*夕闇迫る中をバス停まで歩いて、市バスで京都駅まででて解散した。
*この掲示内容は、ブログから転用しています。要するに手抜きです。

      三つの庭は上から
  ①「上古の庭」磐座風、②「蓬莱の庭」鎌倉風、③「曲水の庭」平安風

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   *苔寺で有名な西芳寺は、広い庭の風景があり写真では伝えきれません。
 パノラマ写真にでもしないと広がりが掴めず、本当の良さが判るのは現地で観賞するのが一番です。



     4.松尾大社

  松尾大社は京都最古の神社で、背後の松尾山を含む12万坪が境内です。
文武天皇の大宝元年(701)に、山麓の現在地に社殿を造営している。朝鮮から渡来した秦氏の総氏神とされていた。

 神社の中の松風苑に三つの庭があり、昭和の庭園学の第一人者重森三玲先生が心血を注いで造られた芸術的作品がある。三庭に用いた200余個の石は、すべて徳島県吉野川の青石(緑泥片岩)で、昭和50年に造られた。(お断り:写真では全体の姿が入らず、実際のイメージは随分と違います。)

今回は、時間の関係もあり先生専門の庭園見学であるので、内部には入らなかった。
 
       写真は、「正面の山門から」 


 
 
         
 上は 「龍門瀑」 三段の滝と鯉魚石がどれか判りにくい
 下は 「座禅石」

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「苔寺の由来の美しい庭園です」
寺に来る前から雨が降り、写経の間は激しい雷雨でしたが、庭園を回る頃には薄日もでてきて雨上がりの苔は一層美しく見えて幸運でした。
先生の説明では、苔は後からできたもので本来は石と土の姿であった。苔の写真を撮るのは庭園写真では邪道であるとか。でも、我々凡人は美しい苔の庭を撮りたいですね。


 
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  *臨川寺の開山堂蓮華形自然石の下には、夢窓国師の遺骸を納めてある特別なお寺です。

 
  3.西芳寺

  西芳寺は、申込み制になっていて飛び込みでは入れません。しかも時間指定があって人数も決められています。写経と般若心経の読経をしてから庭園見学となります。お寺での写経は初めての経験でしたが、多勢がいて座るところも狭くて窮屈でした。膝を痛めているので胡坐で失礼して、筆ペンを借りて(持ってきた筆ペンの墨が心もとなかった)一気に書きました。写経用紙には薄く般若心経が印刷されているので、それをなぞるだけですが読めない漢字もあって戸惑います。
 このお寺も変遷があって、夢窓国師の大修復で完成した鎌倉式庭園になります。黄金池(心宇池)を中心とする回遊式池泉と枯山水があり、禅宗寺院の石庭の先駆と言われています。

 写真は、「本堂の横の案内板です。」

 
    




   *天龍寺は、吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために足利尊氏が建立した。夢窓国師による曹源池庭園は特別名勝第一号である。


  2.臨川寺

 現在は天龍寺の塔頭になっている寺です。
大堰川に臨んで嵐山を前方に眺められる寺ですが、今は一般公開されていません。

もとは亀山法皇の離宮「亀山殿」の一部で、川端殿と呼ばれており、後醍醐天皇の皇子世良親王ゆかりの寺で、夢窓国師から禅の心を学ばれたそうです。ここは夢窓国師の77歳で亡くなられたところでもあります。
国師の木像が安置されていますが、意外となで肩の優しいお姿でした。

本来は、夢窓国師の作庭があったのですが、戦乱で面影を失い元の姿は残っていません。

写真上は「中門からの庭園風景」、写真中は「本堂からみた庭園」、写真下は中門正面に足利義満の書になる「三会院(さんねいん)}の額がある。

 京都の有名なお寺巡りになるが、目的は庭園見学であった。それも研究されている先生の説明付だから、少し専門家になったような気持ちにはなれたか。先生の説明資料をところどころで拝借して一日を追った。

天龍寺集合なので、京都地下鉄で太秦天神川にでて、嵐電天神川~嵐山で天龍寺に着く、その後天龍寺説明見学~臨川寺~バス移動~西芳寺、写経、見学、~徒歩移動~松尾大社~バス移動し京都駅解散のコースである。

 1.天龍寺

 代表的な日本庭園と言われる天龍寺の庭園鑑賞である。きれいだなあと見るくらいだったが、今回は日本庭園研究家の先生からのレクチャーで、見る目が少し変わったかなと思う。従って、少し説明を入れるがすべて受け売りである。

 (写真上)天龍寺の庭園は、夢窓国師の作である。庭園の正面反対側に、三段の滝を模った石の列がある。判りにくいが1段を過ぎて2段目の前にある石が鯉魚である。「登龍門」の由来である鯉が、三段の滝を登って龍になす化す様を現している。「龍門瀑」というそうだ。

 (写真中)手前に砂で形作ったでっぱりが、州浜・出島という。庭園の造形に奥行を与えるためで、見る角度によって形が異なって見える。写真左端にある形で、右から池を見ている・
 (写真下)池の左端にある形は、舟石、荒磯で出島から繋がっている。松は後で倒れてきたそうで関係はないが、この根元あたりに見えにくいが座禅石がある。





京都日本庭園拝観