その後のおのぼり3号の東京放浪記

2000年8月11日(金)快晴

◆ 3度目の東京紀行 ◆

さて、本日の始まりは、昨晩より夜間高速バスに揺られての新宿西口である。

いつもの様にすぐ近くの地下の公衆トイレで、顔を洗い、歯を磨き、髭を剃って身支度を整え、毎度の

ロッテリアで朝食を摂る。

今回は、新宿に着くのが少し遅れて、6時30分着だった為、既に時計は、7時をまわっている。

お台場の東京ビックサイト(国際展示場)に行くには、遅いかも知れないが、今回のアニソン

女子部のメインイベントまでの時間を東京ビックサイトまたは、パレットタウンで過ごすつもりであった。

前々回のZepp東京以来のお台場である。

JR山手線新橋駅を降り、新交通ゆりかもめに向おうと思ったが、前回には無かった地下通路が

完成している。

前方には、コミケ(コミックマーケット)に向う人間が、かなり歩いている。

ゆりかもめの新橋駅に着いてびっくり!券売機の前は、既に人だらけ・・・先が思いやられる(^^;)

しかし、乗車賃、高いよね・・・でも帰りの事を考えて、往復切符を購入。

先発が出そうなので、急いでホームに着くと既に車輌の中は、超満員(^-^;)

何とか、超満員の電車を一本見送る事で席に座る事が出来た。

別に座りたかった訳では無いが、人に揉まれるのも嫌なので、座っただけである。

しかし、窓際に座ったのは、まずかった・・・新都市交通(大阪のニュートラムみたいなもの)の

車輌には、陽射しをさえぎるスクリーンがない(T_T)

既に乗る前から人ごみに揉まれ、汗だくになっていた私は、満員の車内でエアコンが効かず、

おまけに、窓際で直射日光にさらされ、汗が一向にひかない(^-^;)

とりあえず、国際展示場正面駅に9時過ぎに到着し、この先PHSが使えるかは、不明なので、

駅構内にて、ネットに接続、とりあえずメールチェックを済ませ、メールの返信をして、私のHPの

BBSもチェック!(その間にも人がゾロゾロと通って行く ^^;)

どうやらハッブルさんは、無事、東京に辿り付いた様である。よかった(^o^)

私は、これから遭遇するであろう地獄の事は、想像さえつかなかったが、かなりマニアックな状況だとは、

感じていた。

東京ビックサイト(国際展示場)

 

◆ 戦闘開始 ◆

しかし、東京ビックサイトの西側広場の状況は、大した

事はないかと思っていたら、階段の下を見てビックリ!

見える範囲には、人・人・人で埋め尽くされている・・・

凄い・・・(^-^;)

まさか、東側もこんな状況では、無いよなぁ・・・と不安を

募らせながらも歩く事15分。

この手前も、そして遥かに見える範囲の先も人の群れ

スタッフの誘導で出てきた所は、かなり大きな駐車場で

あるが、既に1万人以上居るのでは無いかと思われる

状況・・・(^-^;;;)

駅から歩いている状態が列になっていたので、前が

よくわからない(^-^;)

駐車場に入ってからもかなり歩いたと思われる頃、

やっと、列の最後方にたどり着いた。

9時30分とは言え、既に焼けた状態のアスファルトに

腰をおろす。

スタッフの指示で無理やり座らされるので、立っている

事は出来ない。

駐車場には、既にかなりの列が出来ている

 

東エリアの人ごみも西エリアに勝るとも劣らない状況

前方に見えるのが東側展示場、周りはティーンの女の子ばかり(^-^;)

そして、開場の10時を過ぎても一向に見える範囲では、列が動かない。

さらに30分後、やっと順番が来た様である。

しかし、これだけの人間が、あの会場内に納まりきるのであろうか・・・?

不安を抱きつつも、流されるままに移動・・・。

会場前でも何やら列が出来ているが、その列の事は、後で思い知る事になった(T-T)

中へ入ってみて、確かに人は多いが、いったいあれだけの人間は、どこに消えたのであろうか?

