第四話 フォーミュラカナダ マーチ83G

派手なのはいいけれど?


むかしむかし、オートスポーツとか定期購読してた時代があったです。
まあ昔のことなので、なんとなくF1に代表されるように「モータースポーツはヨーロッパ」みたいな時代でしたね。
アメリカンモータースポーツは個人的になんとなく、イロモノ的に思ってたです。
雑誌でもアメリカンモータースポーツは後ろのほうに、おまけ的な記載だったしね。

そこから月日は流れて、いつものようにヤフオクめぐりをしていた私の目にド派手なマシンのキットが眼に入りました。
当時の雑誌のワンシーンがよみがえるほどはっきりと覚えてます。このマシン。


マーチ83G レッド ロブスター

当然変なマシンなので、そう競ることもなく、すんなりと落札!

待つこと数日。届きましたです。早速開けてみるです。
一番気になるのは、なんといってもロブスターのデカールが見たいです。

あのなぁ、箱の割りにデカール大きいっちゅうねん!!
いきなり折り曲げたところからひび割れとるやないか。

デカールそのものはまあそこそこのレベルかなってとこです。写真ではうまく見えませんが、尻尾の第3節くらいのところがイッてます。

ボディ全体。表面はスムーズでつき物の気泡も殆どありません。ヌキに関しては、なかなか技術水準が高いです。全体的な構成は、レジンキットの一般的な水準といったところでしょうかね。
あと、エッチングが3枚と、小物パーツ、バキュームのウィンドウ。タイヤはゴム製です。

ボディ細部。スジ彫りが豪快っす。ぶっというえ、ヨレてます。正面から見ると、なんとなく左右非対称のような気がするです。それと、コックピット小さくないですか? というか、明らかに小さいですよね。
こういうキットの性格からいって、細部にこだわって仕上げるというよりも、デスクトップモデル的に、カタマリとしてそれに見えればいいやっ的な楽しみ方をすべきモンなんでしょうかね。ちゅうか、このデカール貼っちまえば、違う車でも、この車に見えてしまうような。
でもなぁ、このフロントフェンダーにこのデカール貼るのはなぁ・・・

インスト。全部でこれだけっす。オトコって感じです。
箱の横には、「14歳以下の子供には勧められません」と。あたりまえでしょうが。
このキットをスイスイ作れる13歳がいたら、もう、このキットぶち投げるですヨ。もう。

うーん。どっちも83Gということですが、かなり違いますよね。
ということで、あんまりこだわらずに素組みで行こうという方針は、すぐに決まったですけど、私の人生にはまだまだ優先すべきことがあるような、そんな気がして、そっと箱にしまったです。

おそらく、一生作ることはないかと思ったり。

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