WEBドラマ−必殺の転校生魔人学園編−第1幕


鳴瀧「龍麻君。君は真神学園に行かねばならない」
龍麻「東京、新宿の、真神学園・・・・・・」
鳴瀧「そうだ!君は”必殺の転校生”として、あの問題校に乗り込むのだ!」
龍麻「ちょ、ちょっと待って下さいよ。あの魔人学園に行けっつうんですか!?」
鳴瀧「これも宿星か・・・骨は拾ってやるぞ」
龍麻「勝手に宿星の所為にしないで下さい!!俺は嫌ですよ」
鳴瀧「ほう。拳武館に逆らう気かね?」
龍麻「・・・・・・行きます(ToT)」
ナレーション「そして、ひーちゃんが真神学園に転校する日がやってきた。」
龍麻「・・・・・・・・・俺って・・・不幸?(溜め息)」
ミサ「うふふふふ〜、あなた、死相がでてるわよ〜」
龍麻「あ〜、なんか幻聴まで聞こえてるし」
マリア「あなたが龍麻くんね?よろしく。私が担任のマリアよ。」
龍麻「(F85か…)」
マリア「龍麻クン、それでは私はただのデブだわ。F70と訂正してくれる?」
龍麻「な、何故心の中で思ったことがわかったんだ。何者だ、あんた!」
マリア「ふふふ…貴方のことなら何でも知ってるわよ」
醍醐「(・・・できる!)」
龍麻「わあ!なんだこの熊男は!」
醍醐「熊ではない、虎だ!しかも白!」
龍麻「そんなにリキまなくても・・・。ただの冗談じゃないか。」
「うふふ・・・(いいわねこの子・・・今度の獲物は彼が良いわ)」
龍麻「あー、そこ。かって決めてないように!それと、「この子」呼ばわりはやめれ」
「うふふ、私の心理を読むとはやるわね」
マリア「挨拶はこれぐらいにして、本題に入るわよ。龍麻クン、あなたには行方不明になった佐久間という生徒を探してほしいの」
龍麻「へ?なんでオレが?」
マリア「あら、聞いてない? 鳴滝サンに頼んだら「拳武館を動かすには予算が足りないけど、なんとかしましょう」って言って下さったんだけど」
龍麻「(あのオッサン…下心がミエミエだぜ)」
京一「よぉ!なんの話してんだ?」
マリア「あら、蓬莱寺くん。ごめんなさいね。彼の紹介は後でしてあげるから。今は大事な話なのよ。」
京一「ちぇ〜、つまんねーの!」
龍麻「ところで、その行方不明の佐久間君とやらは、どんな奴だったんだ?」
マリア「う〜ん、そうね。一言で言えば・・・。」
龍麻「一言で言えば・・・・・・・?」
京一「古き良き時代の遺跡…かな。あんなにわかりやすいツッパリなんて、天然記念物モノだぜ(笑)」
龍麻「へ〜、なんだか面白そうな奴なんだな」
京一「お、面白いって・・・俺に言わせりゃお前の方が面白いぜ」
龍麻「ま、とりあえずそいつを探しに行こうか」
ナレーション「と、何故か京一の腕をつかみ、ズルズルと引きずってゆく。」
京一「へ?お、俺も?お、おい!えっと…?」
龍麻「ああ、そういえばまだ名乗ってなかった?緋勇龍麻だ。よろしく。」
京一「へ?あ、ああ俺は蓬莱寺京一だ。で、緋勇よ。なんで俺も行かなきゃいけねぇんだ?」
龍麻「だって、どこに行けばいいのか分からないから・・・」
醍醐「では、渋谷にでも行ってみるか。俺も付き合おう」
「あなた達だけだと心配だから、私も行きます」
小蒔「ボクも行くよっ!」
龍麻「じゃあ、渋谷にラーメンでも食いに行こうか?」
京一「ってコラ!探しにいくんじゃねーのかよ?」
芙蓉「白い〜ブランコ〜♪HEY!乗ってるかい!?」
効果音「がごっ!」
御門「私の式神が暴走したようですね。持って帰りましょう、それでは失礼」
龍麻「なんだったんだ・・・?まあいいや、行こうぜ」
ナレーション「そして舞台は渋谷へと移った」
読み終わったら、続編の執筆をお願いします。


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