とりあえず後輩から貰った、レイアウト図とにらめっこし、後輩から頼まれている分を済ませようと

まずは、一つ目、思ったより混んではいなかったので、後輩に携帯で連絡をとりながら、買うものを

確認して、売り子さんに聞いたりしながら一件目完了。

あと、頼まれ物は、一箇所で「薄荷屋」というブースで

ある。

探しているが、中々見つからない・・・なるほど見つから

ないはずである。

なぜか外に向って出店している。

(人気のあるブースは、列ができるので外側に向いているとの事)

一旦外に出て、後輩から列が出来ているかもと聞いて

いたが、大した列ではないなと、最後尾と思っていた

ところに立っていると、前の人が、ここは最後尾では

ないとの事・・・?

じゃぁ、最後尾は?と聞いてみるとず〜と後ろと指差す

方角の先は、建物の壁がありわからない。

っで、指差す方に移動してみるとそれはそれは長い列が

出来上がっていた(^-^;)

ゆうに100mは、超えている・・・とほほ・・・

そうか!先ほど入場前に見ていた列はこれだったのか

と思い知る・・・(T-T)

列の最後尾に着くと「薄荷屋」のスタッフらしき人が、

一人1分かかっているから、あと2時間はかかると言って

おられる(T-T)

先ほど、入場に1時間、炎天下にさらされ、今また、

2時間炎天下にさらされようとしている。

まぁ、仕事で炎天下の中動いているよりは、楽だけど

何もせず、2時間立ちっぱなしというのも結構疲れる

かも・・・。

しかし、先ほどとは違って、今度は、座る事は許され

ない、とにかく列が伸びるので立って、前につめろと

しょっちゅう、指示が飛ぶ。

1時間経過したが、まだまだ、遠い・・・しかし、後方を

見ると私が最後尾に着いた位置まで、まだ、繋がって

いる・・・よくやる・・・そんなに売っている物が、いいもの

なのか?と思いつつ、さらに時間が流れ、やっと順番が

回ってきた頃には、グッズ関連は、うちわのみ、となって

いた。

うちわと残っている同人誌を片っ端から求め、建物の

中へ戻る。

 

1時間並んで、やっと入口が見えてきた

後にも既に長蛇の列が・・・

もう少しで・・・でも中々動かない

やっと、本来ここに来た目的の「堀江美都子私設FC Blue Angel」のブースを目指す。

程なくして、ブースを見つけ、予約していた分と、さらに土産用等に2セット買い込む。

青大将さんに売上状況を確認したが、まだ、それほど売れていないようであったが、予約購入者が多いので、

心配する事も無いかと思った。

でも、まだ、「ミッチ本」が残っていた・・・ちょっと寂しい気もする・・・いいものなのに・・・。

もう少し見て、企業ブースに行こうかと移動してみたが、相変わらず人・人・人である。

だんだんとコスプレイヤーも増えてきたが、あまり興味が無いので、ひたすら歩く・・・。

しかし、生地を見ていると結構ゴツイもので出来ている・・・暑いだろうなぁ・・・と余計な心配をしながら

企業ブースの方向に歩く人の渋滞が見えた。

思わず、気持ちが萎えてしまって、ここから立ち去る事に決定(^o^;)

相変わらず人ごみが苦手だ・・・ミッチイベントでは周りが気にならないから、問題ないけど、それ以外は

ダメ・・・(x_x)

 

先ほど「薄荷屋」の列に並んでいた時から、Zepp東京で意気投合した、村上さんから何度も連絡があり、

こっちへむかっているとの連絡を受けたが、その後、ここについたという連絡が入らない・・・村上さんは、

携帯電話を持っていないので、こちらからは、連絡が取れないので待つしかないのであるが、駅に到着して、

改札前のところで待ってみようと思ったら、偶然とは恐ろしや、なんと目の前に立っていた・・・全然気が

つかなかった・・・(^-^;)

とりあえず疲れ果てた私は、昼食も兼ねて村上さんとマクドナルドへ移動。

3月のEgg-Man以来なので、相変わらず話に花が咲く。

小1時間ぐらい経ったであろうか、とりあえず渋谷に向って移動する事にした。

渋谷への移動中、話に夢中になって駅を通り過ぎてしまっていた(^-^;)

