Lhasa
Johkang Temple
ラサ市内の中心街、八角街に位置する大昭寺はチベット仏教の総本山的な役割を果たしている。
チベット全土からの巡礼者はここ大昭寺に詣ることを目的としている。
7世紀にチベットを統一し、戸蕃王国を樹立したソンツェン・ガンポ王の妃ティツン(ネパールから来た王妃)が亡き王をしのんで建てたという。
本殿は王妃の故郷ネパールの方を向いている。
本尊はソンツェン・ガンポ王のもう一人の妃である文成公主(唐の王女)が持ってきたと伝えられる12歳の釈迦牟尼像である。
同時期に建立された小昭寺と共にチベット最古の寺である。
大昭寺前の石畳では巡礼者達が、バター茶を飲みながらくつろいでいる光景に出くわす。
ここは巡礼者や参詣者が絶えることなく訪れる。
門前では老若男女を問わず、五体投地を繰り返している。
寺内はバターランプを燃料とした灯明が連なり、独特の匂いが漂っている。
屋上からはポタラ宮を望むことができる。