anonymass 『opus 01』
パッと聴き、日本人のバンドの音に聴こえない。周りの楽器に溶け込むようなふわーっとした抑制の効いたコーラス的な歌はどっかステレオラブに似てる質感。全体的に上質な音響歌物といった趣で、じっくりともBGMとしても聴けて結構好きです。日常の音を加工しまくったり、展開が入り組んでたり、凝っているのに、ツボを押さえてて聴きやすい。ビートルズの「For No One」のカバーあり。

韻シスト 『Relax Oneself』
HIPHOP。生演奏に2MCという編成のバンドで、基本的にはゆったりした雰囲気の音。ちょっとジャズっぽかったりして、ラップも柔らかい感じ。HIPHOPが苦手でも比較的聴きやすいような気がします。お客さんとのいい具合の掛け合いをとるライブがとにかく楽しい。2MCの片割れBASHIくんの声がリップスライムのイルマリに似てるので、その辺が好きな人も気に入るかも。

Cubismo Grafico Five 『CINQ (four+one)』
ドラムがHi-STANDARD、キーボードがスキャフルキング、ギターがDOPING PANDA。って、これでもかってくらい豪華なメンバー。徹底して軽く風通しがよい雰囲気。さらに、アッパーな曲が多くとっても聴きやすい。パンキッシュな曲を主軸にボサノヴァや打ち込みとバンドが合体したような曲も。って、オサレ?けど、そういう胡散臭さを漂わせない雑多なサッパリ感。メロコアでもネオアコでもクラブでもない、実は変な立ち位置が魅力。

Gutevolk 『suomi』
西山豊乃という女の人のソロユニット。予定不調和なのに自然に連なっていくメロディが子供みたいな声で歌われる、摩訶不思議で白っぽい世界。子供と言っても、カワイさを強調する感じではなく、感情抑え目で淡々と、けど、何か懐かしい。そんな声質と歌い方。どこかにありそうで、ホントはどこにもない地域の童謡のような空気感。全編生バンド編成で、ギターでリトルクリーチャーズ、ドラムでtoeのメンバーが参加。

クラムボン 『id』
言わずと知れた(?)3人編成ピアノトリオ、クラムボン。これは4枚目のアルバム。何だかもはやピアノがどうこういう雰囲気じゃない音。とっても音響的で実験的なことをしてるのに、今までで一番ポップな気がするのが不思議。リズムがとても印象的だったり。日常の物音が効果的に使われてたり。すんなりと聴ける優しい音楽。マイスパレードのアダムピアーズが参加!

CONDOR44 『db』
日本のシューゲイザー系轟音バンドの中でも、独特だと思うバンド、コンドル44の2nd。複雑な展開とキレイに重なって浮遊するみたいな男女のツインヴォーカル。冷たい高揚感がある、とでも言えそうな、ちょい不協和音的なかっちょいいギターの轟音。初めから疾走する感じの1曲目「db」もすっげーよいですが、じわじわと昇っていって、一気に炸裂する長い長い7曲目「visionary town」も最高。

ZARIGANI 5 『ZARIGANI 5』
正にギターポップ。下北沢が似合う感じで。キャッチーなメロディに、ジェットサウンドなギターが絡む。リズムなどはとりたてて凝ってたりしないけど、歌声が特徴的。男の人なんだけど、かなり声が高くてさっぱりした甘ったるさ。中性的な声でこういうギターポップすると、、、実は相性抜群。繊細な中に、こっそり爆発的な破壊力も持ってそう。

サトルニシカタ 『サトルニシカタ』
轟音・ストレートなロック・音響っぽいインスト。色んなタイプの曲が入ってるけど、とっ散らかった印象はなし。全体的に音がこもっているんですが、それが何とも言えない味になっていて。疾走感のある曲でも、常にどこかぼんやり浮かんでるみたいな心地。宅録っぽい密室感が、逆に日常的でのほほんとしたいい具合の雰囲気を生み出している音楽。