まぁ、まだまだ時間があるので1周でもするか!っと腹を決めた時、ハッブルさんから、連絡を受けたが、

PHSにかかってきたのですぐ切れてしまい、携帯ですぐかけなおして連絡をとると、渋谷のホテルに

いるとの事。

急遽、山手線1周を中止し、早速、駅を降り渋谷に戻る事にした。

 

◆ 初対面 ◆

さて、渋谷であるが、久々な事もあり、中々ハチ公前に出れない(^-^;)

結局外をぐるっと回って、ハチ公前に到着。前回、3月に来た時は、こんなにまよわなかったのになぁ・・・

再度、連絡を取っていると、ハッブルさんの方が、先に私達を見つけたようで、こちらに近づいてこられ、

初対面と相成りました。

いつものごとく、初対面でありながら、既にメールや、私のHPのBBSで、やりとりしていたので、初めて

会う感じがしない。

暑いので、ハッブルさんの泊まっているホテルに入ろうと言う事になり、ホテルまで入ったが、フロントで

入室を断られ、仕方無しに、近くの喫茶店へ移動する事に・・・。

しかしその前に、山形から車に積んで持ってきていただいた、レアな品々を見せていただいて、喫茶店へ

入り、またもや話に花が咲いて、アイスコーヒー1杯で粘っていると、水を入れに来て、最後には、お茶が

出る・・・もう出て行けという事?と思い、店を後にし、会場である「ON AIR WEST」へ移動する事に

した。

私の勘違いから、途中、道に迷っている私達に、「ON AIRですか?」と聞いてくださる女性の二人組

が・・・「こっちですよ」と神の声が・・・思わず感謝の言葉を言って後を着いていく(^^;)

「ON AIR」は、迷っていた地点からすぐ近くに在った。

どうやら、わき道にそれている間に通り過ぎていたようである。

さて、KAKOぴょんのCDを受け取る為、今日2回目の青大将さんの元へ、ハッブルさんと私は、

CDを受け取り、いつものメンバーが見えるが、前の道が狭いわりに交通量が激しいので、とりあえず

その場から離れる事にした。

 

◆ 結成!アニソン女子部旗揚げ公演 ◆

しばらくするとチケットの順番どおりに並べているようなので、会場前に戻り、順番待ちをする。

会場に入るとEgg-Manとそう変らない広さか・・・2階があるが、スタッフだけのようである。

上がれれば、特等席だなぁ・・・と思いながらも待っていると普段着のミッチと大杉久美子さんが、

何と前説に現れた!

うれしい誤算であった。

予定より遅れているとの事で、帰りのことがチラッと脳裏を横切ったが、それどころではない(^^;)

さて、アニソン女子部のオープニングは、我らがミッチ!「ぼくらの勇気」で幕が切って落とされた。

いきなり、ノリノリの曲で会場は、一気に盛り上がる。さすがミッチである。

もう会場は、ノリノリである。

そして、ギャラクティカやKAN・BAN娘等、若手の紹介や、出演者の紹介などがあり、今回は、

他の出演者のファンもかなりいるので、それはもう、そのファンがどこにいるかは、すぐわかるといった

状況で、盛り上がりに盛り上がる。

そこへ、MIOさんのスパロボなみのノリでもうここは、スパロボ会場か?と思わせるくらいの場の

雰囲気であった。

なんか、スパロボの気分も味わえて、しかも大杉さんの名曲の数々を生で、聴けるなんて、もう感激の

嵐でした。

この企画は、もうこれだけでも成功と言える代物でしたが、さらにてんこ盛りといった感じのイベント

でした。

本当にこれて良かった!っと神様に感謝するばかりです(^o^)

そして、お約束のミッチのちょうちんブルマー姿!まさか、顧問のちょうちんブルマー姿まで拝めるとは

思いませんでしたが・・・(^-^;)やっぱり、ミッチの仕業か?(爆)

