紳士の雑学
某自動車メーカーが新しい自動車をデザインする時、まず「自動車とは何か?」
ということを考えることからはじめた。
「プライベート空間」「高速移動手段」「移動式カラオケ空間」など色々な意見が出たが、一番みんなが
感銘を受けたのは、とある新入社員の
「ほとんどの時間を停止したままで、無駄なスペースをつぶすもの」
という意見であった。
そこから、省スペースでも荷物をたくさん載せることができる 「コンパクトカー」 という発想が生まれ、
大ヒットしたのだ・・ったと思う。(あやふや。)
また、某新聞社の入社試験に
「”ペンは剣より強し”という言葉について述べよ」
という設問が出たのだが、みんな
「たとえ独裁者が他の意見をすべて押さえつけても、ペンの力はそれを書き残すことで後世に
告発することができる。つまり、ペンの力は大局的に見て権力にも勝てるのだ・・。」
とかいう文章ばかりであった。
採用担当者は辟易し、
「”ペンは剣より強し” と言うが、実際は権力に屈する例も多い・・。」
という論文があれば無条件で採用するところだったという。
付和雷同も結構だが、やはり画一的な考え方よりは一ひねりした考え方をできる者の方が
優秀だと言えるだろう。紳士たるもの、常に発想力を鍛えていたいものである。
家庭に浸透しすぎて売上が頭打ちになった「味○素」の売上を何気ない一言で何パーセントも増やした
女子社員の一言の例もあることですし・・。 (有名だと思うので書きませんが、知らない人がいたら管理人まで。)
・・って、これじゃまるで「紳士の発想力講座」の序文であるが、ここでは実際にその発想力が
身についていなくても周りに一目置かれるような、人に話して意外性を与えられるような雑学を
述べていきたいと思う。
なんかこの序文はあまり内容と関係ないような気もしますが、それを気にしない度量も紳士には必要だということで・・。
オシャカになる
物が壊れたりして使い物にならなくなることを「オシャカになる」という。
この語源をご存知であろうか?
鋳物の製造工程で、あまり火力が強すぎると不良品ができてしまう。このことから
お釈迦様の誕生日である「4月8日」にひっかけて、
「火が強か」→「4月8日」→「オシャカ」と呼ぶようになったのである。
サンドウィッチ
「サンドウィッチ」の語源をご存知だろうか?
一般的にはサンドウィッチ伯爵がトランプをしながら食べられるように考案したと言われているが、
実はそうではない。
「サンド(砂)」 と 「ウィッチ(魔女)」 以外は何でもはさめる、と言う所からそう名づけられたのだ。
・・いや、胡散臭いことはわかっているのだ。何しろ出典は「パタリロ」だしなあ・・。
ニュース
「ニュース(NEWS)」とは North(北) East(東) West(西) South(南)
の頭文字を続けた言葉である。
東西南北、ありとあらゆる所からの情報、という意味なのだ。
・・すみません、全て嘘です。
もちろん 「NEW」S(複数形)、ですね。 新しい情報が集まるとニュースになるのです。
上記の話はアメリカの某新聞社で新人に「情報を足で稼ぐことの重要さ」を教えるために
考えられた例え話らしいです。