夢淵の著き瀬音や春落葉 (著き→しるき)
もう四月もいつの間にか終わり
俳句をしてたら少し先の季節の兼題が出たりするので
季節の先取りというか移り変わりを早く感じてしまう
俳句をしてる人はみんなそうだろうけど
それにしても電子辞書をよく使うようになったなぁ〜って我ながら感心
パソコンのせいで実際字を書くことは少ないので
漢字はなかなか書けるようにはならないかもしれないけど
あやふやだった言葉の意味が正確になったり
国語力がかなりアップしたかも。。。
そのかわりどこに行くにも電子辞書と歳時記を持ち歩くので
バッグがちょっと重くなっちゃったけどネ
墨の香に満つる庵や風光る
東吉野まで車で吟行に。。。
行く先々で迎えてくれた満開の桜もすばらしかったけど
今までなら通り過ぎていたような庵や句碑
それに自然や生き物との出会いも新鮮だったし
何よりも人生や俳句の大先輩でいらっしゃる深吉野の方々の
あたたかなおもてなしがうれしくて・・・
帰りは先頭車の私が迷走して3台引き連れて城下町の細い道をウロウロ・・・
ほんとに私の類まれなる方向音痴にはあきれてしまう
皆さんにはとっても迷惑かけて申し訳なかったけど
細い道にクネクネ道大好きな私としてはひそかに楽しんでしまった
それに最後に思っても見なかったご褒美もいただけたし
いろんな意味で想い出深い吟行となったのでした
ふらここや雲を映せる水たまり
ちょっとせつない想いで迎えた新たなターニングポイント
いくつかの笑顔を思い浮かべながら
ゆっくり通いなれた路を帰ってきた
生きてたら何度も繰り返していく出会いと別れ・・・
いい出会いがあるようにいい別れというものがあるのなら
今は淋しいけどきっといい別れかも。。。
さまざまなことに感謝しつつ別れの余韻にひたってる私なのです
階の一段ごとに桜草 (階→きざはし)
ちょっとさぼっていたガーデニング、またはじめようかな・・・
いっときと比べたらすっかり殺風景になってしまった小さなお庭
クリスマスローズ、ローズマリー、シクラメン、チューリップ
みんな何年か前に地植えしたものばかり・・・
お花屋さんにもゆっくりと行ってないような気がする
これから大きく変わるだろう私の毎日。。。
今日はこれからのそんな日々を予測するような一日だった
朝もゆっくり新聞を読んで、友達とも電話でちょっと長話
掃除も時間に追われず気の向くまま、図書館にもぶらっと行って
そんなあこがれのスローライフな一日
あと少しぽんとに少しになってしまった仕事と向き合う時間
大事に過ごさなくっちゃ。。。
啄木鳥の巣穴を覗く余寒かな
寒い一日、俳句を始めて2回目の吟行
バスでほんの20分ぐらいの所に別世界のような自然があって
説明を聞きながら見て回って、おいしいフレンチのランチをいただいて。。。
普通のお遊びとちがうとこは、そこで俳句を作ること
メモを片手に真剣に見たり聞いたり・・・
そうなのよねぇ〜真剣にならざるをえないのよねぇ〜
いつもボーっとしがちな私にはちょうどいいかも
でも、同じところを見て同じ話を聞いて詠んだ他の人の句は
そっか〜こんなふうに詠めばいいんだ〜〜〜とかとても勉強になるし
ランチに釣られて次回の吟行を楽しみにしている私なのです♪
アルバムを整理してゐる春の昼
俳句でどこかへ行った時に撮っていただいたり
着物を着るようになったりして写真が少しふえてきた
写真は年が出るのがいやで旅行以外では撮らなかったんだけどネ・・・
今までの旅行、テニスに新たに俳句と着物のアルバムが増えた
うふっ、私の今の生活を物語ってるよう
パソコンのなかで見る写真も送ったり送ってもらったりと
それはそれで便利だけど
ページを繰りながら見る昔ながらのアルバムっていい
これから新たに増えていくページにはどんな私がいるのかな。。。
な〜んて想いを馳せる楽しいひとときでした
のど飴の三粒に癒ゆる春の風邪
助詞の使い方一つで文章の意味合いが大きく変わること
改めて考えさせられた
それと動詞や助動詞などの活用の仕方や
よくわからなかった他動詞と自動詞の使い方の違いも
霧が少しづつ晴れてくるように思い出してきた
特に動詞の活用を声に出して覚えてた学生時代がなつかしい・・・
決して得意な科目ではなかったけどネ
こんな諸々のこと、俳句をしなかったら考えさせられることって
多分なかったと思う
うふっ、もしかして俳句が今流行の脳トレにもなってるかも。。。
一枝を互ひ違ひに梅笑めり
《笑む》って言葉。。。
ほほえむって言う意味意外に
つぼみがほころびる、花が開くって意味もあるんだって!!!
そう言えばそんなイメージかな・・・
剪定した梅ノ枝をいただいて壺に活け
蕾から笑むさまを朝な夕な眺めてやっとできた一句・・・
《写生》とは景色や事物をありのままにうつしとること
って広辞苑には載ってるけど、簡単なことのように思えるのに
それを五七五にピタッと詠むのは至難の業
でもネ、ああでもないこうでもないって想いをめぐらすひととき
結構楽しんいでる私なのです♪
春雨に迷ひたること流しけり
ある決断をした
迷って迷ってまさに二つに一つの選択
18年間の楽しかった思い出をこわさないために・・・
ちょっと弱虫になったかもしれないけど
後悔はしていないしこれからもしないと思う
なのに涙が出てくるのはなぜかな。。。
まだ未来予想図は描けないけど
とりあえずはスローライフを楽しんで・・・な〜んて思ったり
それに楽しかった時を反芻しながら生きていけるしネ
そんな選択肢を与えてもらって18年間を終えられること
ほんとに感謝です