車椅子

生後4ヶ月のある日、母親の膝の上で遊んでいたときに
「ボキッ!」という鈍い音と共に火が点いたように泣き出す僕。
「これはおかしい」と母親が病院に連れて行き
診察してもらうと左足大腿部の骨折でした。
普通に遊んでいただけなのに。。。
この骨折が、この病気との初めての出逢い。
病名は「先天性骨形成不全症」

15歳までに、30回以上の骨折を繰り返しました。

いつも、骨折と背中合わせでしたが
親が「足が悪くて良かった。もし、足が良かったら
どうしようもない悪ガキだったろうね〜(笑)」と言うほど
自由奔放な子供時代を送りました。
痛い思いや、苦しくて辛い思いもたくさんしたけど
足代わりの車椅子に乗って楽しく生活しています。
歩けないから車椅子に乗っているだけ。
これが、僕。
何も特別な事ではありません。

車椅子に乗っていなかったら
出会えなかったこと、出会えなかった人
そして、車椅子に乗っていなかったら
味わうことの出来なかった様々な
嬉しいこと・楽しいこと・悲しいこと・苦しいこと・・・
車椅子に乗った生活も捨てたもんじゃない

車椅子に乗っていても特別じゃないんですよ。
車椅子は、歩けない身体を助けてくれる
生活のパートナーなんです。

世の中にはこんな奴もいる。
それを少しでも知って欲しいから

このHPを作ってみました。