| 17. gel: 『-1』 |
 |
|
耳をくすぐるニュルニュルとしたカワイイ電子音が、生き物みたいに溢れ出してくる。 フランスのエレクトロニカな音楽家の中では、かなり有名なgel:の1stアルバム。 電子音という人工物が命を吹き込まれた風に無邪気にキャッキャッと転がり浮かび遊びまわりながら、全く角やトゲのない丸い丸いとろけそうな部屋を形成していくのは、何だかとっても楽しい。 にゃははとはしゃぎまわりたくもなるし、チルアウトして眠たくもなる。 |
| このどこを切り抜いてもカワイクてホワホワ・プニプニしたドリーミーな音楽は、感覚が気持ちよく退行していくよーな効果をもたらしてくれる。 いや、退行っていうと聞こえが悪いなぁ。 ちっちぇー幼児に戻った気分になるといったらいいのかなぁ。 とにかく、意図的に鳴らされているはずなのに、自由奔放な電子音と一緒にヘローンとしてたら、例えば文字はその意味を解読する以前に、その形を楽しむ物! 言葉は意思の伝達をする以前に、その発音を楽しむ物! なんて考えたりしちゃう、トチ狂ってるけど、ほんのりと愉快な状態になってきたりする。 食欲なんて全く沸かないよ!ってな猛暑の日。 ひんやりとした部屋でこれを流してみましょう。 |
|