想 う こ と 時々 俳 句
       境内に古伊万里並ぶ鵙日和


故あってよく北野天満宮や東寺の縁日に出没している

最近はそこで古ーい着物や帯を見るのがおもしろい

独特のあの昔の匂いとしかいいようのない匂いが結構好き

なかなかぴったりな大きさを見つけるのはむつかしいけど

たまに見つけたときは、いつの時代にどんな人が着ていたのだろう〜

とか思いを馳せながら買ったり・・・

衣紋掛けに掛けてたら部屋中に匂いが広がって

ちょっと違う世界にいるような感覚が気に入っている

いつか着ていこうかな
       語尾伸ぶる車内放送秋うらら


最近電車によく乗るようになった

うふっ、で、買ってしまったのだ『ICOCA』を!!!

改札を通る心地よい電子音を聞きながら

なんて便利なカードなのかしらと感動

そんなこんなで電車に乗るのがすっかり楽しみになった

もともと、車窓の景色をぼーっと見るのが好きだし

なんと言っても電車は人間ウオッチングに最適の場だしネ

次はうれしいことで京都へ行く予定♪

どきどきしながらの車窓の景色はどんな風に見えるのかな

       文字紅き墓標に揺るる秋桜


神戸の西の高台にある母が眠っている墓地。。。

そこに砂利の間からコスモスが生えているのを見つけた

多分自然に出てきたのだろうなぁ〜

あの繊細な花びらと葉っぱからは考えられない太い茎

昔からそんなコスモスが好きだった

コスモスのことを秋桜っていうのを知ったのは俳句をはじめてから

それ以来この季語で詠みたかったのになかなかできなくて・・・

それにしても秋はコスモス、春はチューリップ、夏はひまわりが好きな私って

幼稚というかちょっと単純なのかしらん。。。
       水澄むやエステに通ふ昼下がり


えへへ、エステに通ってるわけではないんだけど・・・

せいぜいダンベルを10年ぐらい

これはちょっと自慢かも

えーと、それに洗顔をていねいにして水分をたっぷりとか

こんな地味〜なことしかしていない

本格的なエステに行ってみたいって願望はあるんだけどネ。。。

うふふ、誤解を生んでしまったけど

とてもうれしい句になりました
         天高し木洩れ日受くる野面積


吟行は楽しくて好き

いろいろなことを教えて下さるのでそれなりに句も作りやすいし

そう、私なりにだけどネ。。。

それに先輩の方々の句も状況がわかるので

とても勉強になる

そのまま忘れなかったらもっといいんだけど・・・

まっまだまだ先は長いしゆっくり楽しみながら柔軟に

そして私らしく続けていけたらいいなぁ
         鷺草の離れてはまた重なりぬ


やっと空も高くなってさわやかな季節になってきた

早起きした今朝はちょっと肌寒いぐらい。。。

うふっ、朝寝坊の私がここ数日仕方なくだけど早起きの生活

三文の得とまではいかないけど、ゆっくりとした朝かな

それにしても残暑、秋暑し、そんな季節が長かった

早く秋の服が着たいのになかなか着られなくて・・・

それに見る気もしなかった着物たちのことも気になってきた

この秋始めての着物はどれにしようかな〜って

和だんすをのぞいてみたり・・・

大好きな季節を前に少しときめいてる朝です
          秋涼し血液型をひとしきり


私の大好きな血液型占い。。。

でも、最近ブラッドハラスメントなる言葉ができたみたいで

出会った人には必ず聞いてたのに、ちょっと聞きにくくなってしまった

人にはいろんな面があるのに、

血液型にこだわってある一面だけを見てしまうことの恐さ・・・

なんとなくわかるような気もする

でも、きっとこれからもこっそりこだわってしまいそー

うんうんやっぱりって納得したり、エッウッソーって驚いたり・・・

うふっ、一人でこっそり楽しむ分には許されるかな

         秋雨に雪洞けぶる坂の町


越中八尾の風の盆。。。

細長くて方向音痴の私でもがんばれば憶えられそうな

狭くて坂の多い町々

そこで唄い踊りながら進む町流し

それを見る予定だったのに、見事な雨で中止・・・

残念だったけど、雨の石畳や酔芙蓉もそれはそれですてきだったし

それに普通の旅では経験できない裏『風の盆』を

しっかり味わえたからよかったかな♪


な〜んて思ってたのに、帰ってから『風の盆恋歌』を読み進むうちに

幻想的な光景や、物悲しい胡弓の音まで聞こえてくるようで

いつかまたあの坂の町に行くぞーって心に決めたのでした