SALON MUSIC 『GIRLS AT OUR TRATT'S BEST』
英語で歌う日本のギターバンドの祖だと思うんですけど。活動歴20年?ピロウズとかnoodlesのプロディースもやってたり。ラジカセで聴くといい感じな雰囲気で、ペイブメントとか好きならツボな音。個人的には高校生バンドに文化祭でやってほしい。多分全然受けないけど、全校で1人か2人、熱狂的なファンができるかも。ギターがザラザラ、倦怠感が凶暴的なローファイ。

サンガツ 『サンガツ』
日本のポストロックバンドの中ではかなり有名な方?曲が長い長い(大抵10分はある)けど、知らない間にリピートしてしまう心地よさ。基本的なギター・ベース・ドラムのバンド編成で鳴らされるシンプルなようでいて複雑な曲。きちっと山場もあるし、抑えるところもしっかりと、さらさら流れていくような展開。自然な音楽っていうのはこういうのなのかも。ちなみにジムオルーク・プロディース!

JOSEPH NOTHING 『Dummy Variations』
細胞分裂してくみたいな電子音の音響。ちょっと支離滅裂っぽく、聴きやすい。そして、何かカワイイ、音自体が。実は毒てんこもり、のよーな気もする。予定調和に疲れてきた時に聴くと効きます。次々とあわられて目まぐるしく動き回る音による少しヘンテコな世界、けど、すごくポップでわくわくする。七尾旅人がゲスト参加。

ジョニ・ミッチェル 『BLUE』
昔の音源、言うところの名盤的な一枚。友達の影響で聴きました。このアルバムしか聴いたことがないのだけど、、、。最初の一声が発せられた瞬間に何だか震えます。おそろしく優しい感覚が押し寄せてくる感じ。シンプルでアコースティックな音数の少ないバックも効果的。もちろん歌が上手いんですけど、歌の質感というか空気感がさりげなく独特ですごいのです。

Cymbals 『LOVE YOU』
思い切りTHE WHOな曲があったり、ピアノのみのシンプルなインストがあったり。全曲よくて流れも絶妙。ハッピーな「E.G.G」〜「ストリングズがキレイな「Love Thing」〜力強いピアノとオルガン、コーラスの重なる「アメリカの女王」の冒頭3連発から最高。これまで感情はちょい希薄で常に整ってた気がするシンバル。けど、これは作ってる人の体温がしっかり伝わってくる。大人な余裕と蒼い全力がハイクオリティに混ざり合う素敵なアルバム。

downy 『無題』(2nd Album)
いつも、タイトルが『無題』のdowny。人力リズム反復・轟音バンド。大雑把に言えばそんな趣。複雑な変拍子を繰り返して、そこに日本語なんだけど、もはやその枠から外れちゃってるような独特の歌が乗る。音はひたすらドロッとしてて暗い雰囲気。けど、ナゼか心地よくもあり。この2ndでは浮遊感もかなり出てきた感じ。ライブ時の映像も込みで、とても中毒性の高いバンド。

竹村延和 『10th』
音響的な音楽ではレイハラカミと並ぶくらい有名な人だと思われます。全編完全生音ナシで歌もすべてスピーチソフトのロボットが歌ってるアルバム。電子音とノイズと音階の複雑な旋律の歌をボーっと聴いていると、いつしかはまってたりする。そんな聴き手のための余白がある音楽。室内的密閉感があり感情ゼロなのに、何でかちょっと悲しかったり嬉しかったりする音の広がりがあったりも。不思議。

TICA 『PHENOMENA』
とりたてて、どうこうは思わないのですが、何だか軽快でかわいらしくて、さっぱり聴ける感じが素敵。打ち込み主体でリズムも速めの曲ばっかり。結構歌謡曲。ピチカートファイブが素直になった雰囲気も少々。抑揚の大らかな独特の質感がある歌声と共に、実は音響的にすんごく凝ってると思われたり。これは2ndみたいで、1stはもっと全然音響ぽかった気が。

