2002年7月17日(水)。
secret passage ver.2 〜in Kyoto〜”
CONDOR 44 / MONG HANG / スパナ / 融点
@京都タクタク

融点

バンドの名前から、浮遊系の轟音バンドなのかな?
と思っていたら、全然違いました。
ギター+トランペット?+ベース+パーカッション+ドラム+キーボードな編成で、基本はスカパラみたいなスカ+ジャズという感じ?そこに、ロカビリーで歌謡曲ちっくな歌が乗ったり。そして、曲をバックにヴォーカルの人が演説?気味なMCをするのが、このバンドの特徴的なポイントの1つ?
な気がしたけど、それが苦手気味だったので、あんまり好きではなかったかも、、、。パーカッション(渋さの人らしい)+ドラムのリズムとか、ベースの音とかは好きだったんだけど。う〜ん、、、。
衣装がすごかったのも印象的、ラメラメ。


CONDOR 44
「もう、コンドル?」
というよーな出演順。予想では3番目に出ると思ってたんだけど、、、。(でも、2番目かも?とも予想してた。)
いきなり佐々木さんが
「今日は諸事情で4曲しかできません。20分くらいですか、、、。」
とMC。ちょっと心配してしまったり、、、。でも、
「20分間で必ず皆さんを眠らせるよーな心地よい時間を保証します!!」
との力強いコメントに、やっぱりわくわく。

「visonary town」
段々音が大きくなって、広がる広がる。柔らかい透明な空間の中を、音の波が静かにすごく速く包みこむよーな。2回目のちょい爆発ポイント?では、ちょっとテンション上がったり。これはコンドルの中でもかなり好きな曲だったので嬉しかった!最初から大曲を持ってくるトコも、コンドルっぽい!

「condortime」
ザックザク鋭い音が刺さる。さっきとは一転して、ひんやりした感じ。ツインヴォーカル具合も絶妙!「INTRO」〜「2&40」ちょっとカオスちっくな展開。で、コンドルの音のカッコよさが炸裂してました。

「00203」
もう最後の曲・・・。(4曲だから)
でも、これがめちゃくちゃよかった!! 前の3曲もよかったけど、これはホントにヤバイ!! というくらいの心地よさ+爆発具合+轟音でした。何かタクタク全体が違う空気になった気が。あじまさんのドラムも凄まじかったし(メガネが飛び散る!!)、終盤の佐々木さんの歌声の伸びも最高!!

たった4曲だけだったのに、コンドルの世界がばっちり構築されてたのが、すごかったです。ライブ的には今まで観たコンドルの中で個人的には1番よかったし!だから、やっぱりあと何曲かやってほしかった、、、。
「db」と「Hush&Vane」の2曲はとてもやったほしかったかも。欲を言えば、「Faint Shine」も、、、。よかった分、時間が早く感じられたし。


スパナ
人力テクノ!
テクノポップという言葉はこのバンドのためにあるのでは?
とちょっと思ったり。ピコピコな感じではなくて、テクノなポップ。めちゃ踊れる!音の上に、シュワシュワな声が混ざって、テレビゲームの中のバーチャな海の中を、回遊してるよーな心地でした。
とにかく、気持ちよく踊れるリズムと音!さらに、緩やかに抑揚のある曲調だったのがとてもよかった!自然と踊っちゃうよーなね。機会があれば、また観たいな。メンバー全員チャイナ服なのもカワイカッタ。


MONG HANG
初めてライブを観た時の衝撃が忘れられず、今回(通算2回目)ではどうなるんだろう?と、かなりドキドキ。
結論はというと、やっぱり凄まじかった!! というか、もう最強!?
まず、其々のメンバーさんのオーラから凄まじい。ヴォーカルさんは仙人だし、ベースの人は髪型が鞭毛(!)、そして明らかに動きがおかしい。
「この人、宇宙人なんじゃ?」
と思うような。そんな動きでチョッパーをバシバシするんだから、もうわけがからない!! パーカッションの人のスチールパンの連打!! ギター片方の人の壊れ具合!!(さらにギターとは到底思えない音が鳴りまくっている)などなど、モンハンを観てる間は完全にあっけにとられちゃいます。
そして、メンバー間での謎のモンハン語でのMC(しかも、会話はおそろしくちゃんと成り立っている!)は、めちゃおもしろいし。
気が付くとお客さん多数(全員?)爆笑の波が!
終盤にはホーミーまで飛び出す!(←なんで、できるねん!!)
曲はトランス+少し民族音楽を超進化?させたような、何だか分からないけど、やたらテンションの上がる物を最初から連発!音もちょーヤバイ・笑。でも、最後は何か感動的な多重コーラスがキレイな曲でフィナーレへ。
今日も
「モンハンのライブは思いっきりヘンテコで、何か感動的な一大抒情詩だなぁ。」 
と、思いました。ある意味、中毒になりそう・笑。