| 12. pia fraus 『in solarium』 |
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不快な湿度が全く感じられないサラサラとした空気で囲まれてる。 バルト三国の一つであるエストニアのバンド、ピアフラウスが作るのは、そんな空間。 「my
booldy valentine が若かったら、こんな音を奏でていたかも?」と思わせる、シューゲイザー直系の浮遊感に溢れたぼやけた質感の轟音が風のように吹き抜ける様は、何だか脳味噌をちょこちょことくすぐられつつも、サッパリとした感触が気持ちいい。 |
| そんな涼しげなギターの洪水に乗るのは、輪郭のはっきりしない女の子と男の子の歌声と、透き通った音色のキーボード。 と、ピアフラウスは正にマイブラチルドレンど真ん中!と言ってもいい程、シューゲイザーの特質を素直に鳴らしている。 でも、その枠をスルリと抜けていく感覚もある。 それは、どんなにギターのフィードバックが全体を包み込んでも、まどろんでモヤモヤした雰囲気にはならないトコにあるのかも。 もちろんふわふわした浮遊感はたっぷり含んでいるけど、この音達はただ宙に浮いたままではない。 何処までも突き抜けていきそうな疾走感があるのだ。 好奇心の赴くままに走り続ける初々しさ。 体感温度を下げつつ、ワクワクさせてくれるドリームポップ。 |