DATASPEAKER 『I Need Two Side Heat』
ミクスチャーバンドsmorgasのアイニのソロユニット。コーネリアスにも通じるような生音を上手く使った音響ポップ。と思ったら、フェイント。そんなはっちゃけた電子音とサンプリングの嵐で。どこかファミコンちっくというか、おもちゃっぽい音の緻密な構築感が楽しい内容。けど、クラムボンの原田郁子が歌う「Moon Pride」は直球でいい曲です。

Test Pattern 『kaki』
インストバンド。ジャズや歌のないエモ、静謐なエレクトロニカって感じもする、イントロだけで1曲が完結してるような、いいトコであっさり終わっちゃうような曲調で、何とも余韻が残ります。全編を通して1つの曲のような感触で、後半のツインドラム編成によるライブ音源はホントにかっちょいい。多少音質が荒いけど、それを一掃する勢い。どこかとても素朴な雰囲気がするのもよいです。

toe 『songs, ideas we forgot』
インストで基本はpeleとかに近いポストロックな音だけど、かなりパンクっぽい気がする。1曲1曲が短くて、展開が早いのも特徴。簡潔で無駄なものがない感じ。すっきりさっぱり。ポストロックな音でダイブとかしたくなるバンドってそうそう居ない!ライブが特に最高で。高揚感とライブ感ありまくり。けど、緻密な曲構成はちゃんと維持しててすごいのです。去年はtoeのバンドTシャツをHUSKING BEEのメンバーがよく着て、Tシャツも密かに話題になったり?

棗(なつめ) 『マラケシの花』
民族音楽っぽい不思議な音の世界。インドでフィールドレコーディングしてきた音源も入ってたりして、雰囲気は多国籍というか無国籍。シタールとタブラと電子音が織り成す音空間に男の人とは思えない独特の歌声が乗っかって、トリップ感高め。1曲のの中で密かに何回も展開して静かな抑揚があり、メロディは落ち着く。晴れた休日にこっそり縁側やベランダで寝転びながら聴きたい感じ。

七尾旅人 『雨に撃たえば...! disc2』
自分にとって一番大切で重要なアルバムかもしれない。高校の時はひたすら聴いてました。ジャンルがなくなってくような、ひたすらドロドロと妙な、けど、ものすごくキレイな音楽。物語のように語られる歌詞。浮かび上がるような、とらえようのない次々に変わる歌声。アルバム一枚を通しても大きな物語があり、音を聴いて泣きそうになった。こんなこと、そうそうありません。一生聴き続けるであろう我的音楽チャート不動の1位。

七尾旅人 『弾き語りものがたり vol.1 蜂雀(ハミングバード)』
基本的にはギターと歌で構成される曲ばかり。時に怪しい三味線やら、赤ちゃんと遊んでるらしき物音などが加わり、柔らかく漂ってるような不思議な世界観。どの曲も進むごとにメロディが変わっていって、Aメロ→サビのような分かりやすい繰り返しは皆無かも。むしろ、1曲1曲が演劇のように展開してく音楽。雰囲気やおぼろげに浮かぶ歌は非日常的なのに、ナゼかとても日常感があり、不安で安心。音が生き物でこっそり動いてるみたい。空気公団がゲスト参加。

phat 『タユタフ』
ジャズ。日本の新しいジャズバンドでは、最近PE'Zが大人気だけど、phatはPE'Zと双壁をなすのではないかと思ったりします。PE'Zは親しみやすいメロディとパンク的な爆発的演奏が素敵、一方phatは何ともスルメ的な素敵さ。ホーン+ベース+ドラムの3ピースで、音的にはミニマル感強し。ROVOやSOFTみたいなトランスバンドな質感もちょいありつつ、じわじわ浸透してくる感じ。

