2003年12月21日(日)。

宮ちゃん三太さんと吉祥寺で遊ぶ。
音楽話でスルスルと時間が過ぎて行くのを感じた瞬間。
話の間や空気が穏やかに流れているのを感じた瞬間。
何だか嬉しくなって、すごく楽しい。
三太さんから、素敵なCDを教えて貰ったり。
宮ちゃんがお勧め音楽をメモってるのを、スペルチェックしたり。
お茶屋の窓越しに電車が通っていくのを眺めたり。

何かがふわふわと浮かんだり、転がったりしてる毎日。
その何かを見つけるのは、とても簡単でめちゃくちゃ難しい。
曖昧だし、そもそも幻想かもしんない。
けど、糸電話で繋がってるような言葉が空気に乗って会話になった時。
耳が振動して、笑ったりワクワクしたり落ち着いたりする。
その瞬間、やっぱふわふわと浮かんでいる何かが漂ってるのを見たような気分になる。
結局は気分なのかもしれないけど。
でも、その時にありがとうって言いたくなる?と聞かれたら、
ありがとうって、こっそり大声で言う。


2003年12月19日(金)。

ゆうくんSPANK HAPPYのインストアに。
 ある種の計算満載のライブは、菊池さん(DCPRG)のフェチの公然披露みたい。
 しかも、全編カラオケならぬ口パク。
 つまり、CDをそのまま流してるだけ。
 「どうせ口パクですから!歌いません!」
 と言いきっちゃったアンコールまで、
 香水を振りまいて、妙に楽しい振り付けを連発し、時々抱き合って歌う。
 って、極端な言い方すると、これって公開偽装セックス? 
 「卑猥で上品?」
 と、女子高生みたいなコメントだけど、 
 100万人規模でSPANK HAPPYが聴かれるようになったら、さぞ愉快。
 いや、それはすんごい怖いかも、、、。真剣に怖いかも。
 だって、音が明らかに悪戯に満ちてるんだもん。
 徹底的に怠惰なのに、徹底的に反体制。歌物ハウステロリスト?
 歌わされてる感満点のヴォーカルの女の子が、
 実は一番この状況を楽しんでそうなのも怖い。
 とてもおもろいライブでしたな(えっ?矛盾してるって?)

エルモの友達のライブにも行かせて頂きました。
 ジャンルはロカビリーって聞いてたけど、その通りで。
 観てる人もバンドの人も楽しそうだった。
 もちろん、こっちも楽しくなってしまう。
 無性に踊りたくなる音楽ってたくさんあるんだよ。
 そして、自分はやっぱりライブハウスの雰囲気が好きだ。
 その後、ご飯。
 コロコロと話す。へへっと陽気な言葉が浮かぶ。
 考えたら半年振りに会ったという事実に季節の流れの速度にふらつき。
 ゆっくり話す。会話ってやっぱ大切なこと。
 途中からもびとも合流して、場の空気もヒートアップ。
 楽しくて時間を忘れるとは、このこと。
 引越しの手伝いのつもりで、もび宅に行くも結局キャッキャッ。
 爆笑し続け気づけば夜明け。
 1日で2回楽しくて時間を忘れる。


2003年12月18日(木)。

ここ数日、湯船を張るのがマイブーム。
というのは、掃除していたら入浴剤を発見したから。
”本品は温泉を再現するものではありません。”
という注意書きは、分かっていても表記しないで!
ねぇ! 業者さん!
「入浴剤って100円単位の小旅行なんすよ。」
気分的には。薬品だけど。


2003年12月17日(水)。

朝から溜まっていた洗濯洗濯。
ちっちゃいベランダに干していると、
気温的に冷蔵庫に入れてるような感触だった。
「これで、いいんかねぃ?」

昨日、中学2年の頃から探していた、
アクサク・マブールの2ndアルバムを新宿で発見したので、
それを、早速流しながら、次は大掃除。
70年代後半〜80年代前半のベルギーのバンドらしいけど、
音がかんなりヘンテコで荘厳で、掃除のリズムが真夜中になる。
ラジオで聴いて以来、ずっと探してた1曲とか。
狂気すれすれのキワドイ歌(奇声?)と、
かわいげなのに、どっか明らかに怖い効果音が鳴りまくり。
「時間が分からん!」

そんな掃除も終え、夜は宮ちゃんとご飯。
「ゆるいねー。」
と、まったりしながらもワクワクな時間。
ちゃんと言葉が空気に乗って会話になってくよーな感覚が心地よく、
とても楽しいのでありました。
「関西弁しゃべらないよねー。」
って、自分、それなりに順応しやすい方言形態を携帯しとるのかも。
いやいや、単にしゃべる人の言葉に影響されやすいだけなんだけど。
「ドギマギ。」


2003年12月16日(火)。

人体の不思議展につれてってもらう。
も、感覚的情報量の膨大な流入に、
脳内オーバーヒート。
マジでたおれるかと思った、、、。

「さぁ、エクドライバー、最終コーナーを曲がって、200mの直進だー。」
なんて実況下で、実際のコースは、
急カーブを軽く20個はクリアしないといけない山道だったみたいな。
「そりゃー、無理っしょ!?」


2003年12月15日(月)。

東京とはいえ、なにげに目を凝らしてみると、
味のある物はコロコロしてるもんで。
例えば、”らぁめん”って表記されたラーメン屋だとか。
”カレェライス”なるメニューのある、そば屋だとか。
”ブラック・バス”という名前の屋根に魚が乗ってるバスだとか。
ある種のオサレ感とは対岸にあるユルさ。

「あー、もう形だけの英語禁止!」
と、小声で言っちゃう。
やっぱ、空気感が活きている街をテコテコ歩いていると、
キャッキャキャッキャ、と楽しみは尽きない。

「おもちゃ屋っておもしれー!」
ってのは見事に予想的中だったのだけど、
吉祥寺の中古CD屋にバンプオブチキンが1枚もなかったのは予想外。