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 商品番号w619

  木地春日(安居屋)盆

 
 春日社の安居屋にて供物を載せた台です。

 ケヤキのような一枚の木で出来ています。

 江戸後期の作なのか漆は施されていません。

 きっちりした字で春日盆と彫られています。

 板状の足は前後交互アリ桟で差し込まれ、

 片側の押さえ栓が外れています。

 周囲はやや広い入り隅の縁を

 丁寧に廻らせています。

 興福寺の僧が七月一ヶ月参籠していました。

 多聞院日記には天文十九年七月一日から

 二十九日までほぼ毎日参籠しています。

 寛政四年の消失後、明治の廃仏毀釈に

 あいその後安居屋は再建されていません。

 江戸時代

 長さ 42.4cm 奥行42.0 cm 高さ 9.1cm

      \ 154,000