Fridge 『Happiness』
民族音楽っぽいエレクトロニカ、ポストロックかな。3ピースのバンドで生演奏+打ち込み。基本はひたすらミニマルで、曲も長いの多めだけど、繰り返しながらも上手く変化していくので飽きない。多種多様な楽器を使っていて音色豊か。子供の声の使い方とかも絶妙。声を楽器のように使ってるというか。インストなのに歌があるような感覚がします。こういう系統の音(トータスとか)の中では抜群にポップ。大好き。

the primrose 『abyssal』
トランスバンド的爆発感とシューゲイザー的轟音浮遊感がばっちり融合している音。長い長い曲の中で徐々に浮かび上がってくる高揚感がとても心地よいのです。最初の1音が出た瞬間に周りの雰囲気が変わる感じというか、沈むような浮かぶような、包み込まれるような広がっていくような音の質感もすごい。ライブも3ピースとは思えぬ圧巻さで、やっぱり野外で聴きたい音楽。

bloom field 『讃歌三部作』
3曲しか入ってないけど、1曲が10分は軽くあるので、ちょっとしたアルバム並みのボリューム。サイケな音のギターで何か切ないメロディを繰り返しながら、宇宙の彼方に行ってしまうような音楽。長く長くやたらと反復するのに飽きなくて、ひたすらキラキラと心地よい。素朴になったモグワイ、バンド色強めなFridgeって感が少々あるかも。夜中に聴くと緩くトリップすること必死。

Pepe California 『LLAMA』
のんびりインストバンド、ぺぺカリフォルニアの2nd。1曲目の「MERI-FALI」のイントロの口笛から、一気に日曜日の晴れた空の下の公園気分なる心地よさ。楽しみながら音を作っているという感じが伝わってくる音楽で、肩の力の入りすぎてないいい具合の脱力感とのほほんさ。けど、使用楽器や音色をとても豊富にした実験的試みも魅力。大曲「Pina Colada,Tropicora」はゆるくも圧巻なのです。

pele 『the nudes』
ポストロックバンドpeleの3枚目(?)のアルバム。めちゃスピーディでノリがいい、複雑ながらも簡潔な曲調。最初からガツッと盛り上がって、ふっと緩くなって、また一気に高揚感満点。そんな目まぐるしくも、至極気持ちよい流れを辿り続ける音楽。インストなんだけど、パキッと切れのよい展開からか、楽器から生まれる歌を聴いてるような感じもあり。基本的なバンド編成(ギター・ベース・ドラム)で音色自体はシンプルだけど、とても豊かな音。

pele 『enemies』
↑のpeleの4枚目(?)のアルバム。今作から電子音を添加するラップトップ担当のメンバーが参加。音色の幅が広がったと思う。前作『the nudes』よりやや地味で緩めな部分が多いと思うけど、実はその緩いトコがパワーアップ。そこでの電子音の導入が効果的で、ちょいと気になる味付けがされてる感じ。緩い曲が多いと言っても、やっぱりノリはよく一気に聴きやすい。9分を超える大曲「cooking light」も的確な緩急のバランスで、さらっと聴かしてくれて素敵なのです。

PENPALS 『RIGHT NOW』
最近はどうなっているのかあまり知らないけど、高校の時によく聴いていたペンパルズ。3枚目のアルバム。基本的にはとても聴きやすく、ノリやすく、メロコアちっくだったりもする音。でも、それよりもザラザラしていて、倦怠感が溢れる中を必死に疾走していくような焦燥感があるトコに惹かれます。初めてライブで暴れまくれたバンドでもあり、結構思い出深い一枚なのです。

pop catcher 『poikilotherms』
とても器用なバンドで、色んなタイプの曲が入っていて聴き応えのあるアルバム。エモっぽいのから音響っぽいの、ピコピコロックまで。音自体は多種多様なのけど、メロディが何とも高揚感があって、しっかり全体が統一されてる感じ。すでに解散してしまっていて、ライブを観なかったことが悔やまれます。メンバーさんは現在toeやreachで活躍中。

