★私は２年半ほど歯科で歯科助手として働きました。医療機関での
始めてのお仕事でした。このときは先生が金額を計算してくれていたので
請求事務を知らなくてもできたのです。歯科助手のお仕事は先生の横で
バキューム（唾液の吸い取り）・器具の準備・片付け・レントゲンの準備・
現像などです。もちろん治療中はずっと患者さんの口の中を覗いています。
とってもおもしろいお仕事です。
★いろんな歯と人★
ちょっとあぶない感じの患者さん・・・パンチパーマにそれっぽい服
「おぉ・・・やの字かな？」とちょっとドキドキしてました。そして先生が
麻酔を打ったときに「うぅ・・・」足がばたばたしてました。やっぱりこういう
人でも麻酔は痛いんだなぁとちょっとおかしくなりました。
２２歳の男の人なんですが、歯がぼろぼろ。まともな歯が一本もない
のです。ちびてしまってどうしようもない。若いのになんでかなーと
思ってたら先輩が「あれはシンナーのやりすぎやでー」と教えてくれました。
２２歳で総入れ歯っていうのもイヤですね。
５０歳すぎのおっちゃんが上下入れ歯を作ったものの、なかなか
馴染めない様子で「痛い、痛い」と１週間に２回は調整に来てました。
ある時「痛くてご飯も食べられへんわーホンマに」とぷりぷりして来ました。
いざ、診察となったのですが先生も私もビックリ！入れ歯にネギとご飯粒が
びっしりつまっていたのです。洗わされた私は泣きそうでした。
ずっと来ていた患者さんがある日「Ｃ型肝炎」ということが判明。
こればっかりはちゃんとゴム手袋をしないと感染したら困ります。
ちゃんと最初に教えておいてください。
★先生・・・★
歯を抜きますよね。腐ってる歯を抜いた場合って歯が崩れたりして
ぽろっと抜けない時もあるんです。一応ピンセットできれいにするんですが
先生が確認の為に穴を棒でグルグルかきまぜるんです。ちょっと鳥肌もんです。
小さな虫歯ならそこだけ削って埋めてしまいます。一応素材の色合わせを
して、へらでペタペタして紫外線を当てて固めます。この埋める素材を
歯の中に入れようとした時（患者さんは寝てる状態です）先生がへらから
それを落としてしまったんです。その行方は鼻の中・・・
先生と二人で笑っちゃいました。
★歯科助手★
知らない世界だったのでとっても新鮮なお仕事でした。
ちょっとご紹介します。
最初に全部の歯の状態をカルテに記入します。
「クラウン」かぶせもののことですね。いわゆる銀歯。
「ブリッジ」１本の歯が悪くなって抜いた場合、にせものの歯を
そこに入れて両隣の丈夫な歯にひっかけます。これのことです。
「Ｃ1〜Ｃ４」虫歯のことです。
「ぶぃ〜〜ん」あの音に身震いする人も多いはず。
でもたいしたことはやってないんですよ。口の中だから
大きく響きますけど、ちょっと削ってるだけ。平気平気♪
歯を抜く時の道具ってなんだと思います？
「ペンチ」なんです。ちょっとビックリしました。
麻酔はキシロカインっていうのを使ってました。液を注射器に
セットして空気を抜くために針の先を出してぴゅっと液をだしてから
またフタをするんですが、この時にまちがって手に刺しちゃったことが
あります。次の日までしびれてました。痛かった・・・
いらなくなった銀歯の行方って知ってます？詰めてあったのに
また虫歯ができたりして取ってしまったりします。それはゴミじゃ
ないんです。それ様にビンがあってそこにためて、その後１ｇいくらで
買いとってもらうんです。なんといっても銀ですからね。
ひどい虫歯なら神経を抜いちゃいます。その後をホルマリンなどで
消毒して綿をつめます。そして紙のようなものでフタをします。
その後何回かは神経を抜いた後から血などが出てこなくなるまで
消毒に来てもらいます。そしてきれいになったらニセの神経を
入れます。（この時につける液を練るのが大好きでした）
それから空気が入ってないかレントゲン撮影をして確認します。
その後きれいにつめます。
入れ歯や銀歯の型とりをする時ですが、お金持ちの歯医者では
足踏みの自動練り器（？）があるのですが、私の勤めた所は手動。
つまり手で必死でまぜまぜしまければいかなかったのです。
ゴムのボウルのようなものに粉・水を入れすばやくきっちり混ぜる。
これが難しいのです。私は手が小さいのでボウルがフィットしなくて
