ホテルのロビーにはきちんと私たちの宴席名が掲げられていました。ここのホテルの宴会場は奈良に縁のある地名がつけられている部屋がいくつかあり、その中で「生駒の間」が今回の学年同窓会の会場になったのも何かの縁を感じます。個人的には「二上の間」で開催されている「リコーダー勉強会」が気になるのですが…。
ちなみに参加者の中で一番早くに会場入りしてくれたのは博多から参戦の安田君でした。
開会の挨拶の次は主賓の先生からのご挨拶を頂きました。今回飯田先生と池田先生にお越しいただくことができました。卒業して16年経ちましたが、やはり受付に先生方がお見えになるとピンと背筋が伸びますね(笑)。いつまで経っても、我々は生徒で、先生は先生なんですね。
お二人の先生からのお話では、やはり私たちが在学していた時代とはいろいろ変ってきているようです。「10年ひと昔」と言いますが、16年も経てば先生も生徒も親も、そして社会の環境も変わりますからね。ただ私たちは、いつまでも「あの当時の先生」でいて頂きたいです。
先生方からご挨拶を頂いた後は、ようやくお待ちかねの乾杯です。乾杯の発声は、同窓会の学年幹事でもあり元「生徒会長」の兵庫君です。兵庫君は研究のためのアメリカ留学を終え、現在は大学で研究者として、また講師として教壇に立っています。風貌は「ケツメイシのリーダー」狙いなのか「ケンコバ」狙いなのかは定かではありません。
ただ今回も幹事として、前日も夜遅くまで打ち合わせに付き合わせてごめんね。どうも夜の時間感覚が「独身貴族モード」なもので。またよろしく!。
先日はありがとうございました。盛会でよかったですね。
帰りの電車の中で、おっさんが花束もっていると「退職しはったんや」という顔で見られました。最近くそまじめな職員室にウンザリしやる気をなくしていましたが、同窓会に出て卒業後はじめて会った教え子と話をしていて、教師という「雑用係」も悪くはないと思いました。教師である以上、いくら鬱陶しくても、現場にいるべきだと痛感しました。そう思いなが歩いていると夜道でこみ上げてくるものがありました。老骨に鞭打って、「生涯一捕手」として来春から担任団に戻ろうかなと、けなげに考えています。秋になったら気が変わっているかもしれませんが。