強行日帰りで、名古屋に行って来ました。
向こうでは、guchiくんに案内してもらって、今日は地元の人が普通に行くようなトコをウロウロ。万博行く人達を傍目に、俺らはとにかく中古CD屋回りまくり。
「名古屋って何気に色んなジャンルの音楽のシーンが盛り上がってるんだなぁ。」
と行く先々のCD屋で思った。guchiくんは、
「名古屋はロック不毛の地だからさー。」
と言っていたけど、活気のある街はやっぱり音楽も活気があるような気がした。

そして、他愛のない話をしまくり、
「あー、そうそう!そうなんだよっ!」
って、共通する部分が何気に多くて楽しかったなぁ。
久々に遠出して、新鮮な空気をいっぱい浴びた。
「昨日見た夢は意外と正夢だったのかもしれない。」
ドーナツは舞っていなかったし、駅の改札で事件も起こっていないけど。
ふと、その夢の中の感覚を擬似体感している自分がそこにはいて。
話をしている間はずっと、高校生くらいのガムシャラな感覚に戻れた感じだ。
「あの頃は後悔なんてしてなかったもんさ。」
一般的な観光じゃなかった気がするけど、リアルに感じ取った名古屋滞在。
でも、矢場とんでみそかつはしっかり食べたよ。

ヘッドフォンをして爆音で音楽を聴きながら、その道沿いで自殺したくなるようなキレイさを帯びた田園風景のに囲まれた景色の中を鈍行列車は走る。
やっぱり変わっていかなきゃいけないんだって、強く思った。
時間がかかっても変えてやるんだ。「変わるんだよ!」
今日久々に感じとれかけたようなあの時の体と心をもう一度取り戻そう。

2005年07月28日(木)



不思議な夢を見た。
自分が何処か海沿いの学校に通っている高校生になっていた。
自宅は海に近いのだが、学校は海から遠く、バスで通学している。
学校に着くと、校庭でドーナツが大量に空を舞っていて。
「お前、ドーナツ好きだろ?」
と、同級生(誰だか分からない奴)に言われ、
「あー、俺ってドーナツ好きなんだ。」
と気付く。
その直前に、学校の近くの駅の改札では何か重大な事件が起こっていて、街には警察官が溢れ、静かに不穏で騒がしい。
しかし、校庭を舞い続けるドーナツと、それを楽しむ同級生達の笑顔。
澄み通った青空の下で、なんかよく分からん雑然とした感情がキラキラしてる。

目が覚めたら、夕方か昼間か分からなかった。
とりあえず朝ではなさそうだった。携帯を見る。時計を確認する前に誰かからメールが来ていることに目が行く。膝が笑うように体が笑ってる。
「自分が埋められなかったものはこれだったんだ。」
と現在進行形で気付く。ドーナツが好きなことと共に。

明日は日帰りで名古屋に遊びに行ってきます。
3時間半以上の鈍行の度の電車の中で、今日の夢の続きがフラッシュバックしないかって期待と焦燥を思いつつ。
楽しんでくるぞっ!

2005年07月27日(水)



「ライフは続く。それは残酷なことか?」
とりあえず今やるべきことが終って、ものすごく時間が出来てしまった。
「さて、今後何をしよう?」
それを考えると、異常に狂いそうになる。膨大な時間の層に潰されそうになる。
例えば引越しっぽい準備とか、それに伴う部屋の大掃除だとか。
やらなきゃなんねーことはたくさんあるんだけど。

ほしいもの。iPod。数枚のCD達。ライブのチケット。
ただ、膨大な時間という層を吸い取ってくれる魔法のような時間は手に入れられないんだってよ。

「でも、夏は過ぎていく。」
途方もないこと。セミが休みなく鳴いてる。夏の夕暮れが途方もなく好きだ!
「ライフが続いてくれる。それは残酷なことなんかじゃない。」
と言い切れるまで、このライフが続いてくれることを思う。それは、日常。

2005年07月24日(日)



iTunesを開くも、何を聴いていいのか分からず、流したのがオールドスクールのゆったりしたヒップホップだったとか。
「別にいいさ。」

何年も連絡不通の友達のHPを観に行ったら、復活してた。
「彼は変わってないのだろうか。」
いや、変わっててもいいじゃないか。
ただ、自分が一向に改善しないことに対する陰惨を感じる。
同時に懐かしさを感じる。

