2003年11月14日(金)。
”SUPERCAR presents High Booster 2003”
ROVO
@難波Hatch


「踏み込んだ先が宇宙空間だった。」
そんなライブを観てきました。 ROVO

いやぁ、毎回のことながら、凄まじい演奏。
ホント、上手いとか言うことじゃなくて、どうやって演奏してるのか分からない。特にドラムとか、「千手観音?」と思うようなすごさ。 そんなドラムが2人もいるんだから、リズムは当然のごとく圧巻。
でも、ROVOのライブはそんな狂乱度合いとは裏腹にとても優雅だとも思う。 それは、音色がほわほわしたゆるい曲などに顕著で、とっても心地よいのだ。
さらに、幾らノイズが入りまくってても、ドラムが鳴り荒れてても、曲の導入部はゆったりと大らかな空気が流れてる気がする。
でも、知らぬ間に辺りには宇宙空間だか何だか分からない。 得体の知れないキラキラした物体が降りまくってて、熱狂の渦。 体の中に次々に音がザクザク刺さってきて、体内で弾ける弾ける。 そしたら、手を上げ、飛び跳ねまくり、意識が飛ぶかと思うくらい頭の中が真っ白。
” 普通に家の前の道路を歩いていたら、いきなり周りが宇宙になってた。 ”
とでも言いたくなるような景色の変わり様。
今回はVJも付いてたので、浸透度も倍増だったし。うーん、すげぇ。
最後の「NA-X」なんかは毎回盛り上がりまくる必殺曲なんだけど、今日はマジでキテタ。
「えっ?これ以上、上昇していっていいんすか?」
って、もうライブ終了したらヘトヘト。軽く運動した並に踊り狂ってた。 んで、やっぱ「ROVO、サイコー!」って言っちゃう。 うーん、ずるいバンド。

あと、原田仁さんのベースがやっぱり個人的には大好きだなぁ。 ハードコア並におもーい音で何ともお腹に響く。 攻撃的で暴力的なのに、柔らかくもあるから。