22. Fishmans  『8月の現状』
身の周り半径1km以内の夏の現状。 フィッシュマンズのライブ音源をスタジオで加工した、ライブ盤とレコーディング盤の中間に位置する1枚。 なんてことはどーでもいいの! 「8月の現状を聴いてると、何でこんなに泣きたくなる感覚になるねん!」 ふわーっと宙を舞っていくヴァイオリンやギターの音に、モコモコしたベースの低音。 柔らかいドラムのリズム。 佐藤伸治の現実をシビアにシビアに凝視してるのに、
救いもちゃんとあるよって気付かせてくれる歌声。 2曲目の「Weather Report」を聴く度に、後半から一気に吹き出す、無限に続いてく青空のような音像に、「あぁ、まだちゃんと活きてけるかもー。」なんて嬉しくなってしまう。 10曲目の「Just Thing」を聴く度に、好きな奴のことばっか考えてた高校時代のある晩夏の夕方を思い出す。 この音楽に詰まっているのは、いっぱいの身近な夏の光景と、静かに隣にいてくれて手を繋いでくれる夢。 そして、日常という現実にある悲しさと、ちっちゃいけど確かにある優しさ。 友達と遊ぶこと、何でもない景色、今日もちゃんと呼吸してること、大袈裟だけどそんなこと達に感謝したくなる。  
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