「陰惨な話は聞きたくないだろ?」

彼の言葉は、昔の毒を含んだ涙が出そうな感情や心を動かされるものとは違い、柔らかな頬のような希望を帯びていた。
当時の自分はと言えば、ベースのストラップにRoboshop ManiaのバッジとDragon Ashのバッジを一緒につけていた。
「その頃と何も変わってねーじゃん!」

でも。

「陰惨な話は聞きたくないだろ?」
昔、バンドをしてる時に一度だけステージでベースをぶっ壊したことがある。
その一瞬だけ破壊衝動でありつつ柔らかい感触に触れることが出来た。

2005年07月19日(火)



「もう梅雨明けしたもんねー。」
ホント吃驚するくらいその風景は変わっていて。
今日は神戸に遠出したんだけど、車窓から見える景色にワクワクしてしまう。
人にまみれるのはかなり酷だったんだけど、ワクワクしてしまう。
友達と落ち合うと、まずは長話。
そんで、カラオケ。普段絶対唄わない曲をたくさん歌ってみる。
その後、謎の沖縄ゾーンに突入して、ソーキそばとかてびちを堪能。
ありきたりな休日の遊びなのかもしれないけど、自分にとってはそれが出来ることがホントに嬉しい。

帰り際、とても不安がデカくなっちまって。
電車の中で、酔っ払ってる学生を傍目に、自己撃沈。もう滅多打ち。
酔いの愉快な自暴自棄と、悔いの出口ない自暴自棄のコントラスト。
「終電の乗り継ぎはすこぶるタイトで終始走りっぱなしだった。」
でも、一緒に時間を過ごした友からのメールに少し救われ。
家に帰って、自分を確認してまた殺意に似たやりきれなさを感じた。

2005年07月18日(月)



知らない間に夏になってた。
セミの鳴き声を今日ちゃんと聞いた。
夏休みになるとうるさく思ってたその音は、ちゃんと感じていないと意外と不健康なんだなって。ん?不健康?
ともかく、精神衛生上よろしくないのだ。
「夏休みって観念がなくなってきてる。」
歳のせいになんかしたくないけど、生活が変わったのは確かなのだから当たり前のことだ。夏休みが終わってしまってもう巡ってこなくなってしまい思うのは、夏休みというのは体感するものだってことで。
「休みじゃないんよ。」
という、半分くらい意味の分からないニュアンスの。
でも、濃いい感触を得る可能性の高い時。
コップの氷がカランと鳴る音、打ち上げ花火の音、野外ライブの熱狂。
線香花火みたくポトリと落ちてしまった記憶をかき集めて。
今年は夏休みでない夏休みが構築される。
「バーチャだなんて言わせねー。」
どーでもいいんだけどさ。眠れない夜は早朝になってた。

2005年07月17日(日)



うとうとしていたら、近所の犬の鳴き声が聞こえて。
隣の部屋で、家族が仕事をする音が聞こえて。
薄暗い部屋の中で意識がぼやけてて。
何だか分かんないんだけど、とても懐かしい気分になった。
直後に、チャイムの音がぼやけた懐かしさを切り裂いたけど。
「ふやけてしまった記憶。」
じゃなかったんだ。
乾燥しているカップメンみたいな記憶だったんだろ。
匂いでも音でも風景でも。
キッカケが染み込むことで、カタチを成していく。
気持ちが戻ってく。

2005年07月04日(火)



雨音で埋め尽くされてく感じ。
テレビとか音楽を消してみたら。
ほら、埋め尽くされてく感じ。
アイロンをかけながら、
「(テレビの)音がないと寂しい。」
と言って、居間のスイッチは入れられたまま。
でも、ホントはにぎやかな音で溢れてる。

雨音にも音階がある。
そうだって、昔友達が言ってた。
絶対音感や相対音感がある人には分かるみたい。
自分にはただの雨音にしか聞こえない。
音階は感じられない。
ただ、色んなリズムを刻んで、雨が積み重なってく。
シトシト降ったり、ザーザー降ったり。
する。

変な時間に目が覚めてしまった。
今は何を聴いても、
「楽しいなー。」
と感じることが鈍っていて。
ただ、それが嫌なことじゃなくて。
居間のテレビを消した時に気付いた音が耳から入り込んだだけ。

2005年07月03日(月)