チベットには三宝台と呼ばれるお茶があるというのでさっそく飲んでみた。
愛想の悪そうなオッサンがニコリともせずドンとテーブルに運んでくれたのがこれ。

ちなみにお湯は入っていないので自分で入れる。
飲むときは下の写真ように蓋をずらして飲むのが本当らしい。
他の人も最初はそうしていたが途中からは蓋をとって飲んでいた。
この方がずっと飲みやすい。
写真を撮り始めるとさっきまで愛想の悪そうなオッサンが急にニコリとし始めた。

中に入っているものを教えてくれというと親切に書いてくれた。
ということで中身はこれ。

春尖茶というお茶※
氷砂糖
龍眼(という果物)の干したもの
なつめ
クコの実(漢方薬の一種)
干しブドウ
干しあんず
ライチー(果物)の干したもの

の8種類です。
ところが俗に言う三宝台には
白きくらげ
クコの実
龍眼
干しあんず
氷砂糖
緑茶

となっており、白きくらげが無くて、ライチーとなつめが多い。
しかも、三宝という割には3つじゃない。
これはもしかしたら八宝茶ではないかという話があり、 調べてもらったところによると
八宝茶のオリジナルとしては
菊の花
クコの実
蓮の実
なつめ
氷砂糖
緑茶
干しぶどう
干しライチー

だそうです。

元来三宝台は、生の龍眼を入れたお茶だったようです。
ちなみに三宝台の値段は5元。
少し甘くて飲みやすく、高山病で頭がぼぅ〜っとしているときにはいいかも。

春尖茶
春尖茶は散尖の一種で、雲南省あるいは四川省で生産される 緑茶です。
蒸して固形茶にするための原料として使われる晒青 毛茶です。
比較的大きな茶葉を摘むのですが、春摘まれたもの を「春尖」、夏に摘んだものを「二水」、そして秋に摘んだものを 「和谷花」と呼んでいるそうです。
基本的には「晒青緑茶」と同じ 製造工程「殺青→揉捻→天日乾燥」を経て作られたお茶です。
お茶の詳しい情報は、冒険小僧さんと遊笛山房さんからでした。
ありがとうございました。

お茶に関しての情報は遊笛山房主人の平田 公一さんのホームページ遊笛山房にたくさんあります。
また、八宝茶に関する情報は同じく遊笛山房のページの中国銘茶図譜- 花茶にあります。


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