Polaris 『Home』
大好きなバンドの1つポラリス。とにかく心地よい浮遊感に溢れた優しい音。ぐにぐに曲がる不思議なベースとコーラスの重なりがキレイな歌。シンプルでミニマルなギターと柔らかい音のドラム。体内に優しく響く重低音が効きまくり、何だかホントに気持ちよいのです。10分近い長い曲が多いけど、全然飽きません。むしろ、ポラリスが流れていると違う時間が回りだすような感じ。野外でライブを観ると、その心地よさに酔います。

migu 『migu』
ミクスチャーバンドsmorgasのドラマーだったあらきゆうこさんのソロユニット。かなり音響色強め。ポエトリーディングと独特で心地よいドラムの音を活かした曲が多いけど、ソニックユース的な轟音具合だったり、コーネリアスがプロディースしたキラキラポップな曲ありと、かなりバラエティにとんだアルバム。曲間の不思議なストリングスのSEも効果的で一気に聴けて、何よりそのリズム感が素敵。

Museum of Plate 『茶音 −SAON−』
その名の通り、喫茶のための音楽集?流すと、部屋の端だけカスタマイズされるかも、雰囲気が。こういう音楽って変に難しくなっちゃったり、妙にこじゃれちゃったり。そんな場合が多い気がするんだけど、Museum of Plateは違う。精巧でキレイな形なんだけど、生活から離脱しきってはいないから。だから、風通しがいい。空気がそっと落ち着く音達。

reach 『reach』
少しメロコア的でいて、ワンパターンにならない複雑豊富な曲展開が魅力。ドラムがtoe、ギターが元pop catcher。なので、当然のように、toe的ポストロック要素とpop〜的エモ要素多量にあり。けど、そのどっちとも違う。ライブ好きなキッズに受けそうな軽快さと聴きやすさ。少し頼りなさげ、というか声が高めなヴォーカルもまた味があっていいです。

RIP SLYME 『FIVE』
とにかくPESのラップが好きですねぇ。声が特徴的だし、何か飛び跳ねる感じで。あと、PESのライム。”ようやく会えたね もうダメかなと思ったね けどあなたがいるからボクはいる すれ違っても この街に生きる そう どんな夢を見るの? 教えてよ ボクがそれうたうよ  ( 「マタ逢ウ日マデ」より )”ラップ=俺俺主義だと勝手に思ってたので、新鮮。何より泣。私的にはこのアルバムが一番気に入り気味。

LUMINOUSE ORANGE 『Drop You Vivid Colours』
日本のシューゲイザー、轟音バンドの重鎮。キラキラしたギター+ふわふわした歌。すごく凝った曲の展開と複雑なリズム、何だか変わってるコード。全部気持ちよく混ざり合って、とっても聴きやすい。この一番新しいアルバムでは、1曲1曲をさらっとダレずに響かせていて、音の重みもあり、流石の一枚。はまる人は恐ろしくはまりそう。ドラムとベースでナンバーガールの方々が参加。

V.A 『IT'S ONLY ROCK'N' ROLL (BUT WE LIKE IT)』
ローリングストーンズのトリビュート盤。
LITTLE CREATURES、Polaris、Double Famouse、などなど個人的には参加者だけでもうオッケーな内容。音的にはダブ、音響、弾き語りとか、かなり多種多様で変化球なカバーの仕方でおもしろいです。ただ、ストーンズを好きで聴きこんでいる人は違和感を感じるかも、、、。LITTLE TEMPOのカバーとか原曲ほとんど残ってないし。

V.A 『TARPOP 1』
音響系のコンピ盤。コーラスを随所に配置したう歌物っぽい曲や、ひたすらトロトロで眠気を誘うエレクトロニカな曲もあれば、ピアノの反復がキレイな曲、ちょいフュージョン(?)ちっくな曲もあり、流れが単調になりにくく一気に聴きやすい。密室感や宅録感がある、正にラップトップ多用してます的な雰囲気の音が多いのに、全体的になぜだか閉鎖感はあまりなく、ささやかな音の広がりがあるのが素敵。