモールド、スジ彫りもきれいです。今はなきオータキの作風に似ていますね。
CピラーにつくAMXのエンブレムが凸モールドになっているのがやや気しんどいですが、時代を考えるとしかたないですかね。

めっきパーツの裏を見るとどういうわけか、グリーンの成型色。わお JO-HANってお茶目。
タイヤもバリがたくさんありますが、サイドはきっちりホワイトモールがプレプリントされてます。

と、こんなことをしている間にもう一つ思い出したものがありましたです。
プロモーション モデルといって、昔のアメリカの車のセールスマンが、販売促進のために持って歩いていた模型があったです。いつぞや、某ショップで買った記憶があるです。またまた墓堀すると、あったデスヨ。

メーカーの名前もない怪しげな白箱に入っていました。こんなののパッケージングは、もうキットよりひどくて、半分組み立てた車の中に残りのパーツを押し込んであります。
ボディはどう見ても同じですが、エンジンパーツがなかったり、室内バスタブの取り付け方法がオリジナルと違いますよね。

でも、しつこくいじくりまわしていたら、決定的な証拠が。ちと見えにくいですが、シャシーの裏に小さな字で、くっきりとJO-HANのロゴがあったです。
たまたま見つけた一台のミニカーから、いろいろなことがわかって、ウンチクをタレるには最適な流れとなりました。
ということで、このウンチクをタレるためには、まだ作れません

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