2002年8月13日(金)
”CRJ-west presents 風穴 vol.2”
NOISE ON TRASH / bonobos / THE MICETEETH / elements
@京都メトロ


bonobos
反響音が浮遊するダブ。
「めちゃフィッシュマンズっぽい!」
とは、1曲目が始まった時思ったこと。中期くらいのフィッシュマンズにかなり近い音。ヴォーカルさんの声もすごいフィッシュマンズに似てたり。
PA(ダブマスター)の人もメンバーにいて、奏でられる音をダブ処理!遠くの方までエコーしていく歌声や効果音的な電子音がとても心地よかった。音が空間をするするゆらゆら飛び回ってる感じ。パーカッションの人とドラムの人の音にディレイがかかって、何だかとても夢見心地。そこに、シャキシャキしたギターとゆったりベースが乗る。
「基本的にすごく好き!」
メンバーの楽しそうな演奏風景もとてもよかったし。
「ただ、もうちょっと”bonobos!”ってものも出してほしい!」
という気も。確かにいいけど、どうしても”フィッシュマンズ!”と思ったり。それくらいに似てる部分がちらほら。 でも、
「とっても楽しげで日々の小さなリゾート!」
というようなこのバンド独自の快適さもあったり。とってものんびり楽しい音。また、観たいなー。


elements
久々に観ました。
elementsはアコギ&歌が外国の人、イギリス? そして、アコーディオンも入ってる。ゆったりした曲が多し。
雄大な広い牧草地、原っぱな音風景。で、どこかアイルランドとかの民謡っぽい感じもしたり。素朴な歌とアコギに音がちょっと変わってるアレンジで、無理に盛り上げようとしなくて、じわじわ上がってくる展開がよいなー。
時に轟音的でもあったり。コーラスも効果的でステキでした。メロディはすごくキレイだし。でも、ダラーっと聴いてしまうという難点はあるかも、、、。


NOISE ON TRASH
最初は栗原さんと、トランペットのゲストの人(from Double Famouse)、の2人による弾き語りっぽい編成で、「so much to learn,so little we know」を。この曲は言わずもがな、アフガニスタンのチャリティーの曲。大袈裟な感じはしない曲。でも、何か残るかもしれない曲。ヒューマニティ(人間性)という歌詞を強く歌う栗原さんが印象的だった。
で、演奏後”FUCK”で締める栗原さん。渋くて尖ってる大人の余裕。
そして、ここからバンド編成。初めの曲は打ち込みリズムのインストで、比較的穏やかな感じだったけど、次の生ドラムの曲からは飛ばす飛ばす!!まさに、パンク! これが、パンク!
ベースの人が音に凝っていて、変わった音響が鳴りまくったり、曲の展開は目まぐるしく変わったり。ちょっと実験的な感じもするけど、やっぱパンク。栗原さんのドラムはマジですごいし!!
「人間ドラムンベース、人間ドラムマシーン?」
と思うほど、ドカドカバシバシ。すっげーシャープでタイトな音とリズムでめちゃくちゃかっこいい。
そこに、がなり気味の歌がプラス。パンキッシュじゃなくてパンク!シンプルなのに音の勢いがすごい。要らないもの全くなし、でも、おもしろい不思議なポイントはありまくり。
最初は”?”と少し思ったりもしたけど、途中からはストレートに飛んでくる音の迫力にやられ気味だったり。んで、本編最後にはクラッシュのカバーまで!
アンコールでもやっぱり音がガツッときたし。かなり攻撃的でラフなライブでした。


余談
NOISE ON TRASHとCRJ-westのダブルネームTシャツを売っていたんだけど、金欠で断念・涙。
でも、『BOOKWARM mag』を購入したり。ちょっとづつ読みたいな。スロウワード。自分もいつか参加してみたい。