2000年11月26日、スズキ竜洋テストコースで80周年記念走行会が開催されました。
タイムスケジュールに沿ってお届けしましょう。
すっかり遅刻魔が板についた(笑)私、かわしょーは前日に浜松入りしました。8時起床9時出発で10時に到着。”30分も前に着いたよ〜”などと余裕をカマしてました。守衛所に迎えに来てくれた人についてコースのピットへ向かいました。そこには隼、GSX-R、カタナ等、実に様々な車種がありました。”あれ?イナズマ/インパルスの走行会じゃなかったっけ!?”と思いつつも数台いたイナズマの列に加わりました。そうです。イナズマ/インパルスがあまりに集まらないのでスズキの社員の人も参加していたのでした。う〜ん、いかにもイナズマ(笑)
受付を済ませ、事前に申し込んでいたツナギを借りに小屋まで行くと、私が着られるLLサイズのツナギがありませんでした。すると、係の人が「ブーツはある?じゃあ、Gパンで走って。上はパッド入りの普通のブルゾン着て。」 をいをい、事前に申し込んだのは何だったんだい?いかにもスズキ(笑…って笑い事じゃないぞ!)ということで、私一人だけ普通の恰好で走ることになりました。戦意(?)を喪失したのは言うまでもありません。
いよいよコース走行です。1周6.5kmのコースを2周×3セットです。
緊張しつつコースイン。インストラクターが先導し、そのラインを走ります。100〜120km/h位で流すという感じで回りました。2セット目、3セット目と数をこなす度にペースが上がり、ストレートで何とか170〜175km/hをマーク。残念ながらリミッターを効かすことは出来ませんでした。ブルゾンのバタつきがとっても気になります。コーナーの立ち上がりももっとガーンと開けたかったなぁ。
今まで経験したことのない速度域でのコーナリングは、気を抜くとえらい勢いではらんでいくのでちょっと怖かったです。イナズマはやっぱりノーマルでも結構走ります。乗り手がついていけません(笑)
そこそこのペースで走ってた& 2年モノのノーマルタイヤ& 11月下旬でもタイヤがいい感じになってます。 |
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左はポチポチが残ってますね。そうです、右回りなんです。 右に倒す方が多いからということで(笑) |
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これはポチポチではありません。アリンコです(笑) |
スズキがお弁当とお茶を用意してくれたので、それをいただきました。その後、水谷勝氏をはじめとした8耐80周年記念チームのライダーのみなさまの8耐話を聞かせてもらいました。その後、景品を賭けたジャンケン大会で盛り上がりました。この日の目玉は何といっても”8耐で走った’00GSX-R750でコースを1周出来る”権です。このバイクはマフラーとブレーキ以外はほぼノーマルながら、最高速290km/hも出るバイクなんです。しかもストレートで水谷氏を抜いてもいいと直々にお許しが出ているんです。この権利を獲得できるのはわずか3人なのですが、何と、ハギーさんが獲得されました!いいなーいいなーいいな〜〜〜!
お昼休みに撮ったイナズマ画像です。 もっとズラ〜っと並ぶと期待してたんですけどねー。 |
お昼からは試乗車での走行です。これも2周×3セットで3機種に試乗できます。経験者のAグループと初心者のBグループに分かれました。私かわしょーは普段乗り慣れないようなカタチのバイクに乗るということとジーンズ&ブルゾンだったこともあり、Bグループへ。でも正直ちょっと物足りなかったです。
まずは前評判が気になっていたGSX-R750に試乗。ちっちゃい、軽い、速い!イナズマの140km/hよりGSX-R750の140km/hの方が全然楽です。スロットルを開けるとガーっと加速していくのが気持ちいいです。逆輸入車のためか、回すといい音してました。カウルの効果もさることながら、バイク自体に剛性感があります。今までイナズマがコーナーでフニャフニャしてたのはサスのせいだと思ってましたが、どうやらそれだけではないみたいです。ひょっとしてあれがフレームがヨレてるってやつなのかな??
次にVツインが気になってたTL-1000Sに試乗。アクセルを開けるとタカタカタカと走る感覚が新鮮です。このバイクもスピードを出しても疲れないバイクです。Vツインのトラクション特性がわかったような気になって満足しました。あれはあれで面白いかも。
最後に、小排気量車を回して楽しもうということでSV400に試乗。でもさすがに400だと加速で置いていかれます。前を走るハギーさんのSV650を追いかけて走るには10000回転キープ。これはこれで面白かった。
そして8耐レーサーGSX-R750の試乗です。トップバッターはハギーさん。前後をノーマルGSX-R750に挟まれての走行でしたが、先頭を走る水谷氏の速いこと速いこと!レーサーのハギーさんもさすがに追い抜くことが出来ませんでした。ハギーさんのインプレによりますと、ブレーキがとってもよく効き、下も結構あるとのことでした。逆シフトは意識していると割と間違えないそうで、コーナーとかではやりやすいということでした。
水谷氏にレクチャーを受けているハギーさん | |
緊張のスタートです。 | |
1周を終えて帰ってきました。お疲れさまです。 水谷氏に少々遅れをとったものの、ものすごいスピード&いい音でストレートを駆け抜けていきました。 |
ハギーさんが乗ったレーサーGSX-R750に、8耐第3ライダーの橋本氏が乗り、GSX-R750×3台でデモ走行です。
3人共リラックスした感じのライディングでしたが、速さが半端じゃありません。バイクの音よりも先に風切り音のような音が聞こえるんです。
ノーマルのGSX-R750を高々とウイリーさせて数十メートル走行等、サービス精神も旺盛で、非常に楽しめました。
…速すぎてデジカメでは捉えられませんでした(笑) |
閉会のご挨拶があって、最後にコースを1周して解散となりました。
その前に、恒例のイナズマ撮影会が開催されました。
イナズマ/インパルスの走行会にも関わらず、イナズマ8台、インパルス0(!)台の参加で何となく肩身の狭い思いをしましたが、これもイナズマならではということで、時が経てば良い思い出になるでしょう(笑)
せっかくお会いできたのに挨拶しかできなかったはるまきさん、申し訳ありませんでした。機会があればまたご一緒しましょう。