混ぜにくいのです。しかもすばやく仕上げないと固まってしまうのです。
混ぜて、たたいて空気を抜いて、型にへらで山盛りにきれいに盛る。
苦手でした。ほとんど先生にしてもらってました。
歯科助手のお仕事 番外編私が勤めた歯科は合計3つです。 最近新聞に載ってた記事を見てバラしちゃおうかと思い立ちました。
なんの記事かというと・・・「４５歳の歯科医が二十歳前後の雇ったばかりの歯科助手に個人教授？などといいつつ
セクハラをしまくって訴えられた。 歯科医は「それまでに何も言わなかったので自分に気があると思った」などと言っている」」
というもの。 アホかぁ〜〜〜 (ﾟoﾟ(☆O= バキッ 誰が自分の二倍以上もあるおっさんにアチコチ触られて喜ぶねん！！
せっかく決まった仕事をクビになるのが恐いから我慢しとんのじゃ〜〜〜！！ ⊂・ )＼ｑ(｀o´)~*ρ アチャー!! ってなもんです。
実はわたしが行ってたとこもありまして・・・もう古い話やしバラしても大丈夫やんなぁ・・・
私がそこに入って初めての日・・・そこの歯科助手は同じ時間帯で２人が勤務。ペアとなる先輩が教えてくれたこと。
「先生に必要以上に近づいたらアカンで！」
なんで?(゜＿。）？（。＿゜）？と尋ねてもニヤリと笑うだけで教えてくれなかった先輩・・・しかしすぐに意味はわかったのだった。
歯科助手という仕事は患者さんの頭を挟んで先生とけっこう密着している。 そこのチェアーは完全にベッド型だったため、
先生は下にガラガラのついたイスで自由に助手の側に来れるのだった。 患者さんのイスがナナメなら邪魔になるんだけど。
一番最初に助手としてついた時・・・・先生は私の太ももをナデナデ・・・・とりあえず私も気弱なもんで動揺した。まだ若かったし。で、
バチッッ と軽く叩いた。 先生はかなりびびったようでその後すねて口をきいてくれなかった（笑）
そのコトを先輩に言うとゲラゲラ笑って「やっぱりね〜」と一言。 聞くとみんなアチコチ触られてたらしい。気色わりー。
そこで働いてた一番年長の３0代の人は器具を洗ってる時にお尻を触られ、ちょうど機嫌が悪かったせいもあり肘鉄をくらわしたそうな。
しかもその人は少林寺の有段者。けっこう痛かったかも(笑） それ以来先生はその人を「あのおばさん」と影でこっそり言ってたらしい。
もう１人も胸を触られたり色々あったらしい。 そして私とペアの先輩。 これがまたすごかった。一番のお気に入りとは聞いていたが
「タダで治療してあげる」とチェアーに寝かせ、治療しつつも白衣をお腹までまくりあげたらしい・・・
それで逃げれたのか深くは知らないが、そのまま勤務してる彼女ってスゴイと私は思う。 キスもされたらしいし。（吐きそうやわ）
やはり一番始めが肝心だったようで私は最初の一度だけで2度と触ってもらえることはありませんでした♪
その他にも患者さんが持ってきてくれたお土産「スタッフの皆さんでどうぞ」と言ってもらっても全部先生が1人占め。
持って帰って家族のお気に召さないものはまた戻ってスタッフ行きという・・・ケチっぷり。 ムカムカ。
ケチだから患者さんごとに替えるはずのティッシュも水滴がついてなかったら次の患者さんにリサイクルとかね・・・
これは別の歯科でもそうでした。 ここの場合はタオルを顔にかけて水が顔に直接はねるのを防ぐんだけど、開院直後で超貧乏で
タオルが数枚しかなかった。 で、前の患者さんのヨダレとかついてるだろうな〜と思いつつ同じタオルを使いまわし。
ボールペンなどの文房具もなくって私が仕方なく寄付したという・・・ここは1ヶ月で即辞めました。
その先生の服ってクリスチャンデ○ールとかのブランドもんとかでも虫食いがあったり、毛玉だらけだったり・・・しかも
お風呂に入ってないのか臭かった・・・ なのに黄ばんだ白衣・・黄衣？を洗わされ、アイロンがけするのはかなり苦痛でした。
腕も悪くって、入れ歯の調整とかすっごく下手でした。 銀歯入れた後に赤い紙噛ませるんだけど、1回でうまく調整できなくって
赤い紙は何度も噛ませるもんだからすぐに使えなくなるし。。。 （赤い紙を噛んで上下のどこが当たってるかを見て削る）
私はここの先生を見て「あぁ・・・歯医者って誰でもなれるのね。」などと思ってしまったほど。 あんまり命に関わりないしね（笑）
まだヤバイ話はありますがまた今度・・・ 違法な歯医者さんの話です。