ただ、惜しむらくは、ステージが低いのでスタンディングの状態では、出演者の上半身しか見えないので、

時々、人と人との間から垣間見える事で確認できる状態でした。

他の出演者の曲は、あまり覚えていなかったのですが、ミッチは、MIOさんとの「デリンジャー」の

デュエットもこなし、そのまま、無理やりMIOさんを残して急遽「ボルテスV」をデュエットしたりと、

場の雰囲気を読み取りながら、ミッチ自身も楽しんでいるのではないかという感じで、当然、見ている

側も楽しくないはずは無く、再びスパロボ状態と化していきました。

しかし、めったに聞くことが出来ない曲や、レコード会社の垣根を超えた構成で、大変楽しませてくれ

ました。

そして、ミッチは、大阪のファンの集いでの約束、フラダンスも華麗に披露してくれて、もう満足の言葉

以外みつからない状況です。

今回の企画は、もう大成功というほか無く、ミッチのプロデュースは、さすがである。

とにかくみんなを楽しませてくれる。

しかも、全ての世代に対して配慮も完璧!ミッチのスポ根物が少なかったのは、まぁ、仕方ないけど

最後にミッチが見せた涙、もう一生忘れる事が無いでしょう!

しかし、これがビデオ化されればなぁと思っているのは私だけでは無いでしょうけれど、レコード会社など

の絡みがあるので、実現は難しいでしょうね。

だからこそ地方のファンの為に、全国展開していただけるように心から祈る思いです。

イベントが、終わった後、我に返った時は、あまりにも自分で盛り上がりすぎた為、声は、ガラガラ、

膝はガクガクで、歩くのさえままにならない状況となっていました(^o^;)

あっという間の出来事だったのですが、結構長い時間だったようで、既に21時を回っていました。

 

◆ イベント後の打ち上げ ◆

その後、赤エプロンさんの案内で沖田はじめさん、ハッブルさん、池田球太郎さん、一文字さん、あと

お名前を忘れちゃいましたが(^^;)、オレンジペコで編集されていた方とWVJさん、そして私の8名で

打ち上げに雪崩れ込みました。

今回、いつも音頭をとる青大将さんが、車で来ていた為、まとめる人もいないし、ちりじりになり、

(私の)時間も押してきたので8名で居酒屋に行く事になりました。

しかし、前回同様、30分くらいしか居られない・・・もっとゆっくりしたいなぁ・・・

こういうメンバーだと異常に盛り上がって、かなり長く楽しめるのになぁ・・・時は、無残にも過ぎ去り、

ビール2杯で退場しなければならなくなり、後ろ髪を惹かれる思いで、居酒屋を後にし、渋谷へ向うので

あった。

 

◆ 帰省ラッシュ ◆

新宿バスターミナルには、23時に到着したが、普段は、1台しか走らないのに、帰省ラッシュのせいで、

バスが増発されており、ちょっと戸惑ったが、13号車より11号車が後に着いたりしたものだから不安に

なり、何度も確認したりして、やっと私の乗る11号車が、来た時には、発車時刻の23時15分であった。

桜井着の時間を考えると、あまり遅れて欲しくは無いのだけれど、予定より15分遅れの出発となって

しまった。

単純計算で、いつも桜井に6時30分頃到着しているので、6時45分頃の到着だと、家に帰ると7時で、

家を出るまで40分と無い・・・シャワーは、絶対浴びたいし・・・。

という悩みは、全く次元の違う話となってしまいました。

そう、帰省ラッシュのせいで、本来、桜井に到着していてもおかしくない時刻で、なんと!まだ、鈴鹿に

居るではないか!・・・バイクでも1時間30分は、かかる・・・。

バスなら、もっと遅いだろう・・・。

っで、結局、桜井着は、2時間遅れの8時30分(T-T)

完璧に遅刻どころか、あと30分で会社が始まる9時ではないか!

仕方無しに会社に連絡して、午前中に勤務免除を申請して、昼からの出勤と相成りました。

しかし、今回のおのぼり3号放浪記は、コミケとアニソン女子部のみで放浪と呼ぶには恥ずかしい内容

ですが、何かと楽しかった1日でした。