ＷＥＢドラマ−必殺の転校生魔人学園編−第２幕
効果音「どんっ！」
ナレーション「歩き出した途端、龍麻は誰かとぶつかった」
紗夜「きゃっ・・・」
龍麻「わっ！・・・君、大丈夫？」
紗夜「は・・・・はい・・・あの・・・ごめんなさい・・・」
龍麻「（か、可愛い……もろ好み〜〜〜）」
ナレーション「龍麻がそんな事を考えていると何故か後ろから恐ろしいほどの殺意を感じた。」
龍麻「ぞくうっ！な、なんだ・・・？（・・・後から思えば、俺はこの時にこの娘をあの恐ろしい女から守ってやらなくちゃ、そう思ったんだよな。）」
葵「うふふふ。緋勇君、その子は誰なのかしら？（にっこり）」
紗夜「（葵を完璧に無視して）お怪我はないですか・・・？」
龍麻「あ・・ああ…、大丈夫（かわいい〜！！）」
紗夜「あの・・・よろしかったら、お名前を教えて頂けないでしょうか？」
龍麻「ん？ああ、俺は緋勇龍麻だよ」
ナレーション「その時どこからゾンビが襲い掛かってきた！！」
龍麻「危ない！」
ナレーション「龍麻は、とっさに少女を抱きかかえてかばった。」
龍麻「ぐっ・・・！」
紗夜「緋勇・・・さん・・・」
龍麻「だ…大丈夫だった？」
小蒔「ひっ、緋勇君、大丈夫？（うーん、そろそろ面白い展開が欲しいところだなア）」
雷人「なんだなんだ？さっきから俺サマの根城で騒いでるのはあんたたちか？」
伊周「おほほほほほ。ばれちゃ仕方ないわね。」
葵「オカマ・・・醜いわ・・・菩薩アイズを自然と逸らしてしまうほど・・・」
龍麻「おまえか！ゾンビを操っているのは！」
伊周「酷い！！アタシが何したって言うのよ！？」
ナレーション「伊周は泣きながら走り去って行った。」
龍麻「なんか・・・真神に来てから変なやつばっかり出てくるなあ・・・」
紗夜「あ・・・あの、私、もう行かないと。緋勇さん、ありがとうございました。また・・・会えるといいですね」
龍麻「もちろん！」
葵「うふふふ、残念ね（これで邪魔者は消えるわ・・・）」
ナレーション「葵が邪推をしていたその時、辺りに轟く女性の悲鳴！」
秋月「ぎょえ〜〜〜！！」
龍麻「（な、なんか叫び方が色気ないけど、女の子？＾＾；）」
秋月「これでも一応女性です！！！（ＴＴ）」
葵「（邪魔する者は誰であろうと許さないわ・・）」
龍麻「（悪女め・・・藤崎し○りを超えたな・・・）」
雷人「そんなことより、何で悲鳴を？」
秋月「鴉の群れに襲われて・・・」
効果音「カーカー カーカー」
小蒔「わっ、いっぱい来たよ！」
京一「チッ、とにかくコイツラをかたずけるのが先ダゼ！」
紗夜「シソファ〜！」
ナレーション「紗夜の歌声が、無数の鴉たち全てを一瞬にして沈黙させた。」
龍麻「あっ、君は・・・」
紗夜「緋勇、さん・・・また、会えましたね（ハート）」
ナレーション「そうだね・・・・・」
龍麻「（俺のセリフを取るなってナレーション）」
京一「なんだよ緋勇、いつのまにこんな可愛い娘と知り合いになったんだ？」
龍麻「いや、さっき知り合ったばかりなんだ。・・・そうだ、君の名前、まだ聞いていなかったな」
紗夜「あっ、ごめんなさい。私・・・比良坂紗夜、っていいます」
龍麻「比良坂か・・・、よろしく。」
紗夜「はい緋勇さん、よろしくお願いします。」
龍麻「さて、鴉の群れも大人しくなったことだし、渋谷に来た目的を果たすとしようか」
小蒔「目的って何だっけ？」
京一「この鴉じゃなかったか？」
醍醐「佐久間を探しに来たんだろうが・・・」
龍麻「佐久間なら居るよ。喋れないから気付かないけど。」
醍醐「何ッ？・・・では、何故マリア先生は佐久間を探せ、なんて言ったんだ？」
京一「『必殺の転校生』だと噂されているお前の実力をためしたんじゃねーか？」
亜里沙「あなたたち、強いのね・・・」
龍麻「あぁ・・・亜里砂、君の美しさには・・・この俺も弱いのさ。」
亜里沙「ほーっほっほっほ。それは当然の事ね」
京一「なんか違うだろ・・・っつーか、何でひーちゃんこのケバいねーちゃんの名前知ってんだよッ？」
ミサ「うふふふふふ〜、ミサちゃんの占いに、おまかせ〜」
雷人「龍麻サン、あの人も知り合いなのか・・・？」
龍麻「ああ、とっても頼りになるオカルト研究会部長さんだ！」
ミサ「こっくりさ〜ん、こっくりさ〜ん」
紫暮「ハ〜イ☆みんなのアイドル兵庫ちゃん☆只今登場よ！別名はこっくりさんらしい！」
葵「うふふ・・・（なんなの？この暑苦しすぎる上に変態な男は！？）」
紫暮「こっくりさんのお告げを告げるわよ☆・・・・・今日の蓬莱寺のパンツは熊さん！」
龍麻「本当か、京一！（既に呼び捨て（笑））」
京一「くっ・・・まずったぜ・・・」
龍麻「本当にそうなんだな・・・パンダだと信じてたのに！！」
ミサ「うふふふ〜、ミサちゃんは、何でもお見通し〜」
醍醐「（こ、怖い・・・）」
葵「（さすがミサちゃん…やるわね。）」
舞子「闇は光に〜、光は影に〜」
ミサ「影は還りし、環のなかへ〜」
八剣「グギャアアアアアアーッ！」
龍麻「うわっ・・・なんか潰れてる。京一、見るなよ？」
壬生「・・・失礼、これは持って帰るよ。では、また・・・」
龍麻「なんか前にもこんな事があったな・・・」
雷人「だーっ！おまえらみんな渋谷から出てけ！！」
葵「んっもう、雷人君ったら、そんな事言うとつねっちゃうから♪」
京一「『つねる』とか言って、ジハードはやめろー！」
効果音「ドッカアアアアーン！」
ナレーション「雷人は程よく焼けて、何処となくおいしそうな匂いを漂わせている・・・」
龍麻「うぐぐぐ・・・」
ナレーション「他のメンバーも軒並みダウンし、立っているのは最早紗夜一人であった」
葵「（チッ。一番肝心な小娘を殺り損ねるなんてッ！！）」
紗夜「緋勇さん、大丈夫ですか？今治療しますから・・・」
ナレーション「紗夜の優しい歌声が、龍麻の傷を癒していく」
龍麻「有り難う。おかげで大分楽になったよ。なんだかお腹が空いてきた。ラーメン食いに行かない？」
アン子「いいわね、んじゃ行きましょ」
アラン「おいおい、おいどんを忘れてもろうては困るばい。おいどんも連れていってくればい。」
さとみ「それじゃ、今度こそ行こうか。」
アン子「あんたも行くでしょ、柊くん」
柊「え！？い・いや僕はラーメンアレルギーで・・・」
アン子「何それ？別にチャーハンとか餃子とかもあるでしょ。いいから来なさいよ（ずるずると腕を引っ張る）」
ナレーション「みんなが歩き出そうとしたそのとき、裏路地から悲鳴が！」
読み終わったら、続編の執筆をお願いします。